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ビジネススクールへの進学を考えている人の中には、MBAと経営学の博士号(以下、Ph.D.)、どちらを取得するべきか迷っている人もいるでしょう。
MBAとPh.D.では、目的、期間、費用、そして修了後のキャリアパスなどが大きく異なります。一般的に、修了後ビジネスの道に進みたい人はMBA、学術研究の道に進みたい人はPh.D.を選択することが多い傾向です。
本記事では、MBAとPh.D.の意味や違いについて分かりやすく解説します。どちらに進もうか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
MBAとPh.D.の意味と概要
MBAとPh.D.の違い|3つのポイント
MBAとPh.D.の違いを把握しよう
多くの著名なビジネススクールでは、MBAプログラムだけでなく、経営学の博士号であるPh.D.のコースも提供しています。そのため、どちらに進めばよいか迷う人もいるでしょう。
ただし、全てのビジネススクールがPh.D.プログラムを提供しているわけではありません。
ここでは、MBAとPh.D.の意味と概要について解説します。
MBAとは「Master of Business Administration(経営学修士)」の略称で、認可を受けた経営大学院の修士課程を修了した者に授与される学位です。
多くのビジネススクールでは、経営戦略、マーケティング、ファイナンス、リーダーシップなど、ビジネス分野についての学びを深めます。
入学から学位取得まで1~2年の期間のプログラムが多く、実践的なケースメソッドやグループワークを通じて、経営者として必要な意思決定能力や問題解決力を養います。
一般的に、数年の実務経験を持つ人が入学します。経営者に必要なリーダーシップスキルやグローバルな視野、ビジネス分野の専門知識の習得などが主な目的です。
取得後は、企業の経営層、コンサルタント、起業家などとして活躍する人が多く見られます。
Ph.D.は、「Doctor of Philosophy」の略称で、日本では博士号を意味します。「ピー・エイチ・ディー」と読むのが一般的です。
経営学のPh.D.プログラムは、多くのビジネススクールに設置されています。国によっても異なりますが、入学から学位取得まで3〜5年以上かかることが多い傾向です。
幅広い知識を身につけるのではなく、特定分野を深く研究し、研究技術などを獲得します。
例えば、会計・マネジメント、組織行動学、マーケティング、経営学など様々な専門分野があります。独自研究や学術論文の執筆などがプログラムの中心です。
多くの場合、社会人がはたらきながらPh.D.を取得することを前提としていない大学機関がほとんどのため、入学要件として実務経験を求められることは少ないです。
大学卒業後、そのまま修士号、博士号と取得し、経営学の研究者を養成するのが目的で、Ph.D.取得後は研究職や教育職へ進む人みられる傾向にあります。
MBAとPh.D.は様々な点で異なります。違いを把握することで、どちらを選択すればよいか明確になるでしょう。
項目 | MBA | Ph.D. |
実務経験の有無 | 基本的に入学するために必要 | 実務経験は不要 |
取得できる学位 | 修士号 | 博士号 |
目的 | ビジネスに必要な幅広い知識とスキルを習得し、実践的な問題解決能力を養う | 特定の分野に関する深い専門知識を身につけ、独自研究を進める能力を培う |
学ぶ内容 | 経営戦略、マーケティング、ファイナンスなどのビジネス分野 | 組織行動学や経営学などの専門分野 |
プログラム期間 | 1〜2年 | 3〜5年 |
学費 | ビジネススクールや受講形態よって異なるものの一般的に高額 | MBAに比べて比較的安価な場合が多い |
修了後の進路 | ・企業の経営層 ・コンサルタント |
・大学教員 ・研究機関の研究者 |
加えて、自分のキャリアプランを明確にしておくことが重要です。特に、「ビジネスの道に進むのか」「研究の道に進むのか」という点は大切です。
ここでは最も重要な「目的」「学位取得」「学費」の3つについて詳しく解説します。
MBAの主な目的は、ビジネスリーダーの育成です。
受講生は経営戦略、財務、マーケティング、リーダーシップなど、ビジネスに必要な幅広い知識とスキルを習得し、実践的な問題解決能力を養います。修了後は、企業の経営層やコンサルタントとして活躍する人が多く見られます。
一方、Ph.D.の目的は、学術研究者の養成です。特定の分野に関する深い専門知識を身につけ、独自研究を進める能力を培います。
新しい理論の構築や既存理論の検証などを通じて、学問の発展に貢献することが求められます。修了後は、大学教員や研究機関の研究者として活躍する人が多い傾向です。
そのため一般的にビジネス界で活躍したい人は、MBAを修了した時点でビジネスの世界に戻り、研究を進めたい人や将来的に大学での教鞭をとるなどのプランを持つ人はPh.D.の道へ進む傾向があります。
MBAは経営学修士の学位が取得できます。一般的に1〜2年のプログラムが多く、講義やケーススタディ、グループワークなどを通じて学びます。
多くの場合、最終的にビジネスプロジェクトのメソッドや論文の提出が必要です。
一方Ph.D.では、博士号が取得できます。プログラム期間は3〜5年程度が一般的です。
大学により異なりますが、最初の1〜2年は専門分野の深い知識を身につけるための講義や研究方法論の学習に充て、その後独自の研究テーマを設定し、指導教授の下で研究を進めていくのが一般的です。
最終的に博士論文を執筆・発表し、厳格な審査を経て学位が授与されます。
MBAとPh.D.では学費が大きく異なります。
項目 | MBA | Ph.D. |
学科名 | 早稲田大学大学院経営管理研究科 | 早稲田大学大学院商学研究科 |
学費 | 3,976,000円 | 初年度:934,500円 2年次:873,500円 |
※アビタス調べ。2024年12月時点。
※Ph.D.(早稲田大学大学院商学研究科)は、2025年度入学者の学費です。
ビジネススクールや受講形態(オンライン・フルタイム・パートタイム)によって違いはあるものの、このように、Ph.D.とMBAの学費には大きな違いがあります。
MBAはいわゆる大学の講義(ケーススタディ)に多くの時間をかけるのに対して、Ph.D.は研究に多くの時間をかけることが違いとなるためです。
また、博士課程で講義がないというわけではないものの、本来は研究を進めるために進む課程と考えられています。
また、Ph.D.プログラムでも大学から奨学金や研究助成金を受けられる場合があります。
参照:早稲田大学大学院経営管理研究科「受験生の方へ|学費・奨学金・教育訓練給付金」
参照:早稲田大学大学院商学研究科「受験生の方へ|学費・奨学金」
MBAと経営学のPh.D.はどちらも経営学を深く学ぶために最適な選択肢です。MBAプログラムとPh.D.を設けて、さらなる研究を進めるスクールも多くあります。
ただし、年数や学費、入学要件、修了後のキャリアパスなどが大きく異なります。
MBAでは実践が、Ph.D.では研究が重視されているのが特徴です。そのため、ビジネスの道に進みたい人はMBA、研究職に進みたい人はPh.D.を選択することが多く見られます。
多くの場合、MBAプログラムと比較するとPh.D.プログラムのほうが学費は安くなる傾向があります。一方、Ph.D.プログラムのほうが中退者の割合が高い点には注意が必要です。
自分の将来のキャリアパスや進学の目的をよく検討した後で、どちらを選択するか検討してみましょう。
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