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卒業生の声

MBAはまさに“頭に汗をかく”課題の連続。仲間や先生と乗り越えた経験はかけがえのない財産。

MBAはまさに“頭に汗をかく”課題の連続。仲間や先生と乗り越えた経験はかけがえのない財産。

児玉 友里さんKodama Yuri

  • 通信

ご経歴、年齢はインタビュー時のものです。

UMassでの学びと経営層との業務を通じて、自らの“価値”や“在り方”を根本から問い直すようになった。

これまでのご経歴をお教えください。

同志社大学商学部を卒業後、「人々の健康に貢献する仕事がしたい」との想いから製薬企業に入社。社会人としてのキャリアはMR(医薬情報担当者)としてスタートし、顧客との信頼関係を大切にしながら業務に取り組む中で、全国上位0.05%にランクインする10期連続の業績達成や、新製品総合売上全国4位といった成果を挙げました。 その後、本社マーケティングおよび新入社員教育研修の担当を経て、全国で最も平均年齢の若い営業所の所長に就任。当時の女性最年少所長として着任し、人財育成や組織風土の醸成、業績達成に力を注ぎました。そのなかで、「これまでの経験や思考の枠を超えた視座と判断力が求められている」と強く実感するようになります。 次に従事した本社での営業戦略マネジメントでは、方針策定や部門横断のプロジェクト推進、予算管理、供給課題への対応など、多岐にわたる責任を担いました。これらの業務を通じて、「目の前の発生している業務に留まらず、ビジネス全体を俯瞰し意思決定できる力を身につけたい」という思いが芽生えていきました。そんな中、尊敬する先輩や同僚がMBAの知見を活かし活躍する姿に刺激を受け、「いつか自分も」と学びへの意志を強めていきました。 ちょうどその頃、社内で代表取締役直属の戦略サポート職の公募があり、挑戦を決意。同時に、これを機にMBA取得を決意しました。このポジションでは、研究・開発・製造・販売・コーポレート部門を横断し、日本事業の全体課題の解決やレピュテーションマネジメント、業界活動などに携わる、高い視座と判断力、そして実践的な課題解決・コミュニケーション力が求められました。 社内の副業制度がスタートしたのを契機に、改めて将来を見据え、「自分には突出した専門性がないのでは」「本当にこれからやりたいことは何か」と葛藤を抱えるように。そんな中、UMassでの学びと経営層との業務を通じて、自らの“価値”や“在り方”を根本から問い直すようになりました。 元来、人や組織の可能性を引き出し、輝かせることに喜びを感じていたこともあり、「誰もが人生を主体的にデザインし、幸せに価値を循環できる社会をつくりたい」という想いが芽生え、起業を決意。以降はフルタイムの会社員として働きながら、イメージコンサルタント、キャリアマインドコーチとしても活動するパラレルワーカーとしてのスタイルを確立しました。 2024年には、当時の会社で初の「副業目的による短時間勤務制度」を適用し、週4勤務と事業活動を両立。2025年、18年間勤めた企業を卒業し、現在はエグゼクティブ向けコーチング・ブランディング支援や、キャリア・組織変革を促す研修・コンサルティングを展開しています。

「MBAは取得しているよね?」と最後に何気なく聞かれた瞬間、「はい、ちょうど今、取得するところです」と答えていました。

なぜMBA取得を考えられましたか。きっかけと課題感をお教えください。

代表取締役直下の戦略サポート業務を担うにあたり、経営の意思決定に必要な基礎的な経営知識を身につけておく必要性を強く感じたのが、MBA取得を決めたきっかけです。 それまでの14年間は、営業・マーケティング・教育研修と、いわゆる「営業系」の領域を中心にキャリアを重ねてきました。現場での経験から自負もありましたが、いざ経営に近い立場で全社課題に向き合おうとしたとき、自分の視点の偏りや、知識不足を痛感しました。特に、財務やバリューチェーンといったビジネスの全体像を捉える力が、自分には圧倒的に足りていないと感じました。 加えて、当時の会社は約5万人の従業員が働き、世界80ヵ国以上に展開するグローバル企業。外部環境も社内醸成も、日々大きく変化していく中で、経営層がどんな視座で物事を捉えているか、経営の共通言語から、そしてグローバルに通用する英語力の必要性も痛感していました。 そうした中で迎えた、経営層との社内公募面接の場で「MBAは取得しているよね?」と最後に何気なく聞かれた瞬間、私は思わず「はい、ちょうど今、取得するところです」と答えていました。その日のうちに資料を取り寄せ、即座に出願を決めたのは、結果がどうあれ、自分の中で既に“今こそ学ぶタイミング”だと確信していたからだと思います。

「今、やるしかない」と自分を奮い立たせて動き出した感覚。

どういう活用イメージをもって取得を決断しましたか?

正直に言うと、MBAの取得は「覚悟を決めて決断した」というより、「今、やるしかない」と自分を奮い立たせて動き出した感覚に近いです。 「もう、今、取得するところって言ってしまったし…」という背水の陣のような気持ちもありました。そのくらい、私は当時の自分に危機感と切実な思いを抱えていました。 だからこそ、選ぶ科目もすべて「今の自分の仕事に即活かせるか?」という基準で決めていきました。特に、ダイバーシティ、リーダーシップ、ネゴシエーションなど、戦略サポートや対人関係の現場でそのまま活かせる講義を優先的に履修しました。MBAでの学びは、私にとって“いつか”のための投資ではなく、“今”に必要な武器を手に入れるプロセスでした。その実感があったからこそ、特にこれらの講義は、ひとつひとつが実践的な機会として真剣に向き合うことできました。

スクール選びの優先順位とその理由は?

私がスクール選びで重視したのは、グローバル展開されていること、英語でのインプットとアウトプットの両方が可能であること、そしてオンラインで受講可能な点でした。 多忙な業務との両立を考えると、時間や場所に縛られず、自分のペースで学べるオンライン形式は非常にありがたく、またUMassには日本語でのサポートや英語添削など、安心して学べる環境が整っていたことも決め手の一つでした。さらに、コンセントレーション(専攻)として「ヘルスケア」が設けられている点にも魅力を感じました。製薬企業に在籍していた当時の私にとって、専門性と親和性の高いこのプログラムには大いに惹かれるものがありました。

なぜ海外MBA、かつAACSB取得の米国MBAである必要がありましたか?

私が海外MBA、なかでもAACSB認証の米国MBAにこだわったのは、“世界に通用する視点と信頼性のある学びを得たい”という思いがあったからです。当時の勤務先はグローバル企業でもあり、日々の業務の中でも、海外の部門との連携が想定されました。だからこそ、経営やビジネスの判断を“日本ローカル”だけでなく、“グローバルな前提”でできるようになりたいという想いがありました。また、AACSB認証の米国MBAであれば、国際的にも高く評価されるカリキュラムと実践的な内容が保証されていることから、将来的なキャリアの選択肢を広げる意味でも大きなアドバンテージになると感じていました。

オンラインであることをどう考えましたか?

当時、コロナ禍の混乱を経験した直後であったこともあり、通学のための移動時間や物理的制約なく、時間や場所に縛られずに学びを進められるところは有難かったです。フルタイムの勤務の中でも、通勤電車の中や早朝の静かな時間に動画を視聴したり、週末に集中して課題に取り組んだりと、忙しい日常の中でも“自分にとっての学びのリズム”を築けたのは、大きなメリットでした。そして、後にリアルで同期の仲間と顔を合わせられたときの喜びは格別でした。

開始前の英語力は?

TOEICでは800点を取得していましたが、ビジネス英会話となると、まだ自信を持って話せるレベルではありませんでした。“読むのに時間がかかる” “伝えたいことがうまく表現できない”というもどかしさがありました。だからこそ、英語での課題提出やディスカッションを通じて、聞く力、伝える力を鍛えるUMassの環境は、自分にとって大きな挑戦であり、成長の場でもありました。

少しずつ“英語で考える頭”も鍛えられていくような、ちょうど良い段階的な負荷。

基礎、上級の二段階式カリキュラムをどう受け止めましたか?

本当にありがたい仕組みだと感じました。 というのも、私自身、TOEICのスコア(800点)を取るまでは英語の勉強をしていたのですが、それを機に勉強を止めてしまっていて…。 “読むこと”はある程度できても、いざビジネスの場で英語を使うとなると、やはり自信がありませんでしたし、「まだまだ話せない、書けない」という苦手意識も残っていました。 そんな私にとって、まずは日本語で授業を受けられる「基礎課程」があるというのは、とても心強いスタート地点でした。日本語であれば、講義の理解もスムーズですし、分からないことも安心して質問できる。とはいえ、課題は英語で提出する必要があるため、少しずつ“英語で考える頭”も鍛えられていくような、ちょうど良い段階的な負荷がありました。いきなりすべてを英語でこなすのではなく、日本語で理解 → 英語でアウトプットという流れが、当時の自分にはぴったりでした。

印象に残っている科目とその理由は?

科目として3つ挙げさせていただきます。
  • ①Managerial Leadership: 自らのリーダーシップスタイルを振り返り、周囲から積極的にフィードバックを受けながら、“何をするか”の前に“なんのために”“どう在るか”、という新たな在り方を模索するという経験は、これまでになかったものでした。とても新鮮で、「これから自分はどのように在りたいか」を考える大きなきっかけになりました。
  • ②Operations Fundamentals: 私にとって、非常に難易度の高い科目で、自分ひとりの力では宿題がまったく解けず、週末に何時間もエクセルと格闘した記憶があります。仲間のサポートがあってこそ乗り越えられた実感があり、仲間の力とその存在に心からの敬意を抱くきっかけとなりました。
  • ③Customers and Markets:グループプロジェクトの負荷が大きかったですが、それぞれの得意分野を活かしながら、一つのストーリーにまとめ上げていく過程は非常に刺激的で、学びの深い時間となりました。

多業種、職種の同期との学びはどうでしたか?

業界も職種も年代も異なる多様な仲間との学びは、私にとって非常に刺激的な経験でした。これまでの会社では出会うことのなかったような視点や、課題への向き合い方に触れるたび、「世の中には本当に優秀で、多才な人たちがいるのだ」と実感しました。 印象的だったのは、専門知識だけでなく、皆さんが持つバイタリティや人生の楽しみ方の多様さです。趣味や特技、余暇の過ごし方もそれぞれに個性があって、人生の豊かさの幅を広げてもらったように思います。また、人を動かすのは、肩書きでも経歴でもなく、その人自身の魅力にある、とも感じました。 UMassでの学びは、知識だけでなく、人間的な深さにも出会わせてくれた時間でした。

英語でのアウトプットに苦労しませんでしたか?

正直、かなり苦労しました。毎回のレポート作成では、DeepLなどの翻訳ツールに頼りながら、なんとか形にしていたというのが実情です。 私の場合、まず日本語で文章を構成し、それを英訳するというプロセスを取っていたのですが、翻訳された英語が適切かどうかを一文ずつ確認する作業に多くの時間を要しました。とても手間はかかりましたが、その過程自体が学びにもなりました。 印象的だったのは、授業内で先生がレポートの採点例を共有してくださったことです。それを通じて、「この書き方の方がシンプルで伝わる」「難しい単語を使わなくても、十分に明快な表現ができる」といった発見がありました。相手に伝わることを目的とした表現力や英語を書く意識が身についたことが、何よりの成果だったと感じています。

入学前の期待値にあっていましたか?

はい、期待をはるかに超える学びと出会いがありました。UMassでは、まさに“頭に汗をかく”ような課題の連続でしたが、それを仲間や先生方の支えとともに乗り越えられた経験は、かけがえのない財産です。 また、日々の挑戦を支えてくれた会社の上司や同僚、家族の存在への感謝の気持ちも、自然と深まっていきました。そして何より、共に学びを分かち合った仲間とのご縁は、今もこれからも続く、私の宝物です。

入学前の課題感と活用イメージは叶いましたか?

はい、叶ったと感じています。 以前は会社の統合報告書や財務諸表を見ても具体的な意味がつかみにくかったのですが、UMassでの学びを通じて、数値の背景や経営の意図を考えられるようになりました。 他部門との会話でも専門用語が自然と理解できるようになり、コミュニケーションや業務のスピードが格段に上がった実感があります。資料作成や方針策定の場面では、学んだフレームワークが非常に役立っており、自分の中に「考える軸」ができたことが大きな変化です。 また、現在の仕事やコーチングにおいても、Managerial Leadershipの知識が活かされ、「自分がどう在りたいのか」「何のために誰に何をどう伝えるか」を明確に整理できるようになりました。

同期生とのコミュニケーションは続いていますか?

はい、今でも定期的に集まり、情報交換を行っています。 InstagramやFacebookなどのSNSでもつながっており、異なるフィールドで活躍する仲間たちの姿に刺激を受けるとともに、キャリアの変化を応援し合える存在として、互いに大きな励みになっています。

学びが実務にどう役立っていますか?

基礎課程から各科目までを通じて、業界や日本全体の動向をマクロな視点で捉える力が養われました。その視点を実務に活かす中で、次第に自分の働き方そのものを見直すようになりました。 特にManagerial Leadershipの学びは大きく、自分はどのようなリーダーシップを発揮していきたいのかを深く考えるきっかけとなりました。「会社員という枠にとらわれず、新しい働き方をつくっていきたい」という思いが強まり、起業という大きな一歩を踏み出す後押しにもなりました。

学位がキャリアアップ、転職に活きていますか?

はい、実際に社内公募面接の際、MBA取得を即決したことで希望していたポジションに就くことができました。その後はキャリアの“昇格”というよりも、自分が本当に望む方向=自己実現の道を見つけるきっかけとなり、自分らしい働き方へと大きく舵を切ることができました。 起業、パラレルワークの実績、そして独立へと進む過程の中で、MBAでの学びは後押しになり、人生の転機をつくる大きなきかっけになったと実感しています。

何より大切なのは、“本当は自分はどう生きたいのか”という問いに正直になること。

これから目指す方へのアドバイス、激励をお願いします!

UMassでのMBA取得は、単なる学位取得にとどまらず、自分の生き方や在り方を見つめ直し、視野を広げる大きな転機となりました。 魅力的な仲間たちと共に、頭に汗をかきながら課題に向き合い、乗り越えていくプロセスの中で、「自分もやれるんだ」という自信や、仲間との協働から生まれる成果の喜び、そして何より支えてくれる方々への感謝を実感することができました。 学びのプロセスや共に過ごした仲間とのつながりは、その後の人生の選択や働き方にまで影響を与える大きな財産になります。 「なぜMBAを取得したいのか」「どんなふうに活かしたいのか」——たとえ漠然としたものであっても、自分なりの目的があると、どんな困難も乗り越えられる力になります。課題に取り組む中でも、「この学びをどこに活かせるかな?」「自分の仕事や人生にどう繋がるかな?」とプロセスを楽しみながら、身近なケースに当てはめて考えることで、知識や思考が自然と自分の中にインストールされていくのを感じました。 そして何より大切なのは、“本当は自分はどう生きたいのか”という問いに正直になること。その答えに向かって一歩踏み出すことができれば、人生はいつからでも、どこからでも創っていけることができると信じています。正解の選択を求めるのではなく、自分の選択を正解にしていく創意工夫。これが糧になると思います。 だからこそ、「なんとなく」「周りがやっているから」ではなく、“自分自身が本当に望むこと”を軸に、学びの選択をしてほしいと心から思います。きっと、そのプロセスの中で、想像以上の学びや発見、かけがえのない出会いが待っているはずです。


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