なぜMBA取得を考えましたか。きっかけと課題感をお教えください
私は経営層へのデジタル施策の企画提案・予算獲得を得たり、部門間のコンセンサスを得たりする立場ですが、たたき上げの営業畑で、アイデアは直ぐに思いつくし、勢いもあり、よく周囲に推進力があると言われ、マネージャーや大きなプロジェクトを推進するプロジェクトマネージャーの立場になりましたが、論拠になる数字や外部環境・内部環境などを論理的に示して説得することがうまくできでいませんでした。年齢を増すごとに特に、外資系企業でGlobal傘下の組織に所属し、外国人上司の傘下になった時、そのスキルをより強く伸ばす必要性を感じました。そこで、MBAを取得しようと考えました。
他校と比較して、最終的にUMassを選んだ『決め手』は何でしたか?
米国系外資系企業に勤務しているため、AACSB認証校であり、世界的にも認知度の高い大学で学べることを重視していました。その点でUMassは、MBAの本場であるアメリカの大学として非常に魅力的でした。また、今後さらに伸ばす必要があると感じていた英語力を、実際に英語で授業を受けながら鍛えられる点も大きな決め手でした。加えて、日本のMBAに多い夜間や週末の通学型では、仕事との両立が難しかったと思いますが、当時はコロナ禍で完全テレワーク環境にあり、UMassの完全オンライン形式は入学へのハードルを大きく下げてくれました。
学習時間の捻出方法や、継続のための工夫があれば教えてください
忙しくても、眠くても、30分でも1時間でも毎日コツコツ進めていく。月曜日午後に課題がオープンになると同時に必ず論文をダウンロードしてさらっと目を通し、火曜日夜中までにまとめ、水~金曜日に理解し、答えやエビデンスをまとめ、土曜日夜には課題を書き、日曜日に仕上げ、月曜日早朝に見直し、提出するといった基本スケジュールに設定。決まった時間にやるということが日課になり、継続することができた。
UMassでの学習を通じて得た事について教えてください。印象に残っている課目やその理由についても教えてください
Evans教授のNegotiationsで心理学・経済学・社会学の視点から交渉を学び、課題や実践を通じて腹落ちした経験が特に印象に残っています。Humberd教授のDiversityでは米国のRace問題の深刻さと対話・相互理解の大切さを学びました。Customer & Marketでチームメイトと書き上げた論文と、毎週誰かが書かれるProf. YoonのYou may address some supporting data, enrich the details. のコメントに象徴される根拠と深度へのこだわりは、今も提案時の軸となり、日々の業務に生きています。
UMassでの学びや学位がキャリアや実務にどう役立っていますか
MBAで得た学びは、昇進そのものよりも、日々の仕事の質を高める形で大きく生きています。年齢的に現職でのPromotionにはあまりこだわっていませんが、物事をより構造的かつ論理的に捉えられるようになり、自他ともに仕事の評価が高まったと感じています。会社への愛着が強く、転職やヘッドハントには関心はありませんが、以前にも増して声をかけていただく機会は増えました。今後は、生涯現役で働くことを見据え、最近始めた非営利団体でのボランティアを含め、社会活動の幅も広げていきたいと考えており、MBAでの学びはそうした場面でも大いに役立つと感じています。
クラスメートとの交流や印象に残ったエピソード
クラスメートとの交流で特に印象に残っているのは、Negotiationsでの勉強会です。毎週、ケースや課題の意図を皆で議論しながら理解を深める時間は、とても刺激的でした。Customer & Marketでは、チームで試行錯誤を重ねながら論文を書き上げ、大きな達成感を味わいました。Managerial Leadershipの海外クラスメートとのTeam Projectでは、自らリーダーシップを取り、企業選定からPPT作成、議論のファシリテーションまで担って完成に導けたことが良い思い出です。オンラインでも、チャットやZoomを通じて対面に近い密なコミュニケーションが十分可能だと実感しました。
これから目指す方へのアドバイス、激励をお願いします!
MBAで学ぶ時間は、間違いなく大変です。仕事と学業の両立で、日々の負荷を強く感じる場面もあると思います。それでも、やり遂げた時の達成感は格別で、大きな自信につながります。加えて、普段は出会えないような多様な年齢やバックグラウンドの仲間と学べることも、大きな魅力です。MBAで得られるのは知識だけではなく、一生の財産になる経験とネットワークだと思います。MBA交流クラブというMBA生か卒業生じゃないと入れない日本の社交クラブもあり、そちらでの活動でも、いろいろな学びや体験をさせていただいています。環境が許すのであれば、ぜひ挑戦してほしいです。