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MBA(経営学修士)は資格ではなく、大学院修士課程を修了すると授与される学位です。
MBAのプログラムでは、学問的な領域から経営に直結する実務的な領域まで幅広く学べるため、取得することで多くのメリットがあります。
一方でMBAは「役に立たない」「実務に活かせない」「転職で評価されない」など、取得しても意味がないという懐疑的な声もあります。
本記事では、MBAを取得する8つのメリットや、MBA取得がおすすめな人、意味がないといわれる理由もあわせて解説します。
目次
MBAとは資格ではなく経営学修士のこと
MBAを取得する8つのメリット
MBA取得がおすすめな人
MBAを取得する難易度
MBA以外の経営学関連の資格の難易度
MBAは意味ないといわれる理由
MBAはメリットが十分|特にアメリカの大学院が提供するオンラインMBAがおすすめ
MBAとは、Master of Business Administrationの略称で、日本語では経営学修士を指します。
MBAは、公認会計士や中小企業診断士などの「資格」ではなく「学位」です。大学院にて、主に経営資源の要素である「ヒト・モノ・カネ・情報」について深く学び、経営に関する幅広く深い知識を養うことができます。
MBAを取得すると企業の採用や昇格・昇進において高い評価が得られる可能性が高まります。
MBAには下記のように国内外にさまざまなプログラムがあり、特徴やかかる費用が異なります。
海外や国内の大学院に通学して取得したり、仕事をしながら週末や夜間のみ通学して取得したりすることも可能です。
オンラインMBAでは、講義の動画配信やリアルタイムで参加するディスカッションなどを通じて自宅で学ぶことができます。
MBAは資格ではないものの、管理業務や経営を体系的に学ぶことができるため、キャリアアップも期待できるでしょう。
関連記事:MBA(経営学修士)とは? MBAの種類やメリット・難易度を解説
感染症の世界的な流行をはじめ、世界経済はさまざまな不確実性にさらされ、企業は時代の変化に即応することが求められています。
このような時代に、場当たり的な知識ではなく、体系化されたフレームワークやどの時代にも適用可能なビジネス理論を身に付けたMBAホルダーは、ますます高い信頼を得ています。
ここからは、MBAを取得する具体的なメリットを8つ紹介します。
MBAは経営学修士の学位であるため、「経営学修士号」を取得できます。
最終学歴は「大学院修士課程修了」となり、高い教養を証明することが可能です。
修士学位を取得していることで、ビジネスの場での信頼性が高まることも期待できるでしょう。
MBAを取得する過程で、経営の体系的な知識が身に付きます。
大学院では、企業の持つ経営資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」を効率的に生かす力を習得することができます。
「ヒト」では組織論・組織戦略や人事論、「モノ」では経営戦略やマーケティング戦略、「カネ」では経済学や財務・会計、「情報」では情報管理システムなどを学びます。
「ヒト・モノ・カネ・情報」の要素を学ぶことで、企業経営のリーダーとして活躍できる知識が身に付くでしょう。
MBAプログラムを提供する大学院には、国内外を問わず企業の第一線で活躍する経験豊富なビジネスパーソンが多数集まっています。
MBAプログラムの過程で出会った人々は、プログラム終了後のビジネスや起業する際に大いに役立つでしょう。MBA取得過程で出会う人は、世代や国籍、職種も多種多様である点もメリットです。
MBAを取得すれば、転職やキャリアアップの可能性が広がります。
MBAでは、先述したように企業経営において必要な知識が学べます。そのため、現在の勤務先での幹部登用やベンチャー企業のCxOとしての転職など、キャリアの幅が広くなる可能性があります。
また、転職エージェントの登録の際に「MBA」というチェックマークがあったり、最終学歴が修士以上であることを管理職昇進の条件としている外資系企業もあったりするため、MBAの取得はキャリアアップの役に立つといえるでしょう。
関連記事:MBAは転職時に有利になる? 取得後の年収変化やキャリアパス例を紹介
関連記事:経営企画に転職するには? 仕事内容や必要なスキルを徹底解説
MBAを取得することで、個人のブランディングがしやすくなるでしょう。
MBAを取得することで、経営の知識を十分に持ち合わせていることが証明できます。これを活かして、SNSでの発信、MBAホルダー同士での勉強会への参加、本の執筆など、社会における自分のブランドを様々な形で確立することもできます。
セルフブランディングを行うことで、組織に依存しない自由なキャリアを築くことが可能となるでしょう。
MBAを取得することで年収がアップしやすくなるというメリットがあります。
完全オンラインでアメリカの大学院のMBA(経営学修士)を取得できる、国際資格の専門校アビタスの「マサチューセッツ大学MBAプログラム」の卒業生へのアンケート調査によると、37%は修了後、年収が200万円以上アップしたと回答しています。
年収が100万円以上アップしたと回答した14%を合わせると、過半数の人が100万円以上年収がアップしています。
また、慶應義塾大学学術情報リポジトリで公開されている「海外MBAと国内MBAの比較」によると、国内の大学院が提供するMBAプログラムを修了した人より、海外の大学院が提供するMBAプログラムを修了した人のほうが年収が上がるというデータもあります。
【MBA修了前後の賃金上昇額の平均】
プログラム | MBA修了前 | MBA修了後 | 賃金上昇額 | 人数 |
全体 | 724.39万円 | 1,178.69万円 | 436.58万円 | 116人 |
海外MBA | 701.52万円 | 1,247.78万円 | 546.25万円 | 90人 |
国内MBA | 799.66万円 | 888.46万円 | 88.80万円 | 26人 |
※上記のデータはあくまで平均値であり個人差があります
海外MBAでは約546.25万円、国内MBAでは約88.80万円と、国内外問わず年収はアップしています。
関連記事:MBAを取得したら年収はアップする? 取得のメリットなども解説
参考:アビタス「アビタス総論|卒業生87%がグローバル業務に従事、37%が年収200万円以上アップ~マサチューセッツ大学MBAプログラム調査リリース~」
参考:慶應義塾大学学術情報リポジトリ「海外MBAと国内MBAの比較:個人の投資収益率とコスト・ベネフィットの推計から」著者(清水隆介)
海外の大学院でMBAを取得する場合には、一般的には英語で講義を受けます。
クラスやグループ内での英語を用いたディスカッションやプレゼンテーションを通じて、英語でのコミュニケーション能力が向上します。
レポートも全て英語で作成するため、英語での文章作成スキルが磨かれ、グローバルに活躍するための能力が養われます。
現代のビジネスパーソンにおいて英語は重要なスキルの一つであるため、MBA取得過程で必然的に英語力が身に付けられることはメリットです。
関連記事:MBA取得に必要な英語力とは?国内・海外別に求められる英語力を解説
MBAプログラムを通じて人間力や決断力を身に付けることができます。経営には、知識だけではなく、さまざまな人材と円滑なコミュニケーションを行う「人間力」が求められます。
多くの大学院では、MBAプログラムに思考やコミュニケーションの科目を取り入れています。思考やコミュニケーションは「人を動かす力」「戦略実現に資する力」として、組織経営の中心にあります。
ステークホルダーとの関係をどう構築していくか、戦略とコミュニケーションを同時に行う「戦略コミュニケーション」の考え方も身に付きます。
MBAは以下のような人におすすめです。
MBAは国内の大学院で取得することもできます。しかし、外資系企業に転職をしたいと考えている場合、海外で高い評価を得ているビジネススクールで取得したほうが、ビジネスレベルの英語力の証明にもつながるため有利になるでしょう。
また、MBAプログラムにおいては、経営者の視点やリーダーシップなどに必要不可欠な能力を習得できます。将来的に経営層やマネジメント職へのキャリアアップを希望している場合も、MBA取得がおすすめです。
海外MBAではさまざまな国や地域の学生と一緒に学ぶことができます。そのため、人脈を広げながら国際的な視野を養うことが可能です。
プログラムではグループワークでチームメンバーと一緒に作業しながら論文を仕上げていくケースもあります。さまざまなバックグラウンドを持つ人と積極的にコミュニケーションを取り合うことも求められるため、人と接することが得意な人はMBA取得に向いているでしょう。
MBAの難易度は入学するビジネススクールによって募集要項が異なるため、一概に難易度を示すことは難しいです。
ビジネススクールに入学するためには、入学試験に合格する必要があります。国内MBAでは8倍を超える受験倍率の学校もあり、入学難易度は決して低くありません。
欧米でのビジネススクール合格率は国・スクールにより幅があるものの、英語試験の対策が必須です。1年以上前から英語の勉強を始め、書類選考や面接などの志望理由対策は出願3カ月前までには済ませておくとよいでしょう。
ビジネススクールでは、英語での講義やディスカッションを理解できる英語力が必要になるため、英語力に不安のある人にとって講義自体の難易度も高いといえます。
また、海外MBAの場合、入学時に提出を求められるGMAT™(ビジネススクール入学希望者を対象に実施される試験)のスコアも難易度を測る1つの手段です。
GMAT™の難易度をより詳しく知りたい人は下記の記事をご覧ください。
関連記事:アビタス「GMAT™の難易度はどれくらい? MBA留学に必要なスコアや難易度を紹介」
MBAのプログラムでは経営に関する幅広い内容を学びます。一方で経営学関連の資格は、一部の内容に特化した形になるという点で大きく異なります。
ここでは、中小企業診断士、日商簿記検定、ビジネスマネジャー検定、マーケティング・ビジネス実務検定の4つの資格の難易度を見ていきます。
中小企業診断士とは中小企業が直面している課題に対応するために、診断・アドバイスを行う専門家です。網羅している範囲が経営全般という点では、MBAと近しい科目範囲とも言える資格でしょう。
企業の成長戦略を策定するために、経営計画を立てたり、経営環境の変化を踏まえた支援を行ったりします。
加えて、中小企業と行政・金融機関などをつなぐパイプ役や中小企業施策の活用を支援する活動など、業務に対応するケースもあります。
2022年度の試験合格率は18.7%でした。過去10年間の合格率は18〜25%程度で推移しています。
関連記事:MBAと中小企業診断士、取るならどっちがいい? 違いを詳しく解説
参考:一般社団法人中小企業診断協会「中小企業診断士試験 申込者数・合格率等の推移」
日商簿記検定では、企業の経営活動を記録・整理し、経営成績と財政状態を明確にする技能を習得できます。
財務諸表を読み解くスキルが身に付き、経営状況を把握できるようになるでしょう。
2023年6月の164回の合格率は次の通りです。
級別 | 合格率 |
---|---|
1級 | 12.5% |
2級 | 21.1% |
3級 | 34.0% |
2級と3級の合格率は20〜40%程度で推移している一方で、1級の合格率は10%程度となっています。
ビジネスマネジャー検定は、あらゆる管理職が身に付けておくべき基礎知識を習得できる検定試験です。
業種や職種を問わず、人材育成の方法やリスク管理、戦略立案などマネジメントに必要な総合的な知識を習得できます。
2023年度第1シーズンの合格率は26.2%でした。2022年度は試験が2回行われ、それぞれの合格率は初回が31.8%、2回目が45.8%であり、平均は39.1%の合格率の試験です。
マーケティング・ビジネス実務検定とは、特定の業種・業界を問わず、共通のマーケティング知識を身に付けられる資格です。
マーケティングの基本的知識を問われており、一般的には営業・販売職への転職には有利に働くことがあると言われています。
マーケティング理論をはじめ、仕事ですぐに役に立つマーケティングの実務知識や時事情報・実務実例を習得できます。
試験の合格率は公表されていませんが、級別の合格基準は下記の通りに設定されています。
級別 | 合格基準 |
---|---|
A級 | 試験委員長が定める |
B級 | 合格点である300点の70%を基準とする |
C級 | 合格点である200点の80%を基準とする |
いずれの級でもマーケティング知識とマーケティング事例の2つの分野から出題されるため、より実践的な試験内容といえるでしょう。
参考:国際実務マーケティング協会「検定試験の紹介|各級の詳細」
MBAには多くのメリットがあり、ビジネスの現場を経た社会人が、体系的知識・専門的知見・学位(修士号)取得による社会的信用を求めて取得を目指しています。
ところが、「学ぶ内容が実務に活かせない」「MBAが転職で評価されない」など、MBAの取得に一部懐疑的な声があるのも事実です。
MBAは意味がないといわれるのには、以下のような理由が挙げられます。
それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
多くの大学院がMBAプログラムを提供していますが、その品質は一様ではなく、低品質なプログラムも一部存在しています。
良質なMBAプログラムを選ぶには、国際認証を持つ大学院を選ぶことが重要です。国際認証は第三者機関によるものであり、プログラムの品質が確保されます。
また、「MBA」と名乗っていても、学位授与の要件を満たしていないプログラムもあります。MBAは修士学位であるため、文部科学省や各国の当局が承認する修士課程を修了する必要があります。任意団体が提供する講座や単科コースでは学位が得られないので注意しましょう。
MBA取得には多額の費用と時間がかかるため、投資した分のリターンが期待できるか不明瞭です。公認会計士や税理士など独占業務がある職種に活かせる資格と比較すると、仕事において直接的なメリットがないと感じる人もいます。
ただ、MBA取得の過程で幅広い経営知識について学べることは事実であり、MBAの取得のみでは企業から評価されない場合でも、業務上でMBA取得の経験が活きてくることは往々にしてあります。
MBAは意味がないといわれる理由に、実務経験を積むことが何よりも成長につながるという考え方があります。実務経験は確かに業務に直接つながるため、MBAホルダーであろうとなかろうと能力開発には必要不可欠です。
MBAプログラムは経営学を体系的に学ぶことで、新たな視座を獲得することができます。実務を通じた自己成長に停滞を感じてきた人や、経営陣がどう意思決定しているかビジネスの俯瞰力をつけたい人にとって、MBA取得は次のステップにつながる可能性は十分にあります。
関連記事:アビタス「MBAが意味ないといわれる3つの理由。それでもMBAを取得するメリットとは?」
本記事では、MBAを取得するメリットやおすすめな人、難易度、意味がないといわれる理由と、それらの多くが誤解であることを解説しました。
MBA取得には多くのメリットがあり、決して意味のない学位ではありません。
ただし、働きながらのMBA取得が大変であることや費用がかかることも事実です。グローバルな活躍を目指すビジネスパーソンの中で、MBAプログラムでもグローバルビジネスをけん引する「アメリカのMBA」は特に人気が高くなっています。
ですが、留学すると学費と渡航費・滞在費を含めて2,000万円ほどが必要になり、さらに、現在の仕事を休むか辞める必要があります。そんな場合には、アメリカの大学が提供するオンラインMBAプログラムを受講するのがおすすめです。
オンラインMBAプログラムなら、日本にいながらグローバルで評価されるアメリカのMBAを安価で取得できます。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)では、アメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラム「マサチューセッツ大学MBAプログラム」をオンラインで受講することができます。
アビタスのプログラムを受講することで、現地で通学して取得する場合と同じ学位が取得できます。世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しているためプログラムの質は保証されており、修了後はグローバル人材として認められます。
日本国内でアメリカのMBAを取得したいと考えている人は、ぜひアビタスにご相談ください。
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