USCPAを目指した理由
1社目の政府系機関勤務時、ジェネラリストになってしまわないかという危機感を抱き、何か1つ自身の「専門」と言えるものを身に着けたい、と考えました。貸方・借方すら知らない状態での完全なイメージ先行ですが、数字を扱うことや分析が好きで今後仕事として何か深められないか、と思っていたため、ビジネスの基礎とも言われる会計は外せない気がしました。当時学んでいたデータサイエンスとの掛け合わせにも興味がありました。
加えて、簿記や書籍で会計を学ぶのではなく、USCPAという資格でなければならない、と考えた理由には、取得難易度がある程度高く名刺にも書けるような資格として、アピールしやすいだろうと考えたことがあります。
さらに、当時から海外で働きたい思いはあったため、英語である点はプラスですし、グローバルで通用する資格として、海外勤務時、外国人にも初対面から信頼してもらうためのブランドとして機能するのでは、といった考えもありました。
アビタスを選んだ理由・メリット
合格者輩出の実績において安心感があったアビタスに決めました。
教材のカバー範囲が広いと聞く他社に比べると、アビタスは、少ない分量にポイントが絞られているようです。私の場合は暗記が苦手なことや高得点での合格を目指しているわけではなかったことから、合格レベルを最短で目指しやすいアビタスを選んで正解だったと感じました。
USCPAの学習を通じて得た事、メリット等
2社目で未経験職種・未経験業界であるコンサル・会計領域に入り、ついていくことができたのは、USCPAを勉強していたおかげに他なりません。また、会計×データサイエンスの案件も経験でき、思い描いていたことが1つ実現できました。
また、予想以上に良かったと感じるのは、USCPAの幅広いカバー範囲のおかげで会計以外も含む全方位的なビジネス基礎力を培えたことです。FARで学ぶ制度会計は、直接的に財務分析や財務モデル作成に役立ちます。BECで学んだビジネスフレームがコンサル業務で、構造化や解決策への発想につながります。AUDで、内部統制という概念を学び、組織作りにも頭がいくようになりました。REGで学んだ米国税制は、インド税制の比較理解のための一つの型、となっています。
幅広い分野に対応するコンサルタントは、専門性を意識的に培う必要がありますが、会計という軸を持てたことは非常に良かったです。今後は、M&Aのビジネスデューデリジェンスやインド新規進出案件の財務シミュレーション等にて、知識をより活用していきたいと思います。
これからUSCPAを目指す方へのアドバイス等
この資格は実務経験不足を補うことができ、かつ英語で専門性を身につけることができるという点で、キャリアの幅を広げたい方には良い資格だと思っています。私自身、政府系機関勤務から、USCPAがなければ行っていなかったであろう、全く異なる分野に飛び込めています。
私の場合は、仕訳を覚えるところからスタートでFARの出だしに大きく躓いたこと、転職前後の多忙により学習休止したことで、Expireも経験、合格までに長い期間を要してしまいました。それでも、学習再開後に約半年で4科目合格できたのは、知識は忘れても理解は残っていたこと、実務の中でも腹落ちする部分があったからだと思います。
長期の勉強期間を確保するのが難しい、途中で休止せざるを得なくなる、といった状況の方もいらっしゃると思いますが、意外とスムーズに学習再開できますし、その時にはレベルアップした自身に出会うことができるかもしれません。そうでないに越したことはありませんが、間が空いても一定時間を確保して、やるべきことを地道にしっかりやれば合格に辿りづける資格だと思いますので、ぜひ最後までやり遂げていただきたいです!
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