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リーダーシップとは、リーダーとしてチームメンバーを牽引できるスキルを指します。組織やチームをまとめるリーダーには欠かせないスキルです。
では、リーダーシップとは具体的にどのような考え方なのでしょうか。また、どのような人がリーダーシップを発揮できるのでしょうか。
本記事では、リーダーシップの代表的な2つの理論や発揮できる人の特徴を解説します。
目次
リーダーシップとは
代表的なリーダーシップ理論
リーダーシップとマネジメントの違い
リーダーシップを発揮できる人の4つの特徴
MBAでリーダーシップを学んだ卒業生の声
MBAでリーダーシップを学び、ビジネスパーソンとして成長しよう
リーダーシップとは、自身の価値観や理念を土台として、組織全体の目標達成を目指し従業員を牽引できるスキルを意味します。
組織の経営者や管理者をはじめ、チームリーダーやプロジェクトリーダーにも必要なスキルです。多くの企業がフラット化する中で、すべての人がさまざまなケースでリーダーシップを発揮することを期待されています。
組織において事業の目標を達成するためには、事業全体の行動指針を示し、目標達成に導いてくれるリーダーの存在が必要不可欠です。
リーダーシップとは、リーダーの役割を果たすために必要な能力といえます。
リーダーシップ理論とは、目標達成に向けて、リーダーとして取るべき行動の指針やリーダーに必要な能力を模索する理論です。
伝統的なリーダーシップ理論は、SL理論とPM理論の2つに分かれます。
ここでは、SL理論とPM理論の概要をご紹介します。
SL(Situational Leadership)理論は、リーダーシップのスタイルを部下や事業の状況などに応じて変化させるとする理論で、提唱者は行動科学者のポール・ハーシーと組織心理学者のケネス・ブランチャードの2人です。
SL理論で重要視されているのは、リーダーの素質ではなく、部下の状況に応じて柔軟に対応するという点です。
リーダーが部下全員を同等に指導するのではなく、部下一人ひとりの能力に合わせて指導することで、部下の成長しやすい環境を整えられるという考え方です。
SL理論では、部下のタイプを成熟度別に以下の4つのタイプに分け、リーダーが対応を変えていきます。
また、以下の2つの軸に沿った行動を行うことも大切です。
2つの軸 | 概要 |
指示的行動 | ・業務の方法や手順などの具体的な指示を出す |
援助的行動 | ・部下との信頼関係を構築するための行動 ・話を聞いたり、成果を賞賛したりすることでサポートする |
SL理論においては指示的行動および援助的行動の2つの軸に沿った行動で、部下を指導することが重要とされています。
PM理論とは、リーダーシップにおいて目標達成機能(Performance)と集団維持機能(Maintenance)のどちらの機能を重要視するかという考え方です。
1966年に、社会心理学者である三隅二不二氏が提唱しました。
2つの機能 | 概要 |
目標達成機能(P) | ・成果を上げるために発揮される機能 ・設定した目標に対しメンバーに的確な指示を与え、業績や生産性の向上を図る |
集団維持機能(M) | ・集団をまとめるために発揮される機能 ・良好な人間関係やチームワークの維持や強化を図る |
PM理論では、2つの機能の強弱により、リーダーシップを以下の4つのスタイルに分けています。
PM型のリーダーが、リーダーの理想像とされています。
リーダーシップと似た言葉にマネジメントがありますが、意味を混同している人も少なくありません。
しかし、リーダーシップとマネジメントは役割や必要なスキルなどが大きく異なっており、お互いに補完する関係になります。
リーダーシップとマネジメントを比較しましょう。
項目 | リーダーシップ | マネジメント |
視点 | 長期的 | 短期的 |
役割 | 目標の提示、権限委譲、補佐 | 目標の達成、維持、調整 |
必要なスキル | 先導力、人間力 | 管理調整力 |
リーダーシップは、目標を達成するために長期的にチームメンバーを先導するスキルです。チームメンバーとともに目標達成を目指していくため、人間力も求められます。
一方でマネジメントは、組織が成果を上げるための機能や機関を指すため、管理調整力が必要になります。
では、リーダーシップを発揮できる人にはどのような特徴があるのでしょうか。
具体的には以下の4つの特徴が挙げられます。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
リーダーとして問題を解決したり意思決定をしたりする過程で、論理的思考力は不可欠なスキルです。
論理的思考力がある場合、問題の本質的な要因を見つけ出すことが可能です。
問題の要因と結果のメカニズムを正確に理解し、効果的な解決方法を提示できるでしょう。
リーダーは迅速に決断し、自ら行動できる能力も必要です。
目標を達成するためには、リスクが想定される状況でもリーダーが自ら行動し、周囲を巻き込んで組織の変革を試みる行動力が求められます。
また、非常時などトラブルが発生した状況では決断力を発揮しなければなりません。
トラブル発生時には希望的観測ではなく、現実を直視し、迅速に決断できる力が必要です。
日頃からチームメンバーとコミュニケーションを取り信頼関係を構築できる人は、リーダーシップを発揮できるでしょう。
チーム全体で成果を上げるためにはチームメンバーに対し自らの意思や思考を正確に伝え、メンバーの理解を深めることが重要です。
また、自らの意思を伝えるだけでなく、相手の感情を理解できる共感力も必須でしょう。
精神的に大人であるリーダーを「オーセンティック(真正の)・リーダー」と呼びます。
オーセンティック・リーダーの特徴として、以下の5つが挙げられます。
また、いかなる場合も、ビジネスパーソンであれば誠実さが求められます。特にリーダーにとっては不可欠な要素です。
リーダーという権限に頼ってチームメンバーの行動を強要するのではなく、相手の同意を得ながら納得を促す誠実性が求められます。
MBA(Master of Business Administration)は経営学修士のことです。
MBAプログラムでは、経営資源の要素である「ヒト・モノ・カネ・情報」について深く学び、経営に関する幅広い知識を養えます。
MBAプログラムでは、リーダーシップ論を学びます。MBAでリーダーシップを学ぶ理由は主に以下の3つが挙げられます。
ここでは、3つの理由を詳しく見ていきましょう。
リーダーシップは組織運営の中核となるスキルです。
MBAのカリキュラムでは、リーダーシップの概要からプログラム全体を通して様々なリーダーシップの技法を学びながら組織運営に効果的なマネジメントを学習することができます。
学習内容はビジネススクールによって異なるものの、グループ演習をしながら実践的にリーダーシップについての学習に取り組めるスクールもあります。
グループ演習という小グループの中で、それぞれが役割に応じたリーダーシップを発揮することを学ぶ機会となります。
MBAは、様々な業界や職種から集まった学生たちと交流できる場です。
また、海外MBAの場合、多様な国や文化の学生たちとコミュニケーションを取ることが可能です。
様々なバックグラウンドの学生と交流することで、リーダーシップを発揮するために欠かせないコミュニケーション能力の向上が見込まれるでしょう。
海外MBAの場合、特に日本的な企業とは違い、組織のメンバーがそれぞれにリーダーシップを発揮することを期待されているため、それぞれの立場におけるリーダーシップのあり方を学ぶ機会となります。
MBAでリーダーシップを学ぶ理由は、リーダーとしてはもちろん、社会人として論理的思考力を身につける必要があるためです。
論理的思考力を身につけることで現状を整理し、要因と結果の因果関係を正確に把握できるため、問題解決能力の向上にもつながります。
チーム内のトラブル発生時に、迅速に対応できる問題解決能力を向上させることも必須でしょう。
松枝春美氏は、リーダーシップが不足していると感じたのがMBA取得のきっかけと話しています。
松枝氏は銀行に勤めている時に上司から「一貫性のあるリーダーシップが不足している」と指摘されました。
加えて、銀行では経営者と接する機会が多く、経営者の視点を持つことが仕事に活きると考え、MBA取得を目指しました。
MBA取得ではマネジメントの知識を深めつつ経営者の視点を持ち、価値提供のできる人材になることを目標として学習に取り組んだそうです。
松枝氏はMBAのカリキュラムの中でも、特に「リーダーシップ論」の科目が印象に残っていると話しています。
リーダーシップ論では概要を学び、同僚からのフィードバックや動画・ポッドキャストでの学習により、リーダーシップへの理解を深められたようです。
リーダーシップの理論を学ぶことで、自分なりのリーダーシップスタイルが築けたと話しています。
MBA取得後は管理職に昇格し、独自のリーダーシップスタイルを確立できたそうです。
関連記事:Abitus UMass MBA「卒業生の声|松枝春美さん」
MBAのプログラムでは組織やチームのリーダーに不可欠なリーダーシップを学習できます。
リーダーシップの基礎知識だけでなく、グループワークによる実践演習など体系的に学習できる環境であるため、リーダーシップへの理解を深めることが可能です。
MBAには様々なバックグラウンドを持つ学生たちが集まり、コミュニケーションを図ります。リーダーシップに欠かせないコミュニケーション能力を向上できる環境といえます。
また、MBAプログラムの実践的な学習により、論理的思考力および問題解決能力の向上も可能です。
MBAでリーダーシップを学ぶことで、ビジネスで活躍できる人材への成長を図りましょう。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)では、「マサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラム」を受講できます。
「マサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラム」はアメリカ・マサチューセッツ州立大学のオンラインMBAプログラムで、日本にいながら現地留学した際に得られる学位と同等の学位を取得できます。
また、世界のトップスクール同様、国際認証AACSBを取得しており、高い教育品質が保証されています。グローバル人材としてのビジネススキルを無理なく身につけることが可能です。
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