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「高卒だけどMBAは取得できるの?」「高卒でMBAを取得するにはどうすればいいのだろう」と考えている人もいるでしょう。
MBAプログラムを提供するスクールの受験資格として、多くの場合「4年制大学を卒業し、学士号を取得していること」が掲げられています。
しかし、特定の条件を満たせば高卒者が受験可能なものもあります。
本記事では、高卒でも受験可能なMBAスクールについて紹介します。入学資格審査の注意点にも触れますので参考にしてください。
目次
MBAの受験資格とは
高卒でもMBAは受験できる?
海外MBAは高卒でも受験可能?
高卒でも受験可能なMBAスクール
高卒でも受験可能なオンラインMBAスクール
高卒でもMBA取得は可能!目的に合わせてスクールを選ぼう
MBAは経営大学院の修了者に授与される学位です。MBAプログラムを提供する大学院に入学するためには、一般的に4年制大学を卒業し学士号を取得していることが必要です。
多くの場合、受験資格として職務経験も重要視されます。大学院によって異なりますが、3年以上程度の実務経験を求めるケースが一般的です。
また、海外のMBAプログラムを提供する大学院を目指す場合は、英語力の証明が求められることが多いです。具体的には、TOEFL®やIELTS®などの試験を受け、スコアを提出します。
ただし、特定の条件を満たす場合、学士号を持たない受験者であっても入学が認められるケースがあります。
高卒者でもMBAを受験できるケースがあります。まずは、国内の場合について見ていきましょう。
文部科学省は大学院の入学資格について、大学を卒業していなくとも以下のどちらかを満たす場合に受験が認められるとしています。
ただし、実際に受験資格を認めるかどうかは、各大学の判断に一任しているため、個別の確認が必要です。
参照:文部科学省「入学資格に関するQ&A(平成31年1月31日現在)」
入学資格審査は、受験者が大学卒業者と同等以上の学力を有しているかを評価するためのもので、各大学院が独自に実施しています。
個別の入学資格審査については、大学院によって非常に難易度の高いものであるケースもあります。実施していない大学院もあるため、事前に審査の有無を確認しておきましょう。
多くの場合、審査の過程で、A4サイズの用紙1~2枚に職務履歴やMBAプログラムへの志望動機を記述し、提出します。
学歴の代わりとなる重要な要素が、職務経歴です。具体的な成果や貢献度、職務で培ったスキルや経験を詳細にまとめることが大切です。
MBAプログラムへの学習意欲が高いことやその動機、目的などについて、分かりやすく説明することを意識しましょう。
入学資格審査に必要な条件は大学院によって異なります。受験を検討している各大学院の具体的な情報を確認することが重要です。
審査基準も大学院ごとに異なるため、1つの大学院で審査に通過したからといって他の大学院も通過するとは限りません。
複数の大学院を受験する場合は、それぞれの入学資格審査や審査基準を確認し、それぞれに適した準備が必要です。
多くの場合、入学時に大卒者と同等の年齢(22歳)以上でないと受験が認められません。
また、入学資格審査は各大学が受験資格を与えるかどうかを審査するものです。大卒資格に相当する学位を授与するものではありません。
ここまで、日本国内について見てきました。では、海外のMBAプログラムを提供する大学院を受験する場合はどうでしょうか。
通常、海外MBAの場合は受験資格に「4年制大学卒業」または「同等の学力」との明記しかありません。詳細を把握するためには、入学を希望するスクールに直接問い合わせてみることをおすすめします。
海外のビジネススクールでは職務経験を非常に重要視する傾向があるため、場合によっては個別のケースに基づいたアドバイスや、受験資格を得るための具体的なステップを提案してもらえることもあるかもしれません。
入学審査では一般的にGMAT™やGRE®のスコアが求められます。加えて、多くの場合、英語を母国語としない応募者は、TOEFL®やIELTS®などの英語能力試験のスコア提出も必要です。
高卒者が受験できるMBAスクールの具体的な情報を知りたい人も多いのではないでしょうか。
ここでは、高卒者の受験が可能な日本国内のMBAスクールの例を3つ紹介します。
学校ごとに、年齢制限や職務経験年数の必要性など様々な要件があるため注意が必要です。詳しく見ていきましょう。
早稲田大学大学院経営管理研究科(WBS)では入学資格審査を実施しており、この審査で大学卒業者と同等以上の学力があると認められた場合、WBSに応募できます。
ただし年齢制限があり、入学時に22歳以上でなければなりません。加えて、応募者には「常勤者として満3年以上の実務経験」が必要です。
入学資格審査は4月入学者と9月入学者の募集ごとに実施されており、それぞれに申請期限が設定されています。WBSの公式サイトや入学試験要項で情報の詳細を確認の上、適切な時期に申請手続きを行いましょう。
参照:Waseda Business School(Graduate School of Business and Finance)早稲田大学 大学院経営管理研究科「2024年度(4月入学) 入学試験要項」
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(KBS)でも、入学資格審査を実施しています。この審査で大学卒業者と同等以上の学力があると認められた場合、KBSに応募できます。
入学資格審査の必要書類を紹介します。
秋期と春期、それぞれ出願期限が設けられています。入学時に22歳以上であることが必要です。
必要書類や郵送方法等は変わることがあります。最新の情報については、KBSの公式サイトや入学試験要項でご確認ください。
参照:慶應義塾大学大学院経営管理研究科「2024年度慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程MBAプログラム」
一橋大学大学院経営管理研究科経営管理専攻(SBA)で実施している入学資格審査において、大学卒業者と同等以上の学力があると認められた場合、SBAに応募できます。入学時に22歳以上であることが必須条件です。
出願期間の開始日において少なくとも3年以上の実務経験が求められます。
個別入学資格審査で必要な書類を入手するには、研究科事務室への直接の問い合わせが必要です。第1期、第2期でそれぞれ提出期限が設けられているため、SBAの公式サイトや入学試験要項でご確認ください。
参照:一橋大学大学院 経営管理研究科 経営管理専攻「募集要項(ダウンロード)」
インターネットを通じてMBAを取得できるビジネススクールもあります。従来の対面式とは異なり、オンライン上で講義を受講できるスタイルです。
居住地や通学時間などの理由で通学型のMBAプログラムを提供する大学院への入学を躊躇している人もいるでしょう。場所を選ばず受講できるオンラインスクールは、このような問題を解決できます。
ここでは、高卒者が受験可能なビジネススクールとして次の2校を紹介します。
詳しく見ていきましょう。
グロービス経営大学院では、オンラインのみでMBAを取得できます。個別の出願資格審査を行っています。
この審査に通過し、22歳に達している人はグロービス経営大学院に出願できます。ただし、社会人経験のない学生の出願は受け付けていません。
出願手続きは専用のシステムを利用します。下記の情報の入力が必要です。
加えて、最終学歴の卒業証明書および成績証明書を出願システムからアップロードすることで書類審査を受けられます。
応募締め切りは、年3回(5月・9月・11月)実施される入試ごとに設定されています。詳細はグロービス経営大学院の公式サイトなどでご確認ください。
名古屋商科大学のPreMBAプログラムは、ビジネスの基礎から応用まで幅広く学べるオンラインプログラムです。全ての講義がケースメソッドで提供されているのが特徴です。
名商大ビジネススクールでは、出願資格審査を実施しています。
この審査で大学卒業者と同等以上の学力があると認められた場合に出願資格を得ます。22歳以上であることが必須条件です。
このプログラムは、修了認定のみを提供する課程です。修了してもMBAの学位は授与されません。
1年制と2年制がありますが、高卒者の場合は2年制が履修モデルとされています。詳しくは名古屋商科大学の公式サイトや入学試験要項でご確認ください。
参照:名古屋商科大学PreMBA
参照:名古屋商科大学「よくあるFAQ|出願資格を教えてください。」
MBAは経営大学院の修了者に授与される学位です。一般的に、MBAプログラムを提供する大学院の受験資格として、4年制大学卒業証明や一定期間の職務経験などが求められます。
しかし、大学院によっては高卒者でも受験資格が得られるケースがあります。本記事では、日本国内で高卒者が受験可能ないくつかのMBAスクールを紹介しました。
海外の場合は受験資格に明確に記載されていないことも多いため、直接問い合わせてみることをおすすめします。
MBAプログラムを提供する大学院では経営学の理論から実践まで、幅広いビジネス知識が学べます。
居住地や通学時間の制約があり通学が難しい場合は、オンライン講義を提供している大学院の受験を検討してみましょう。
「オンラインで海外のMBAプログラムを受講できるだろうか」と考えている人もいるでしょう。
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