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  • 2024/11/27公開

MBAは日本企業の採用に有利?日本企業で採用されたMBA取得者の声

MBAは日本企業の採用に有利?日本企業で採用されたMBA取得者の声

MBAを取得すると、多くの場合、外資系企業において採用が有利になることは知られています。

グローバルに活躍したい人にとって、MBA取得は有力な選択肢の1つといえるでしょう。

一方、日本企業では、MBA取得者は採用時に有利になるのでしょうか。結論から言うと、職種や企業によってはMBA取得者が有利になるケースが見られます。

本記事では、MBA取得者が採用される理由や有利になる職種について解説します。

実際にMBA取得者の採用に力を入れている日本企業や日本企業に採用されたMBA取得者の声も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

目次
MBAを取得すると日本企業の採用に有利になるのか
MBAが採用される4つの理由
MBAが採用に有利になる職種
MBAを採用している日本企業
日本企業に採用されたMBA取得者の声
MBA採用市場は売り手市場

MBAを取得すると日本企業の採用に有利になるのか

MBAを取得することで、日本企業への就職・転職をする際に有利に働くかどうかは、一概には断言することが難しいです。

日本企業では中途採用よりも新卒の一括採用が一般的であるため、MBAを取得しただけでは転職に有利になるとは言い切れない側面があります。しかし、30歳未満の人の場合は、MBA取得が有利になるケースも少なくありません。

また、近年のグローバル化に伴い、日本企業の中にもMBA取得者の採用に力を入れ始めている企業も見られます。

具体的には、経営・管理系職種、コンサルティング業界、スタートアップ・ベンチャー企業などが該当します。

MBAが採用される4つの理由

グローバル化が進む中、MBA取得者に対して注目する企業も見られます。日本企業がMBA取得者を採用する理由は多岐にわたります。

中でも、MBAを取得する学習意欲の高さ、講義を通して身に付けた国際的な経営感覚や論理的な思考力などが注目されているのです。

ビジネスリーダーに不可欠な、高いコミュニケーション能力が求められるケースも少なくありません。MBAが採用される理由について、詳しく掘り下げていきましょう。

  • 高い学習意欲
  • 国際的な経営感覚
  • 高いコミュニケーション能力への期待
  • 論理的な思考力

高い学習意欲

MBA取得者は、自分でMBAを取得すると決めて準備を行い、実際に高度な講義を数多く受講して目標を達成しています。このことは、高い学習意欲や目標達成能力があることを明示しています。

ビジネス環境が急速に変化する中、企業には、新しい知識やスキルを積極的に習得し、変化に対応できる人材が必要です。

学習意欲が高い人は、長期的かつ主体的に学び続けられます。そのためMBA取得者は、継続的にリーダーシップを発揮し、他の従業員を引っ張って経営目標を達成する力がある、魅力的な人材として評価されるのです。

国際的な経営感覚

一般的にMBAプログラムでは、多様な背景を持つ多くの学生や講師陣と交流できます。

国際的な経営感覚が身に付く、グローバルなケーススタディも数多く実施されています。

グローバル化は急速に進み、海外市場に進出する企業も増えています。グローバル化の影響は国内企業にも及んでおり、国際的な経営感覚が求められるケースも少なくありません。

このようなビジネス環境において、国際的な経営感覚を身に付けているMBA取得者は、貴重な戦力といえるでしょう。

高いコミュニケーション能力への期待

MBAプログラムでは、グループワークやケーススタディなどによってプレゼンテーションや議論を交わす機会が多く、コミュニケーション能力の向上に重点を置いています。そのため、MBA取得者は高度なコミュニケーション能力を習得しています。

円滑にビジネスを進めるためには、顧客、従業員、取引先など様々な人とのコミュニケーションが有用です。

MBA取得者は高度なコミュニケーション能力を活かして、チームワークの促進や顧客サービス向上、リーダーシップの発揮など、多くの場面での活躍が期待されています。

論理的な思考力

MBAプログラムでは、論理的思考に欠かせない、経済学、統計学、意思決定論などを学びます。加えて、ケーススタディやディスカッションなどの講義を通じて、論理的思考力が鍛えられます。

ビジネスの現場では、日々発生する多くの問題を解決しなければなりません。論理的思考力を持つ人は、複雑な情報を整理し、本質を見抜いて適切な判断を下すことが可能です。

そのため、MBA取得者には、高度な論理的思考力を活かして多くの問題を解決し、業務効率化や業績アップにつなげる人材として期待が高いのです。

MBAが採用に有利になる職種

前述したように、日本の就職市場は新卒一括採用が一般的で、必ずしもMBA取得者が就職に有利になるとは限りません。

しかし、経営・管理系職種やコンサルティング業界など、一部の職種や業界ではMBA取得者が採用に有利になるケースが見られます。特に、グローバルに展開する企業では、MBA取得者の需要が高まっています。

ここでは、MBAが採用に有利になる職種や企業の例を3つ紹介します。

  • 経営・管理系職種
  • コンサルティング
  • スタートアップ・ベンチャー企業

経営・管理系職種

MBAプログラムでは、経営戦略やマーケティング、リーダーシップ理論など、経営・管理についての幅広い知識を体系的に学びます。また、ケーススタディやグループワークなどを通じて、実践的な問題解決能力を養うと同時にリーダーシップの習得が可能です。

さらに、多様なバックグラウンドを持つ学生や講師陣たちとの交流を通じて、コミュニケーション能力の向上が見込めます。

経営・管理系の職種では、経営・管理についての高度な専門的な知識や問題解決能力、リーダーシップなどが重要視されています。そのため、MBA取得者が転職で有利になるのです。

コンサルティング

コンサルタントには、ビジネスケースを分析し、問題の本質を見抜いて解決策を提案する力が求められます。そのためには、問題解決につながる論理的思考力や業績拡大に役立つ戦略的思考力が必要です。

また、コンサルタントは幅広い業界や業種のクライアントに対して、アドバイスを提供しなければなりません。

MBAプログラムでは、経営学、経済学、マーケティング、ファイナンスなど幅広い知識を習得します。さらに、講義を通じて論理的思考力や戦略的思考力、リーダーシップ、高度なコミュニケーション能力など、コンサルタントに必要な力が養えます。

そのため、コンサルティング業界、中でも経営戦略コンサルティングファームではMBA取得者を求めています。

スタートアップ・ベンチャー企業

スタートアップ・ベンチャー企業では、事業の立ち上げに必要な知識やスキルが求められます。これらの知識やスキルは、MBAプログラムで効果的に学ぶことができます。

また、MBAプログラムでは、イノベーションや創造性を促進するための思考法を学びます。この思考力は、プロダクトマネージャーのポジションで特に必要です。

加えて、プロダクトマネージャーは製品戦略だけでなく、開発やマーケティングなどの統括を行うため、リーダーシップやコミュニケーション能力も求められます。

MBAプログラムでは、スタートアップ・ベンチャー企業に必要な能力を養成するカリキュラムが用意されているため、採用に有利に働きます。

MBAを採用している日本企業

ここでは、MBA取得者を採用している日本企業として、野村総合研究所(NRI)と楽天グループの2社を紹介します。

企業名 業種 主な採用部門 勤務地 求めるスキル
野村総合研究所 ・コンサルティング業
・ITサービス業
・コンサルティング業務
・コンサルティングプロジェクトの提案営業
東京 ・企画力、プレゼン能力
・提案営業能力
・PCスキル
楽天グループ ・ITサービス業
・金融業
・モバイルサービス業 など
・各事業所の採用ポジション 東京 ・高い意欲を持った未来のリーダーとしてのスキル
・革新的で戦略的な事業プロジェクトに取り組むスキル

NRIでは、幅広い業種やサービスに対するコンサルティングサービスを提供しています。また、応募条件としては、MBA取得に加え一定の職務経験が求められています。

楽天グループは、スタートアップ企業として1997年に設立し、めざましい発展を遂げ、現在では従業員数が3万人を上回る規模に達している企業です。MBA取得者には、未来のリーダーとしての働きが求められています。


参考株式会社野村総合研究所「キャリア採用|職種詳細」
参考楽天グループ株式会社「採用情報|MBA採用」

日本企業に採用されたMBA取得者の声

ここでは、アビタスが提供する「マサチューセッツ州立大学(UMass)MBAプログラム」を修了し、日本企業に採用された人の声を紹介します。

MBA取得者の経験談は、MBA取得が日本企業での活躍にどのように役立つのかを知る手がかりとなるでしょう。

MBAを取得することで社内評価が向上し転職にも成功した卒業生の声

ヘルスケア領域でのキャリアを目指していた松崎友哉さんは、営業職からコンサルタントへの転職を実現するために、UMass MBAプログラムを選びました。

日本で仕事を続けながらオンラインで海外のビジネススクールが提供するMBAを取得できることが、プログラムの選択理由となりました。

UMassのMBAプログラムで学んだことは、知識の習得に加え、価値のある人脈構築につながったそうです。

MBAの取得により、営業としての社内評価が向上したことに加え、日系コンサルティング会社への転職にも有利に働きました。松崎さんは、MBAを取得していなかったらこの転職は難しかったはずと、転職市場におけるMBAの価値を実感されています。

松崎さんの声について、詳しくは関連記事をご覧ください。


関連記事:Abitus UMass MBA「卒業生の声|松崎 友哉さん」

積極的にMBAをアピールし企業に採用された卒業生の声

ホテルに勤務していた塚元啓介さんは、経営や会計の知識不足を感じ、体系的に学ぶためにUMass MBAプログラムを選びました。

オンラインでありながらAACSBの国際認証を受けている点や働きながら学べる点が主な選択理由です。

塚元さんは同期生からの刺激を受けて、入学後すぐに転職活動を開始されています。

転職活動ではMBAのことを積極的にアピールしたそうです。転職後は仕事と学業を両立するのは大変でしたが、オンラインで場所と時間に縛られずに学習できたため、MBAを取得できたとのことです。

MBAでの学びは、会計知識や仮説思考、リーダーシップ論など幅広く、転職や現在の監査の仕事に大いに役立っていると言われます。

塚元さんの声について、詳しくは関連記事をご覧ください。


関連記事:Abitus UMass MBA「卒業生の声|塚元 啓介さん

MBA採用市場は売り手市場

MBAを取得すると、多くの場合、外資系企業への就職は有利になります。一方、日本企業での採用には有利に働かないケースも見られます。

しかし、グローバル化が進んでいる今、企業や業種を選べば、日本企業でもMBA取得が有利になる場合も少なくありません。

本記事では、実際にMBA取得者を採用している企業や、実際にMBAを取得して日本企業に転職した人の声を紹介しました。

転職したい企業や業種を分析し、採用市場で有利に働く場合は、MBAの取得を検討してみましょう。

アビタスでは、国際認証を取得している「マサチューセッツ州立大学(UMass)MBAプログラム」を提供

国際資格の専門校であるアビタス(東京)では、「マサチューセッツ州立大学(UMass)MBAプログラム」を提供しています。このプログラムを利用すれば、日本の自宅からオンラインでMBA学位の取得が可能です。

オンラインのプログラムのため仕事や家庭と両立しながら、MBAを取得できます。

このMBAプログラムは、AACSBの厳しい審査基準をクリアし、国際認証を受けています。これは、世界のビジネススクールのトップ5%に相当する、優れた教育の質を保証するものです。

アビタスでは無料のオンライン説明会と体験講義を実施しています。興味のある人はお気軽にお問い合わせください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

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