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中村 純さん
国内監査法人
公認会計士の資格を保持し、Big4→シンガポール会計事務所→国内監査法人と着実にキャリアを積む中村さん。IFRSを学び、日本基準とIFRSの差異を理解できるようになったことがクライアントとのコミュニケーション上とても役立つと語っています。海外の企業で働いているからこそ感じる、日本企業が抱える課題やIFRS取得の意義について語っていただきました。
記事内容はインタビュー当時のもので現在は異なる場合があります。予めご了承ください。
簿記の資格を取得する中で日本の公認会計士の資格の存在を知り、勉強開始。2016年11月に公認会計士論文式試験に合格しました。
大学卒業後はBig4に就職し、監査業務、IPO業務や地方創生業務を担当しました。
2022年9月からシンガポール会計事務所に勤務していましたが、2024年の3月からBig4時代にお世話になった先輩が勤務している監査法人にお世話になっています。
キャリアアップのためです。
日本の公認会計士資格の勉強では日本の会計基準を前提としているため、これまで国際的な会計基準であるIFRSを本格的に学習したことはありませんでした。しかしながら、Big4時代の監査業務においても往々にしてIFRSの議論になるため、IFRS学習の必要性を感じつつも重い腰が上がらない状態でしたが、シンガポール会計事務所への転職を機に、本格的に学習開始いたしました。シンガポールではIFRSを採用しているため、資格取得は社内へのアピール材料になりますし、日常業務への費用対効果が高いと考えました。
同僚からの紹介です。アビタスでUSCPAを学習した方から伺ったことがきっかけです。
アビタスの評判やコースの内容を実際に見て、IFRS知識をしっかりと身につけることができると感じて選ばせていただきました。
特にテキストは、目次に一貫性があり内容が章ごとにまとまっていたため、学習しやすかったです。
問題集は、実際の試験に似た形式の問題が多く含まれていたため、試験対策にはとても実践的だと感じました。
はい、IFRSの会計処理や原文を再確認したいときの足掛かりとしてテキストを確認することがあります。
アビタスのテキストは、概要、具体的な会計処理、注記といった構成で、各章の目次に一貫性があることから調べやすいため、実務に活かせると思います。
引き続き自己研鑽が必要な状態ではございますが、日本基準とIFRSの差異への理解を深められた点です。
私のIFRS検定取得においては、日本の公認会計士資格が前提となっています。そのため、IFRS学習の際は、日本基準を頭に思い浮かべながら学習しました。
また、コンバージェンスが進行しているため、現職の国内監査法人でもIFRSに触れる機会が増加していくと思われます。その意味では、今回の学習は将来の業務への準備をすることができました。
IFRS導入対応やその支援に携わるなど、IFRS学習のきっかけは人それぞれですが、そのモチベーション持続の手段として、また、キャリアアップの1つとしてIFRS取得は良い材料になると思います。
最近では収益認識に関する会計基準のコンバージェンスが日本会計業界の大きな動向としてございました。このような動きは今後も進行していくと思われるため、日本基準採用の会社に所属しているとしても、IFRS学習は決して無駄にならないと思います。
IFRSの勉強を通じて、海外でのキャリア機会を広げた中村さん。夢と希望にあふれた素敵なキャリアだと感じました。IFRS学習は単に資格取得にとどまらず、国際的な会計基準への理解を深め、グローバルな視点から会計処理を考える力を養う上で非常に価値があるとあらためて感じたインタビューでした。