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MBAのカリキュラムには組織行動学という科目があります。
組織行動学という言葉は日常生活ではあまり耳にしないため、どのようなことを学ぶのか知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、MBAで学習する組織行動学について、学習内容や日本で学べる教育機関を中心に紹介します。
この記事をご覧になれば、組織行動学という科目について理解できるため、ぜひ最後までご覧ください。
目次
組織行動学・組織行動論とは
組織行動学・組織行動論のテーマ
組織行動学・組織行動論の代表例
MBAにおける組織行動学・組織行動論
MBAで組織行動学・組織行動論を学んでビジネスで活かそう
組織行動学・組織行動論とは、人間の行動が組織に与える影響、および組織が成果を出すための人間の動かし方を学ぶ学問です。
組織行動学では、研究された結果を踏まえて、組織内の人間を正しく行動させる方法や、組織の動かし方を検討します。
例えば、ある組織に新しい人材が参加することになり、その後組織の様子が変わった場合に、様子が変わった原因を人間の行動から分析するのです。
人間の行動を分析することにより、その組織をさらに良い方向に導くための対応策を明らかにしていきます。
組織行動学・組織行動論を学習するにあたって、以下の3つのテーマで相手の行動を分析すると、理解が早く進みます。
それぞれのテーマについて、詳しく見ていきましょう。
原因の説明とは、組織の成功や失敗がなぜ発生したのか、その原因を分析することです。
原因の分析を行うことによって、今まで知られていなかった組織の潜在的な課題を検知することが可能です。
潜在的な課題を発見した場合には、そこに至るまでの行動背景まで調査することにより、行動の抑制や是正・発展につなげていくことができます。
ある特定の人間が組織に関係することによって生じる、組織への影響度合いを分析することが、影響の予測です。
例えば、ある組織に新しい人材が参画することにより、組織がどのように変わっていくのか、またどういう影響が与えられていくのかを予測して、その結果を調べていきます。
人材の配置検討をする際などに影響の予測は用いられ、良い影響を与える組織づくりの際には有効な手法です。
組織行動学・組織行動論における分析・研究結果をもとに、組織がより正しい方向へ動き、良い結果を残せるように働きかけることを、良い結果を導く統制と呼びます。
統制を行うためには原因の説明や影響の予測の結果をもとにする場合が多く、さらに潜在的な人間関係まで踏み込んだ分析を行う必要もありえます。
良い結果を導くための統制は、組織行動学・組織行動論の中でも難しいといわれています。
組織行動学・組織行動論の代表例としては、以下の2つの理論が挙げられます。
それぞれの理論の詳細について、次に紹介します。
組織の構成員が目標の達成に向けて努力する要因を分析することが、モチベーション理論です。
モチベーション理論には、自律的な「ドライブタイプ」と受動的な「インセンティブタイプ」の2つがあります。
ドライブタイプとは、個人の気持ちで行動するタイプです。自らの向上心や探究心がモチベーションの原動力となっています。
このタイプの人のマネジメントでは、その人が仕事で果たしたい目標をかなえてあげるようにしてあげることが有効です。
インセンティブタイプとは、報酬や条件で行動するタイプです。
社内での自分の評価・給料などが行動の原動力となります。このタイプの人のマネジメントでは、労働環境の整備・公平な人事評価制度の導入などが有効です。
ドライブタイプかインセンティブタイプ、どちらの理論を組織の構成員に適用することが組織運営にとって有効であるかは、対象となる構成員によってまちまちです。そのため、その構成員がドライブタイプかインセンティブタイプかを見極めることが重要となるでしょう。
組織の目標達成や成功のために、リーダーの動き方を研究し、リーダーが行うべき正しい行動とは何かを分析することが、リーダーシップ理論です。
組織として成果を出すためには、リーダーが考える正しい方向へメンバーを導いていく必要があります。そのため、個人に信頼され個人を動かすリーダーを育成するために必要な理論です。
リーダーシップには、主に「オーセンティック・リーダーシップ」「サーバント・リーダーシップ」の2つのタイプがあります。
オーセンティック・リーダーシップとは、自分の考えをもとにチームを引っ張るタイプです。
このタイプの人は、倫理観を重要視し協調性を大事にする傾向にあります。また、正しい組織とするためには、リーダー自身の確固たる目標や信条が必要と考えています。
サーバント・リーダーシップとは、メンバーと協力し助け合うことに重点を置いているタイプです。
メンバーと一緒になって1つの目標へ向かっていくことが信条です。正しい組織には、リーダーとメンバーの信頼関係が最も大切だと考えています。
次に、MBAで学ぶ組織行動学・組織行動論の意味や目的について解説しましょう。
MBAでは、基礎課程の中で経営学上の組織行動論についての概論を学びます。つまり「組織の中でいかに人を動かすか、巻き込むか」を学習していきます。
組織行動学・組織行動論で学ぶ内容は、組織の中でそれぞれの人間をコントロールすることにより、組織として成果を上げるためのものです。
MBAで組織行動学・組織行動論を学ぶ目的は、仕事の場で実際に組織が成果を出すために知識を活かすことにあります。MBAで学んだ組織行動学・組織行動論の知識を仕事で活かせるレベルにまで引き上げて、企業経営の中で活かしていきましょう。
今回は、MBAで学ぶ科目の中で、組織行動学・組織行動論について、紹介してきました。
組織行動学とは、組織における人間の行動を調査し体系的に研究する学問のことであり、人間の行動は「原因の説明」「影響の予測」「良い結果を導く統制」の3つのテーマで分析すると理解が進みます。
組織行動学・組織行動論の代表例には、モチベーション理論・リーダーシップ理論があり、モチベーション理論は組織の構成員が目標達成に向けて努力する要因を分析することで、リーダーシップ理論は組織の目標達成や成功のために、リーダーがすべき動き方を研究し、正しい行動とは何かを分析することです。
組織行動学・組織行動論は、仕事の場で組織運営するにあたって有効な学問です。MBAで組織行動学・組織行動論について学び、ビジネスで積極的に活かしていきましょう。
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