グローバル化が進む現代のビジネス環境において、MBAの取得は多くのビジネスパーソンにとって魅力的な選択肢の1つです。

MBAが取得できるビジネススクールは世界中にあります。どこのビジネススクールに行こうか悩んでいる人もいるでしょう。

昨今「英語で受講できる」「学費がリーズナブル」「日本人が居住しやすい」などの様々な理由で、台湾のビジネススクールが注目を集めています。

本記事では、台湾でMBAを取得するメリットや人気大学、出願方法などについて詳しく解説します。

目次
台湾でMBAを取る3つのメリット
台湾でMBAが取得できる教育機関
自分のキャリアによっては台湾でのMBA取得を検討しよう

グローバルに活躍したいと考える人の中には、海外でのMBA取得を検討している人もいるでしょう。円安の影響で欧米でのMBA取得について悩んでいる人もいるかもしれません。

学費がリーズナブルで中国語と英語が学べる、という観点から台湾でのMBA取得を検討してみるのも1つの方法です。

ここでは、台湾でMBAを取得する以下の3つのメリットについて紹介します。

• 学費がリーズナブルである
• 中国語と英語が学べる
• 日本人が居住しやすい環境である

台湾のビジネススクールは、欧米と比較するとリーズナブルなのが特徴です。

例えば、National Taiwan Universityで必要な1年間の授業料（Program Length／1 to 4 years）は550,000ニュー台湾ドル（約275万円）です。

一方、ハーバードビジネススクールでの授業料は76,410ドル（約1,185万円）であり、台湾であればアメリカのおよそ5分の1の授業料で学習できることが分かります。

※アビタス調べ。2024年12月時点。

※1ニュー台湾ドル=5円、1ドル＝155円として計算。

台湾での生活費の概算は1カ月約12万円程度との試算もあり、欧米での生活と比較するとリーズナブルといえます。

予算を抑えたい、できるだけコストパフォーマンス良くMBAを取得したいと考えている人にとって、台湾は魅力的な留学先といえるでしょう。

参考：National Taiwan University「Global MBA｜Program Details」
参考：Harvard Business School「MBA｜Annual Cost of Attendance」

台湾でのMBAを取得するメリットの1つは、中国語と英語の両方を学べる環境にあることです。MBAプログラムの多くは英語で行われますが、日常生活においては中国語を使用する機会が豊富にあります。

スクールによっては、中国語の講義を受けることも可能です。

中国語は世界でも話者の多い言語の1つで、ビジネスにおいても重要性が増しています。台湾で学びながらビジネス中国語を実践的に習得すれば、将来的には中華圏でのキャリア展開も可能になります。

あわせて、国際的なビジネス環境で必須となる英語力も向上できる点が魅力です。世界で話者の多い2つの言語スキルを身につけることは、グローバルに活躍したい人にとって大きなメリットです。

ただし、MBAを学びながらもう一つの言語を修得するのはハードルの高い挑戦になるでしょう。

台湾は亜熱帯気候に属しており、日本国内の中では沖縄に近い気候といえます。夏は暑く湿度が非常に高い一方で、冬は比較的穏やかで過ごしやすいのが特徴です。

比較的治安が良く、公共交通機関も発達しているため、安全で便利な生活を送ることが可能です。ただし、日本と全く同じ感覚で過ごすことはおすすめできないので注意が必要でしょう。

また、台湾のビジネススクールの中には日本人留学生のコミュニティがあるものが見られます。日本人留学生同士の情報交換や相互サポートが可能です。

台湾は、日本人に対して親切な人が多い傾向があります。和食レストランも多い傾向にあるため、海外留学の中では比較的カルチャーショックを受けずに生活できるのはメリットです。

台湾では、英語と中国語をマスターでき、比較的授業料が安価なため、興味を持つ人も多いのではないでしょうか。

アジア圏にあるため、欧米に行くよりも移動距離が短くて済む点も魅力です。

ここでは、台湾でMBAが取得できるビジネススクールの中で、英語で講義が受けられる2校を紹介します。

国立台湾大学（NTU）のMBAプログラムは、台湾での知名度がとても高いのが特徴です。権威のあるビジネススクールの1つです。

AACSBとAAPBSの認証を受けており、国際的に評価されているスクールであることが分かります。

プログラムは全て英語で行われ、修了までに平均2年を要します。授業料の合計は550,000ニュー台湾ドル（約275万円）です。

入学条件として、フルタイムでの就業経験が2年以上必要です。

国際ビジネス環境でのリーダーシップスキルを養うことを目指しており、在学中に海外交換留学やグローバルコンサルティングプログラムなどに参加して、グローバルな経験を積むことも可能です。

申請期間は2期に分割されており、例えば、2024‐2025年度のクラスの場合はこのようになっていました。

項目	申請期間
第1ラウンド	2023年10月6日～12月4日
第2ラウンド	2023年12月18日～2024年2月19日

※2024年12月、アビタス調べ。

申請期間中に公式サイトからオンラインで申し込むことが可能です。

なお、台湾で学ぶ留学生に関する規則が定められており、その規定に違反している場合は入学許可が取り消されます。

卒業後に違反が判明した場合は、授与された学位が取り消されてしまうため、必ず留学生の規則を確認した上で応募しましょう。

参考：National Taiwan University「Global MBA」
参考：全國法規資料庫｜Regulations Regarding International Students Undertaking Studies in Taiwan

国立政治大学（NCCU）は、ビジネスや法律関係に強く、台湾において知名度の高いスクールです。AACSBとEQUISの国際認証を受けている、高品質なプログラムを提供しています。

プログラムは全て英語で行われ、修了までに2年を要します。1年間の授業料は26,200ニュー台湾ドル（約13万円）、授業は1単位あたり8,800ニュー台湾ドル（約4万円）必要です。

修了までに42単位以上の取得が必要になるため、費用としては369,600ニュー台湾ドル（約1,850万円）以上かかります。

原則として、入学条件で2年以上のフルタイム就労経験が求められますが、必須条件ではありません。

多くのコースでケーススタディ方式を採用し、理論と実践のバランスを重視しています。

1年半から2年で修了要件を満たせるスケジュールですが、最長4年まで延長できるため、自分のペースで学べる点も魅力です。

※2024年12月、アビタス調べ。

※1ニュー台湾ドル=5円として計算。

参考：National Chengchi University「Admissions」
参考：国立政治大学国際経営管理英語碩士学位課程「Requirements」

グローバルに活躍したい人にとって、海外でのMBA取得は魅力的な選択肢の1つです。

英語と中国語のスキルが身につく、授業料や生活費が比較的安価といった理由で、台湾のビジネススクールが注目を集めています。

欧米よりも近く、自然環境が日本に近いため暮らしやすいと感じる日本人も多いでしょう。アジア圏であり親日家が多い点も魅力です。

本記事で紹介した国立台湾大学（NTU）や国立政治大学（NCCU）は、国際認証を受けており、高品質な教育が保証されています。

「将来中華圏で活躍したい」「コストパフォーマンス良くMBAを取得したい」と考えている人は、台湾でのMBA取得を検討してみましょう。

台湾のMBAプログラムは魅力的ですが、他にもコストパフォーマンスの良い海外MBA取得方法があります。

それが、国際資格の専門校であるアビタス（東京）が提供している「マサチューセッツ大学（UMass）MBAプログラム」です。

オンラインプログラムなので、日本で仕事や家庭との両立を続けながらMBAを取得できます。

アビタスのプログラムでは、渡航費や滞在費などをかけずに英語スキルの向上が期待できます。加えて、海外留学で現地で取得するのと同等の学位を取得できる点が魅力です。

「マサチューセッツ大学（UMass）MBAプログラム」は国際認証AACSBを得ており、高品質であることが客観的に証明されています。

アビタスでは無料説明会や体験講義を実施していますので、お気軽にお問い合わせください。

まずは無料の説明会にご参加ください。