海外でのMBA取得は、語学スキルの習得や人脈形成の機会が得られることから、特にグローバルに活躍したいと考えている人に人気があります。

カナダでのMBA取得を選択肢として検討している人もいるでしょう。

カナダのビジネススクールには、国際認証を受けているスクールが数多く見られます。また、異文化に寛容な環境で学習できる、フランス語にも挑戦できるなど、多くの魅力があります。

本記事では、カナダのビジネススクールについて、おすすめの理由や特徴について解説します。

目次
カナダでのMBA取得がおすすめの5つの理由
カナダでMBAを提供するスクール
カナダのMBAコースの特徴
多文化社会であるカナダでのMBA取得を検討しよう

カナダのビジネススクールは教育の質が高く、AACSBなどの国際認証を取得しているスクールが数多く見られます。また、多文化主義で異文化に寛容な点も魅力です。

ここでは、カナダのビジネススクールをおすすめする理由を5つ紹介します。

• 質の高い教育が受けられる
• 異文化に寛容な環境で学べる
• 英語がクリアで聞き取りやすい
• フランス語も学べる
• 世界的な企業でキャリアアップのヒントが得られる

カナダの高等教育システムは世界的にも高い評価を受けており、多くのビジネススクールがAACSBやEQUISなどの国際認証を取得しています。

HECモントリオール、オタワ大学Telfer School of Managementは、AACSB、EQUIS、AMBAのトリプルクラウンを達成しています。

世界的に見ても高い評価を受けているビジネススクールで、質の高い教育を受けられる点が魅力です。

各スクールでは、理論と実践のバランスの取れたカリキュラムが提供されており、最新のビジネストレンドを反映した講義が受けられます。国際的に認められた研究者や実務経験豊富な教授陣による指導も魅力です。

カナダは多文化主義であり、英語とフランス語の二言語が公用語として使われています。また、移民国家で、様々な民族や人種が暮らしています。

異文化に寛容な文化が培われている環境の為、安心して学習に取り組むことができるでしょう。

安全性や医療サービスの質も高く、バンクーバーやトロントなど複数の都市が、住みやすい都市のランキングで高い評価を受けているのも魅力です。

国際的な評価が高い、英語で学べる、異文化に寛容などの様々な理由で、ビジネススクールにも世界中から多様なバックグラウンドを持つ学生が集まります。

そのため、幅広い文化や考え方に触れられるのもメリットです。

カナダ英語は、アメリカ英語とイギリス英語の混ざったニュートラルな英語として知られています。

カナダには多くの移民者がいるため、英語が第二言語の人も多く、カナダの人は一般的にゆっくりと分かりやすい英語を話す傾向があるのです。

また、アクセントや方言がそれほど強くなく、国際的標準語としての英語に近いとされています。そのため、英語が母語ではない日本人にとっては、クリアで聞き取りやすい点がメリットです。

なお、多くのビジネススクールでは、留学生向けの英語サポートプログラムも提供しています。そのため、アカデミックな環境下でコミュニケーションスキルを向上させる機会も豊富に得られます。

カナダのビジネススクールの中には、フランス語に挑戦できるスクールも見られます。

基本的に、多くのMBAプログラムは英語で行われています。また、トロントやバンクーバーなど英語圏の都市を選択した場合は、日常生活でフランス語を使う機会はほとんどないでしょう。

ただし、HECモントリオールなどの一部のビジネススクールでは、フランス語のプログラムを提供しています。

カナダのビジネススクールでフランス語にも挑戦したいと考えている人は、フランス語圏でフランス語の講義を提供しているスクールへの入学を検討してみましょう。

カナダには、数多くの世界的企業やテクノロジー企業が拠点を置いています。MBAプログラムには、インターンシップ制度が根付いているのも特徴です。

インターンシップでは、学生がパートナーシップ先の企業で実践的な経験を積むことができます。特に、著名なビジネススクールでは様々な世界的企業とのパートナーシップを通じ、学生にインターンシップの機会を提供しています。

世界的な企業と関わりを持つことで、キャリアアップのヒントが得られるでしょう。

カナダの労働市場は比較的開かれており、MBA取得後に就労ビザを取得しやすい環境です。そのため、MBAで得た知識やスキル、人脈を活用し、グローバルなキャリアを築く足がかりとして活用することも可能です。

カナダでMBAを提供しているスクールを、『QS Global MBA Rankings 2024』で上位にランクインしている中から3校紹介します。

学校名	学費	特徴
Rotman School of Management University of Toronto	139,140カナダドル （約1,500万円）	カナダの商業土地トロントのダウンタウンにあるため、多様な研究者や学生を惹きつけている
Desautels Faculty of Management - McGill University	105,500カナダドル （約1,140万円）	モントリオールにあり、多様性を重視している
Ivey Business School Western University	129,750カナダドル （約1,400万円）	オンタリオ州にあり、ケースメソッドを重視した教育を実施している

※アビタス調べ。2024年12月時点。

※1カナダドル=108円として計算。

トロント大学ロットマン・スクール・オブ・マネジメントは、AACSBとEQUISを取得しており、国際的な評価の高いビジネススクールです。

世界に28の提携校があり国際交流プログラムが充実しています。教授陣のうち71％がカナダ国外出身であるため、グローバルな視点を養うことが期待できます。

マギル大学のMBAプログラムはEQUISを取得しており、国際的に高く評価されています。マギル大学はバイリンガル都市であるモントリオールにありますが、大学の公用語は英語です。そのため、基本的に講義は英語で行われます。

AI、金融テクノロジー、データ分析、デザイン思考など新しい分野にも重点を置いているのが特徴です。

アイビー・ビジネス・スクールはEQUISを取得しており、高い教育水準が保証されているビジネススクールです。ケースメソッドを重視した教育に取り組んでいるのが特徴です。リーダーシップ能力の向上にも力を入れています。

参考：Rotman, University of Toronto「Degrees｜MBA Programs｜Full-Time MBA｜Fees, expenses and financial options」
参考：McGill University「McGill Desautels Faculty of Management｜MBA Programs｜McGill MBA Full-Time tuition and financial aid」
参考：Ivey Business School MBA Degree Program Financing, Financial Assistance & Tuition |
参考：TOP UNIVERSITIES『QS Global MBA Rankings 2025』

カナダのビジネススクールは、他の欧米のビジネススクールに比べると、日本においての知名度はそれほど高くありません。しかし、国際認証を受けているビジネススクールも多く、高い教育水準が保証されています。

そしてカリキュラムのスケジュールに柔軟性があり、学生のニーズに合わせた柔軟性の高いプログラムが多いことも特徴です。

例えば、マギル大学ではプログラムの選択によりインターンを実施するかどうかを選ぶことができます。

カナダのビジネススクールは、就職支援やインターンシップが充実しています。月の授業開始から2~4週間前にMBA準備コースを開講している学校も多いため、事前の準備もしやすい環境といえるでしょう。

また、労働環境が比較的開かれているため、MBA取得後の就労や永住を視野に入れてカナダのビジネススクールを選択する人も見られます。

カナダは多文化社会で、クリアで聞き取りやすい英語を話す人が多いのが特徴です。移民が多く、留学生にとって過ごしやすい地盤ができている国といえます。

グローバルに活躍したい、多様なバックグラウンドがある人と交流したいと考えている人にとって、魅力的な環境です。

世界的な企業が多数拠点としており、インターンシップが充実しています。世界的企業と関わることで、キャリアアップのヒントを得ることもできるでしょう。

積極的に移民を受け入れる政策を取っており、留学した後就労経験を積み、永住権を申請するというルートも確立されています。

グローバルに活躍したいと考えている人は、カナダでのMBA取得も検討してみましょう。

カナダでのMBA取得は魅力的ですが、海外留学には多くのコストがかかります。

より経済的にMBA学位を取得したいと考える方は、海外のオンラインMBAプログラムを検討してみましょう。

国際資格の専門校であるアビタス（東京）が提供している「マサチューセッツ大学（UMass）MBAプログラム」は、日本にいながらオンラインで受講できるプログラムです。

仕事や家事と両立しながら、MBAを取得できます。また、国際認証AACSBを取得しており、国際的に高い評価を受けています。

日本にいながら、現地留学と同等の学位を取得できるプログラムです。

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