本ウェブサイトでは、Cookieを利用しています。本ウェブサイトを継続してご利用いただく際には、当社のCookieの利用方針に同意いただいたものとみなします。
本ウェブサイトでは、Cookieを利用しています。本ウェブサイトを継続してご利用いただく際には、当社のCookieの利用方針に同意いただいたものとみなします。
MBAの国際認証とは、一定以上の教育水準であると評価されたプログラムに与えられる認証です。代表的な国際認証にはAACSB・EQUIS・AMBAの3種類が挙げられます。
それぞれ認証機関や評価基準は異なるものの、国際認証を受けているビジネススクールでは世界的に認められた水準の教育を受けることが可能です。
本記事では国際認証の意味や認証取得済みのビジネススクールで学ぶ意義について見ていきましょう。
目次
MBAの国際認証とは
国際認証の登録機関
国際認証を受けているMBAで学ぶ3つのメリット
日本の国際認証校
国内でも海外MBAで受講する方法
MBAを取得する際は国際認証を取得しているかもチェックしよう
MBAにおける国際認証とは、国際的な第三者機関が設定した評価基準をクリアしているMBAプログラムに対して与えられる認証を指します。
国内外には数多くのビジネススクールがありますが、国際認証を取得することで、世界的に水準の高いMBAプログラムであることが証明されます。
そのため、ビジネススクールを選ぶ基準として国際認証を取得しているかどうかをチェックするのも1つの手です。
国際認証を取得するためには、次のような評価項目だけでなく、100を超える厳しい基準を満たさなければなりません。
国際認証の取得は、次のような手順で行われます。
認証を取得するためには教育プログラムにおいて生じた課題に対し改善を繰り返しながら、評価基準をクリアするまで教育水準を高める必要があるため、取得プロセスが数年にわたるケースもあります。
国際認証の登録機関として代表的な機関は、次の3つです。
3つの登録機関全てから認証を取得した場合、トリプルクラウンと呼ばれます。
それでは、3つの登録機関について見ていきましょう。
AACSB(The Association to Advance Collegiate Schools of Business)はアメリカ・フロリダを拠点とした登録機関で、1916年に創設された100年以上の歴史を持つ登録機関です。
AACSBはプログラムで学んだ成果や戦略マネジメントの項目を重視している点が特徴です。
認証取得後も毎年改善レポートの提出を義務付けています。加えて、取得後も継続的に5年ごとに審査を受けて合格しなければなりません。
数多くのビジネススクールのうち、AACSBを取得しているビジネススクールは約5%です。
2023年1月現在、日本国内におけるAACSB取得済みのビジネススクールは6校です。
※2023年1月時点アビタス調べ。
EFMD(The European Foundation for Management Development)はベルギーのブリュッセルにある登録機関で、1972年に創設されました。日本における名称は欧州経営開発財団です。
ビジネススクールははっきりとした使命を持ち、戦略を立てることが重要であるという考えから、EFMDの評価基準は戦略や方針の明示に重点を置いている点が特徴です。
EFMDは2つの国際認証を実施しています。それぞれの特徴を見てみましょう。
国際認証 | 特徴 |
---|---|
EQUIS | ・評価基準に教育機関の質も含まれる ・一定基準を満たした研究科全体に対し認証を与える |
EPAS | ・MBAプログラムに対し認証を与える |
認証の更新は3年認証と5年認証の2種類があります。
AMBA(the Association of MBAs)は1967年創設のイギリスの登録機関で、本部はロンドンにあります。
世界50カ国以上に拠点を構えており、日本における名称はMBA協会です。
評価においては、MBAプログラムの教育内容およびカリキュラムを重視している点が特徴です。
AMBAでは、認証を取得するための次のような条件(一部)を提示しています。
認証を取得しているビジネススクールの数は260校を超えます。
参考:Association of MBA「MBA ACCREDITATION CRITERIA」
参考:Association of MBA「AMBA’s History & Heritage」
国際認証を受けているMBAは、一定水準の評価基準を満たしているとみなされ、教育の質が担保されています。
また、海外企業での就職活動でもアピールしやすい点や、MBAの認証校同士で連携が取りやすい点も国際認証を受けているMBAで学ぶメリットに挙げられます。
ここでは、国際認証を受けているMBAで学ぶメリットについて見ていきましょう。
各国際認証機関の審査は定期的に更新されています。
継続的に更新の審査をクリアしているビジネススクールは、相応の教育の質が保証されていると考えられます。
また、教育制度が充実しているビジネススクールに集まる学生も優秀な人材が多く、レベルの高い環境で勉強できる点もメリットの1つです。
国際認証を受けているMBAは国際的にも知名度が高いため、ブランディング効果も期待できます。
もちろん、国際認証を受けていないビジネススクールでも同じような科目を受講できます。
しかし、MBAの学位を習得したことをアピールするためには、非国際認証校よりも国際認証校のプログラムを修了したほうが客観的に知識の証明ができ、信頼性が高いといえるでしょう。
また、修了後に海外での就職を希望する場合、有利になる可能性が高くなります。
認証を取得している海外MBA同士のつながりが強いため、他校の学生と交流できる交換留学のケースもあります。
交換留学を通して、より幅広い人脈形成や特定の大学でしか受けられない講義への参加が可能です。
そのため、交換留学や海外での就職を考えている人にとって、国際認証を取得しているビジネススクールへの進学はおすすめです。
日本国内でMBAプログラムを提供している大学院の中で、国際認証を受けている大学院と国際認証の種類を見てみましょう。
大学院 | 取得している国際認証 |
---|---|
名古屋商科大学大学院 | AACSB・EQUIS・AMBA |
早稲田大学大学院 | AACSB・EQUIS |
立命館アジア太平洋大学大学院 | AACSB・AMBA |
慶應義塾大学大学院 | AACSB |
国際大学大学院 | AACSB |
一橋大学大学院 | AACSB |
中央大学大学院 | AMBA |
京都大学大学院 | EQUIS |
同志社大学大学院 | AMBA |
※2023年1月時点アビタス調べ。
名古屋商科大学大学院は3つの国際認証を受けているトリプルクラウンです。
しかし、『THE FINANCIAL TIMES』『QS』の2023年のMBAランキングを見ると、国際認証を取得している日本の大学院は現在ランクインしていません。
海外MBAに通うために海外に滞在すると、滞在費用が高額になる、現在の仕事との両立が難しい、などといった課題があります。
一方で、海外MBAは国内MBAと比較すると「ビジネスの場で必要な英語力が同時に身につく」「グローバルなビジネススキルを習得できる」などのメリットがあります。
海外MBAを取得したいと考えているものの様々な事情があり悩んでいる人は、海外オンラインMBAプログラムがおすすめです。
海外オンラインMBAプログラムの場合、留学に必要な費用を抑えて、日本での仕事と両立しながら、海外で通学して取得する学位と同じ学位を取得できます。
数多くあるビジネススクールの中でも、AACSB・EQUIS・AMBAといった国際認証を取得している場合、世界的に認められた基準に達しているMBAプログラムであるといえます。
国際認証の種類によって評価基準は異なるものの、国際認証を取得したビジネススクールへの進学は、教育の質が担保されている点や海外企業での就職活動に有利になりやすい点などのメリットが挙げられます。
ビジネススクールを選択する際に、国際認証の取得の有無は必須ではありません。
しかし、メリットは多いため、自分の目的に合わせて国際認証を取得したビジネススクールへ進むべきかどうか見極めましょう。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)が提供するアメリカ・マサチューセッツ州立大学のMBAプログラム「マサチューセッツ州立大学MBAプログラム」では、オンラインにて現地で通学して取得する学位と同じ学位が取得できます。
世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しており、グローバル人材としてのビジネススキルを無理なく身につけることが可能です。
日本国内で国際認証を取得したアメリカのMBAを取得したいと考えている方は、ぜひアビタスの利用を検討してみてください。
最近のエントリー