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MBAはMaster of Business Administration(経営学修士)と呼ばれる学位であり、取得するためにはMBAプログラムを提供している大学院で所定の単位を得る必要があります。
MBAが取得できる大学院は国内外に多数あり、育成方針や教育の質、学費などが異なります。
本記事では、国内MBA・海外MBAの違い、大学院の選び方を解説します。
目次
国内MBAと海外MBAの特徴
国内MBAと海外MBAの違い
MBAの取得方法
MBAプログラムを提供する大学院の選び方
【国際認証取得済み】国内・海外でMBAプログラムを提供している大学院例
MBA取得を検討しているなら、自分の目的に合った大学院を選ぼう
MBAプログラムは、提供している教育機関の所在地によって「国内MBA」と「海外MBA」の2つに分けることができます。
国内MBA、海外MBAの特徴をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
国内MBAプログラムを提供している大学院は、日本全国に多数あります。国内のパートタイムMBAなら、会社に勤めながら通学できます。
パートタイムMBAの場合は夜間や休日に開講しているものや、オンラインで講義を受けられるものもあります。
また、国内MBAは海外のトップクラスの私立のビジネススクールよりも学費が比較的安価に設定されているのもメリットです。
海外MBAプログラムを提供しているのは海外の大学院であり、現地に留学するかオンラインで取得する必要があります。
留学する場合には、勤務している会社を退職または休職して大学院に通うことになります。
MBAランキング上位校はアメリカをはじめとした国外に多く、高水準の環境で学習でき、グローバルに活躍する人材とのネットワークを築くことが可能です。
海外MBAの学費は国内MBAよりも高い傾向にあり、留学する場合にはプラスして渡航費や滞在費などもかかります。
MBAプログラムである国内MBAと海外MBAには、いくつか違いがあります。
違いを、「使用する言語」「学費」「ブランド力」「人脈」「収入」の面から比較してみましょう。
国内MBAと海外MBAでは講義で使用される言語が異なります。国内MBAの講義は基本的に日本語で行われ、経営学を母国語で学ぶことが可能です。母国語での講義なので、英語が苦手でも講義内容を理解しやすいでしょう。
ただし、国内MBAであっても英語で講義を行う大学院もあります。
将来的にグローバルで働きたいと考えているのかどうかが使用言語を決める際に大事といえるでしょう。
一方の海外MBAの講義は全て英語で行われるため、講義を通じて実用的な英語力が自然に身につくのがメリットです。
また母国語が英語でない国のMBAでは英語だけでなく、一部の選択科目でその国の母国語(スペイン語、中国語など)で講義を行います。留学生には語学学習のプログラムも用意されているスクールもあり、さまざまな語学の学習ができる場合もあるでしょう。
国内MBAと海外MBAの学費を比較した場合、一般的には国内MBAのほうが学費は安価とされます。
国内MBAである、名古屋商科大学大学院、早稲田大学大学院、慶應義塾大学大学院の学費は下記の通りです。
大学院名 | 日程 | 学年 | 金額 |
名古屋商科大学大学院(NUCB) | 週末 | 2年制(1年次) | 1,700,000円 |
2年制(2年次) | 1,430,000円 | ||
1年制(英語) | 2,580,000円 | ||
早稲田大学大学院(WBS) | 全日制 | 2年制(1年次) | 1,843,000円 |
1年制 | 2,987,000円 | ||
夜間 | 2年制(1年次) | 1,663,000円 | |
慶應義塾大学大学院(KBS) | 全日制 | 2年制(1年次) | 2,217,600円 |
土曜 | 2年制/Executive MBA(1年次) | 3,567,600円 |
※アビタス調べ。2022年11月時点
参考:名古屋商科大学大学院「学費一覧|学納金《2023年度4月入学者例》」
参考:早稲田大学大学院の「2023(令和5)年度 修士課程・専門職学位課程 入学金・学費・諸会費 一覧」
参考:慶應義塾大学大学院「【大学院】学費」
フルタイム(全日制)かパートタイム(週末のみなど)かによっても変わりますが、学費は1年次で170万〜300万円ほどです。
対して、海外MBAの学費は国内MBAよりも高額になります。
イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズが発表したビジネススクールランキング『Online MBA 2022』において、第1位のWarwick Business School(イギリス)、第2位のImperial College Business School(イギリス)、第3位のIE Business School (スペイン)の学費は下記の通りです。
大学院名 | 金額 | 日本円 |
Warwick Business School | 35,045ポンド | 5,810,811円 |
Imperial College Business School | 41,350ポンド | 6,856,243円 |
IE Business School | 50,000ユーロ | 7,232,500円 |
※アビタス調べ。2022年11月時点 ※2022年11月22日時点の為替レート
参考:FINANCIAL TIMES「Business school rankings|Online MBA 2022」
海外MBAの学費は、600万〜700万円と高額で、さらに滞在費や渡航費がかかります。最終的には約2,000万円以上の費用になることも珍しくなく、年々かかる費用が上昇傾向にあります。
学費を抑えるために、留学をせずにオンラインで海外MBAを取得する方法もあります。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)では、日本にいながらにしてアメリカのMBAを取得できるプログラムを提供しています。
アメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラム「マサチューセッツ大学MBAプログラム」では、オンラインで、現地で通学して取得する学位と同じ学位が取得できます。
現地留学するよりもリーズナブルな料金で取得できるのでおすすめです。
→アビタスが提供する米国マサチューセッツ州立大学のMBAプログラムの費用はコチラ
国内MBAと海外MBAではブランド力に違いがあり、海外MBAのほうが一般的にブランド力は高いとされます。
理由として、海外MBAでは英語力が高いというイメージを持たれやすく、グローバル人材であることが一目で証明できるからです。
特に外資系企業では海外MBAへの評価が高い傾向にあり、グローバルで活躍したいと考えている方にとっては、「海外の大学院のMBAを取得したか」は重要なポイントになります。
国内・海外問わず、MBAのプログラムには様々な業種の優秀なビジネスパーソンが集まってくるため、共に学ぶことで有益な人脈を築くことができます。
海外MBAではそれらに加えて、世界中から多種多様な国籍の学生が集まるため、グローバルな人脈が構築でき、異文化コミュニケーション力も高まります。
修学後の収入面において、国内MBAを取得した方よりも、海外MBAを取得した方のほうが年収が上がっているという報告があります。
やや古いデータになりますが、2009年発表の慶應義塾大学学術情報リポジトリ「海外MBAと国内MBAの比較」によると、MBA修了前後で以下のような年収の変化が見られました。
プログラム | MBA修了前 | MBA修了後 | 賃金上昇額 | 人数 |
国内MBA | 799.66万円 | 888.46万円 | 88.80万円 | 26人 |
海外MBA | 701.52万円 | 1,247.78万円 | 546.25万円 | 90人 |
全体 | 724.39万円 | 1,178.69万円 | 436.58万円 | 116人 |
国内MBA取得者の年収は修了後に約890万円、海外MBA取得者は約1,250万円という結果になりました。
MBAを取得後に年収はどちらも上がっていますが、海外MBAのほうが大きく上昇しています。
参考:慶應義塾大学学術情報リポジトリ「海外MBAと国内MBAの比較 : 個人の投資収益率とコスト・ベネフィットの推計から」清水隆之
MBAを取得するには大きく分けて、「海外のビジネススクールに留学する」「国内の経営大学院に進学する」「オンラインで国内外のビジネススクールを受講する」の3つの方法があります。
MBAの取得方法をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
海外MBAを取得するためには、海外のビジネススクールに留学する必要があります。
ビジネススクールによって条件が異なるため一概にはいえませんが、多くの海外のビジネススクールでは「設定している合格ライン」をクリアする必要があります。
出願するのに必要なものに、GMAT™(ジーマット)やTOEFL®のスコア、GPA、推薦状、エッセイなどの提出があります。
GMAT™とは、ビジネススクールで学ぶために必要なスキルを測るテストで、「英語力」「数学的能力」「分析的思考力」が問われます。
TOEFL®は外国語としての英語テスト、GPAは大学の成績評価値です。
国内MBAを取得するためには、MBAプログラムを提供している日本の経営大学院に進学する必要があります。
経営大学院の受験の前には入学資格審査があり、合格した場合に国内MBAの入学試験を受けることができます。
日本の経営大学院では日本語で講義が行われることが多いため、日本のビジネスパーソンは母国語で学ぶことで、より深く講義を理解できる利点があります。
MBAは国内外問わず、オンラインプログラムを提供しているビジネススクールが一定数あります。
勤務しながらMBAを目指す場合には、通学の必要がないため時間や場所を選ばないオンラインMBAがおすすめです。
進学方法はビジネススクールによって異なり、入学条件や英語力(TOEIC®スコア700点以上)などが設定されています。
最後に、MBAプログラムを提供する大学院の選び方を解説します。
大学院を選ぶ際には「MBAランキング」「国際認証」「修了生の活躍」の3つは確認するとよいでしょう。
MBAプログラムを選ぶ指標の1つが「MBAランキング」です。
MBAランキング上位の大学院は、高い教育レベル、就職率の高さ、修了後の年収アップなどが期待できます。
MBAランキングには「世界総合」や、アジア、ヨーロッパなどで分けた「地域別」、フルタイムやオンラインなどで分けた「形態別」などがあります。
MBAの三大ランキングと呼ばれるものが『THE FINANCIAL TIMES』『The Economist』『QS』で、ランキングを見る際は、評価基準や定義にも注目しましょう。
MBAプログラム選びでは「国際認証」を取得しているか、も重要です。
国際認証を取得した大学院は、第三者機関のさまざまな認定基準をクリアしており、教育の質が保証されています。
MBAプログラムを提供している大学院について詳しく調べないと、一般的な知名度で選んでしまうこともあるでしょう。ただ、知名度が高いから質の高いプログラムを提供しているとは限らないため、国際認証を取得しているかを一つの基準とするとよいでしょう。
MBAを取得した後に、どういった働き方をしたいかを明確にすることは重要です。大学院の修了生がどのように活躍しているかを確認しましょう。
大学院の公式WEBやパンフレットには、修了生の体験談や修学生の声が掲載されている場合があります。
また、MBA修了生が実施するオフラインやオンラインのイベントに参加して、生の声を聞くのも参考になります。
日本国内にも、MBAプログラムで国際認証を取得している大学院があります。
国際認証とは、「国際的な第三者機関によって設けられた評価基準を満たす」と認められたMBAプログラムが取得できる認証です。
国際認証を取得した大学院は、カリキュラムの質や国際的評価が保証されることになります。
国内のMBAプログラムで国際認証済みの大学院は以下の通りです。
国名 | 大学院名 | 国際認証機関 |
日本 | 名古屋商科大学大学院 | AACSB・EQUIS・AMBA |
日本 | 早稲田大学大学院 | AACSB・EQUIS |
日本 | 慶應義塾大学大学院 | AACSB・EQUIS |
日本 | 立命館アジア太平洋大学大学院 | AACSB・AMBA |
日本 | 国際大学大学院 | AACSB |
※2022年11月時点、アビタス調べ
参考:名古屋商科大学大学院
参考:早稲田大学 大学院経営管理研究科
参考:慶應義塾大学ビジネス・スクール
参考:修士経営管理(MBA) - 立命館アジア太平洋大学
参考:GSIM | 国際大学(IUJ)
国際認証機関の中でも世界で認められた「三大認証機関」とされるのは、AACSB、AMBA、EQUIS(EFMD)です。
国際認証を取得している大学院は全体の5%程度で、三大認証機関全ての認証を取得することを「トリプルクラウン」と呼びます。
ほんの一部ですが、世界各地のMBAランキング上位校で、国際認証取得済みの大学院をご紹介します。
国名 | 大学院名 | 国際認証機関 |
イギリス | Lancaster University | AACSB・EQUIS・AMBA |
中国 | Peking University | AACSB・EQUIS・AMBA |
アメリカ | Stanford Graduate School of Business | AACSB |
※2022年11月時点、アビタス調べ
参考:Lancaster University
参考:Peking University
参考:Stanford Graduate School of Business
イギリスのLancaster Universityや中国のPeking Universityは「トリプルクラウン」にあたります。
上記以外にも世界中の多くの大学院が国際認証を受けています。
MBAプログラムを受講するための大学院選びは、国内・海外、カリキュラム、育成方針、教育の質、学費、フルタイム・パートタイムなど、様々な点を考慮する必要があります。
MBAランキング上位に入っている大学院や国際認証を取得している大学院は、教育の質が保証されているためおすすめです。
留学費用を抑えたい場合には、海外の大学院が提供するオンラインMBAプログラムを検討するのもよいでしょう。
特にグローバルビジネスをけん引するアメリカのMBAは人気で、オンラインであれば日本で働きながら国内外で評価の高いアメリカのMBAが取得できます。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)が提供するアメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラム「マサチューセッツ大学MBAプログラム」では、オンラインで、現地で通学して取得する学位と同じ学位が取得できます。
世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しているため、グローバル人材としてのビジネススキルを無理なく身に付けることが可能です。
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