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卒業生の声

短大卒から大学編入を経てMBA取得。学び続ける大切さ

短大卒から大学編入を経てMBA取得。学び続ける大切さ

高橋 真紀子さんTAKAHASHI MAKIKO

  • 通信
  • 経験有
  • 情報・通信

ご経歴、年齢はインタビュー時のものです。

LinkedInで働きながら、リーダーシップやマネジメントスキルの強化をめざした

これまでのご経歴をお教えください

地元の短期大学卒業後、インテリア会社に就職しました。4年ほど勤めた後カナダへ語学留学し、その後は東京に出てIT企業を中心に勤務します。そこではバックオフィス系の仕事だけでなく、プログラミングやWebデザイン等さまざまな職種を経験しました。その後、不妊治療に専念するために退職すると同時に通信制の大学へ編入します。長男と長女を出産し、学位も取得。6年間の仕事のブランクを経てeラーニングコンテンツを手掛ける企業に就職し、コンテンツマネージャーやプロデューサーとして経験を積みました。このとき勤めていた会社が、eラーニングサービス「Lynda.com」と「LinkedInラーニング」を提供していたつながりから、サービス移管に伴いLinkedInに移籍し、現在に至ります。移籍1年後にUMass MBAに入学し、さらにその2年後にはにはシニアコンテンツマネージャーに昇格しました。

お勤め先の業界が、どのようなビジネスモデルかをお教えください

大きく分けて4つのサービスを提供しています。
    LinkedInタレントソリューションズ
  • 採用支援と人材育成を目的とした総合的なサービスであり、リクルートツールや求人広告のほか、LinkedInラーニングを通じた社員教育・スキル開発も提供しています。
    • LinkedInマーケティングソリューションズ
  • LinkedInユーザーに向けたターゲティング広告を提供し、主にBtoBマーケティングに活用されます。
    • LinkedInセールスソリューションズ
  • Sales Navigatorを活用し、営業担当者が見込み顧客を効率的に見つけられるよう支援します。
    • LinkedIn Premiumアカウント
  • 個人ユーザー向けのサービスで、キャリア支援、ビジネスネットワーキング、セールスサポートを目的としています。
  • LinkedInは現在、11億人以上の登録者を有しています。私たちは、すべてのメンバーがLinkedInを通じてさらに活躍できるよう、日々より良いサービスの提供に努めています。また、私の所属するLinkedInラーニングの制作部門では、2024年8月に世界で3つ目のラーニングスタジオが東京にオープンしました。日本のリスキリングの推進に貢献できるよう、会社としてLinkedInラーニングにも力を注いでいると実感しています。 さらに、LinkedInのプラットフォームでは、2021年からは履歴書に「専業主婦・主夫」を追加できる機能がグローバルで搭載されました。ほかにも「キャリアブレイク」という項目を作り、介護や育児等で勤務から離れた場合はブランク扱いにならないようにするなど、ビジネスへの復帰を目指す人へのアプローチも行われています。会社として、ダイバーシティ、インクルージョン、ビロンギングをとても大切にしています。

    ご担当の職種の業務内容をお教えください

    LinkedInラーニングのコンテンツを制作するチームである「コンテンツ戦略チーム」で、シニアコンテンツマネージャー兼プロデューサーをしています。主な業務は次の内容です。
      コンテンツ戦略の策定:
  • ユーザーのニーズや市場のトレンドに基づいた教育コンテンツの計画を立てます。
    • 講師のリクルート:
  • 戦略に基づき、専門知識を持つ講師を選定・採用しています。
    • コンテンツの開発と管理:
  • 講師と一緒に新しいコースの制作、既存のコンテンツの更新・改良を行い、品質を確保します。どのタイミングでどんなコースを作るかはもちろん、コースに合わせた講師の採用、原稿、スライド等のチェックなど、ひとつの講座を講師と一緒に作り上げる、まさにプロデュース的な業務内容になります。
  • なぜMBA取得を考えられましたか?きっかけと課題感をお教えください

    通信制の大学でビジネスを学んだこともあり、以前からMBAに対する憧れがありました。具体的にMBA取得を考えた理由としては、仕事において人との関わりが非常に重要であり、効果的な仕事の進め方を学びたいと感じたからです。これまで後輩や派遣社員の指導は経験しましたが、直属の部下を持った経験はなく、自分の将来を考えたときに、リーダーシップやマネジメントスキルを強化する必要性を感じました。MBAプログラムを通じて、これらのスキルを体系的に学び、より高いレベルでのプロフェッショナルなマネジメントができるようになりたいと考えました。 また、ビジネス全体をさらに深く学ぶことで、自分の部署で起こっていることだけでなく、会社全体で起こっていることをより包括的に理解し、戦略的な視点から分析できるようになれば、目の前で起きていることだけに目を向けるのではなく、会社のビジョン・ミッションに沿った、もっと大きな視野で意思決定を行い、目標達成に向けた具体的な戦略を策定・実行できるようになると考えました。

    どういう活用イメージをもって取得を決断しましたか?

    主に3つありました。一つ目は、ビジネスを体系的にさらに深く学ぶことで、仕事に活かせる知識やスキルを包括的に取得すること。通信制の大学で基本を学びましたが、家で自主学習的に学ぶ時間が多かったこともあり、もっと深く学びたいという思いがありました。二つ目は、英語力の強化です。外資系企業に勤めていますので当たり前に英語を使って仕事をする人たちがたくさんいますから、その方々に比べるとどうしても自分の英語力が足りないように感じていました。じゃあどうやって英語力を上げようかと考えたときに、単純に「英語を学ぶ」のではなく、「英語をツールとして学問を学ぶ」ことが有効なのではないかと思いました。最後に3つ目は、リーダーシップ力の強化です。

    オンラインであれば、子育て中でも学び続けられる

    スクール選びの優先順位とその理由は?

    わたしが考えた優先順位は以下のとおりです。
      各科目を英語で学べること
      仕事・子育てをしながらでも授業に参加しやすいこと
      国際認証を取得していること
    まず、活用イメージでもお話ししたとおり英語力を上げたかったので、英語で学べることを第一前提としました。そのうえで、仕事や子育てをしながら卒業できるカリキュラムであることが必須でした。常に通学が必要だったり、短期の現地留学が必要だったりすると、継続が難しくなってしまいます。UMass MBAにはお子さんがいる方の卒業生記事もあり、実際にわたしの同期にも子どもが生まれたばかりの方やシングルマザーの方がいらっしゃったりして、大変励みになりました。最後に、アメリカの外資系企業に勤めていることから、アメリカの認証を受けていることもポイントでした。

    なぜ海外MBA、かつAACSB取得の米国MBAである必要がありましたか

    厳格な評価基準を満たしたAACSBを取得しているため、カリキュラムに信頼性があると考えました。あとは先ほどもお話ししたとおり、所属しているのが米国企業だからです。言語としてもイギリス英語よりはアメリカ英語に馴染みがあるため、米国MBAを選びました。上司も米国人で、普段から仕事で英語を使用することが多く、入学時のTOEICスコアも955点でしたので、英語には抵抗はありませんでした。 また、オンラインであり子育てしながらでも学べるので、ありがたいと思いました。

    許容できる費用とその考え方をお聞かせください

    現地でMBAを取得する場合、総費用が2,000万円以上かかると聞いています。子どもの習い事や将来のための貯蓄を優先しているため、自分自身に自由に投資する計画はありませんでした。しかし、アビタスが提供するUMass MBAプログラムは非常にリーズナブルで、海外の名だたるMBAプログラムと同じカリキュラムを受講できる点を考えると、アビタスが提供するUMass MBAは非常にお得だと感じました。

    基礎、上級の二段階式カリキュラムをどう受け止めましたか

    とてもよいシステムだと思います。やはり、普段使っているビジネス英語と、アカデミックで使用する英語は全然違うと感じました。最初からすべて英語で授業を受けるのに不安があったので、まずは日本語で学べる基礎課程があることで、安心して授業に参加することができたのがよかったです。基礎課程で基礎知識を得ることができ、上級過程に進む準備が十分できました。

    一つひとつの科目にじっくり向き合いながら取り組んだ

    印象に残っている科目とその理由は

    基礎課程では「Marketing Fundamentals(マーケティング基礎)」が印象に残っています。ケーススタディを通じて、戦略計画やブランド戦略、流通/価格戦略などの概念を押さえながら、激しい競争下で企業が取るべきマーケティング戦略を学ぶ授業です。実際に10ページに及ぶマーケティングプランを作成したのもよい経験になりました。初めて取った科目だということもありますが、マーケティングの基礎だけでなく、どういう風にレポートを書くのか、どういった英語のフレーズを使うのがよいのかなど具体的なアドバイスをもらえたことが、その後別科目のレポート作成にも役立ちました。 上級過程の「Managing Global and Workforce Diversity(ダイバーシティ経営)」は、自分自身を見直すきっかけになりました。わたしの勤めている会社ではダイバーシティについて学ぶ機会が多くあり、よく理解しているという自負がありました。しかし、アカデミックな視点からダイバーシティを学ぶことで、自分はダイバーシティについてまだまだ理解不足で、気づかないうちに思い込みや偏見があったのではないかと気づかされました。組織やチームのパフォーマンスを最大限に生かすには、自分と似たような意見をもった、自分にとって居心地のいいと感じる人だけと仕事をするのではなく、さまざまな意見をもった人や、時には自分と異なる考えをもった人とも関わりあうことが大切だと気づかされました。 同じく上級過程の「Managerial Leadership(リーダーシップ論)」では、実際に一緒に仕事をしている同僚2人から、わたしのリーダーシップについてインタビューしたことが印象に残っています。普段直接フィードバックを得ることがないので、自分が当たり前にしていた言動が実は強みなんだということに気付けました。仕事柄リーダーシップが強く求められていることもあり、その後リーダーシップのコンセントレーション(専攻)も取得しました。

    多業種、職種の同期との学びはどうでしたか

    普段の仕事ではなかなか接点をもつことができない、さまざまなバックグラウンドを持った方々と一緒に学ぶことは、大きな刺激になりました。特に医療関係の仕事に就いている方々と一緒に授業を受けることが多かったので、こういう世界があるんだと視野が広がりました。

    英語でのアウトプットに苦労しませんでしたか

    もともと英文を書くことに慣れていたので、アウトプットにはさほど苦労しませんでした。上司は米国人ですし、さまざまな国を出身とする同僚とも普段から英語でやり取りしていますので。レポートを書く際は、難しい英単語や熟語を使用するではなく、構成をしっかり組み立て、自分の意見を自分の言葉でわかりやすく伝えることに注力しました。ただ、日本語が母語ですから、毎回レポートを書く際は、まず日本語で自分の考えを箇条書きでまとめることで骨子を作り、それをもとに英語で文章を作成していく作業を行いました。最初から英語でアウトプットするよりレポート作成に時間がかかったかもしれませんが、自分の納得いくものを作成するには必要な作業でした。

    入学前の期待値にあっていましたか

    あっていました。コロナが猛威を振るってすぐの入学となり、基礎課程がすべてZoomで行われることとなりました。それ以前は、オンタイムで授業に参加するには教室へ行かなければなかったようなので、もともと教室に毎週足を運ぶのが難しかったわたしにとっては、とてもありがたかったです。基礎課程の授業では、科目によって授業中に少人数でディスカッションする機会や、みんなに自分の意見を発表する機会も多くあり、教室にいるのと遜色なく積極的に参加できました。 また、最長5年間在籍できるというのも本当にありがたかったです。上級過程では一つひとつの科目をしっかり勉強したかったので、毎期1科目ずつ履修しました。このようにじっくり取り組めたのも、在籍期間がじゅうぶんにあったからです。在学中にキャリアコンサルタントの資格を取ったのですが、このときも一時的に受講を休みました。仕事の一環で学生のキャリア相談に乗った際に自分の実力不足を感じ、ノウハウを学びたくなったんです。こういった柔軟な学び方にも対応できたおかげで、ただ単に科目を履修して終わらせるのではなく、一つひとつの科目に深く向き合えましたし、仕事との両立もできました。

    「この人は凄い!」と感じた学生(同期に限らず)はいましたか?

    いました。ある科目で4人のグループで特定のお題に関するレポートを作成する必要があったときです。主にTeamsでやり取りしながら作業を進めていきましたが、時折意見の相違が生じ、相手を傷つけかねない発言が飛び交うことがありました。わたしはそのような状況で積極的に介入することをためらっていましたが、グループの一人が毎回前向きで、誰も傷つけないコメントを入れたり、具体的な解決策を提示したりしてくれました。そのおかげでグループ全体が円滑に協力し合い、最後まで一丸となってレポートを完成させることができました。彼の前向きな姿勢と率先して行動する力は、チーム全体によい影響を与えました。彼の言動や行動に感銘を受けたわたしは、その後の科目でのグループワークでも彼のやり方を参考にし、自分もそのように行動するように心がけました。

    積極的に自分の意見を伝えられるようになった

    入学前の課題感と活用イメージは叶いましたか

    はい、特にリーダーシップ力は強化されたと感じます。MBAプログラムを受講する前は、人前で自分の意見を発言することに躊躇することが多かったです。しかし、MBAを通して、さまざまな人がいてさまざまな意見があることが当たり前で、アイデアに間違いはないということに気づけたので、自然とチームメンバーに自分の意見を積極的に伝えられる場面が増えてきました。実際MBAプログラムに参加してすぐにマネージャーから「You have changed a lot.」と言われ、さまざまな責任のある仕事を任せてくれるようになり、仕事振りを評価してくれることが多くなりました。

    同期生とのコミュニケーションは続いていますか

    はい、今でも連絡を取り合ったり、時々食事に行ったりしています。同期生に会うとあのときは毎回授業が大変だったと懐かしく話しますが、卒業してからは毎日仕事に追われているので、逆にどうやって仕事と勉強を両立していたのか、お互いに不思議だと話しています。

    学びが実務にどう役立っていますか

    MBAで学んだことで、物事をさまざまな視点から見る目を養うことができました。その結果、一つの意見だけに固執することなく、さまざまな考えを柔軟に取り入れることができるようになりました。

    学位がキャリアアップ、転職に活きていますか?

    直接的に転職等のキャリアアップをしたわけではありませんが、MBAで学んだことが無意識に仕事に活かされることで、自分の仕事のやり方が変わり、結果、自分の評価によい影響を与えていると感じています。

    これから目指す方へのアドバイス、激励をお願いします!

    アビタスが提供するUMass MBAプログラムは、子育て中の方でも参加しやすい仕組みがそろっています。わたし自身、MBAプログラムに申し込む前は、子育てとフルタイムの仕事を両立しながら勉強できるかどうか、不安でいっぱいでした。しかし、事前に事務局に質問し、疑問点を解消することで、その不安も和らぎました。みなさんもなにか不安なことがあれば、事前に問い合わせてみてください。 また、学ぶことに年齢や性別、学歴は関係ありません。学びたいと思ったときが学ぶときです。自分への投資はきっと将来自分に返ってくると信じ、新しい扉を開け、MBAにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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