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  • 2024/11/27公開

MBA用CVの書き方の4つのポイントとは?CVに必要な要素は?

MBA用CVの書き方の4つのポイントとは?CVに必要な要素は?

MBAプログラムに出願する際に、CVの提出を求められることは少なくありません。

CVは経歴書の一種で、職務経歴だけでなく学歴や専門的なスキル、実績などを詳細に記載するものです。ビジネススクールへの入学の合否を左右する重要な書類です。

Resume(レジュメ)や日本の職務経歴書とはどう違うのか、どのようなポイントに気をつければよいのかと悩んでいる人もいるでしょう。

CVを書く際は、アピールポイントや応募プログラムとのマッチングを明確にすることが大切です。

本記事では、ビジネススクールへの入学に向けたCVの書き方について解説します。

目次
CVとは
MBAのCVの書き方のポイント
MBAのCVに必要な記載項目の書き方
MBAのCVの書き方でよくあるミス
MBAのCVのチェックは繰り返し行おう

CVとは

日本語で、経歴書と訳されることの多いCVですが、日本の履歴書や職務経歴書とは異なるため注意が必要です。

CVにはこれまで経験した職務の実績や成果、学歴、研究実績、資格やアピールできる能力などを詳細に記載します。

スクールにもよりますが、MBAプログラムに出願する際には、CV(Curriculum Vitae)の提出を求められることもあります。CVは、提出後のインタビューにも大きく影響し、合格を左右する重要度の高い書類です。

Resume(レジュメ)との違い

CVと似た言葉にResumeがありますが、Resume(レジュメ)は主に就職活動の際などに使用される簡潔な職務経歴書を指します。職務経歴と職務能力に焦点を当て、要点を簡潔にまとめたもので、企業の要件に合わせてカスタマイズするのが一般的です。

一方CVには、職務経歴に加え、学歴、研究実績、資格、受賞歴、志望動機などを詳細に記載します。アカデミックな分野や研究職、専門職などでよく用いられる書類です。

長さの規定はありませんが、Resumeに比べて多くの情報を記載するため、数ページにわたることも少なくありません。

ただし、MBAスクールの受験の際のCVはA4で1枚、長くても3枚までに収めることが推奨されています。

日本の職務経歴書との違い

日本の職務経歴書は、主に就職活動で企業に提出するもので、大まかなフォーマットはだいたい決まっています。学歴や職歴、保有資格などを簡潔にまとめたものが一般的です。

一方、CVにはフォーマットはありません。レイアウトや内容についても自由に記載できます。また、学歴や職歴、保有資格のほか、研究実績、受賞歴、志望動機などを詳細に書くのが一般的です。

そのため、日本の職務経歴書をただ英語に訳しただけでは、CVの要件を満たしたとはいえません。

特定のフォーマットがないため、書き方も個性の1つとして評価の対象となります。担当者が見やすく読みたいと思わせるような文書やレイアウトを心がけましょう。

MBAのCVの書き方のポイント

CVは志望校合格に向けて、自分の職歴やビジョン、志望動機などをアピールできる貴重な機会です。

しっかり読んでもらうためには、ポイントを押さえて分かりやすく書くことが大切です。

ここからは、MBAのCVを書く時に外せない4つのポイントを紹介します。

  • 学歴などのアピールポイントを明確にする
  • 応募プログラムとのマッチングを明確にする
  • 説得力のある表現で言語能力を示す
  • 構成にストーリーを持たせる

学歴などのアピールポイントを明確にする

MBAスクールの入試では、専門的な学業成果を強調しアピールすることが重要です。

大学時代に参加した研究プロジェクトやインターンシップなども重要なアピールポイントになり得ます。

また社会人がCVを作成する場合は職務上の実績から始め、大学時代への成果へと繋げていくのが良いでしょう。

関わりの深さや具体的な成果を詳しく説明することで、学術的能力の高さが示せます。

特に、MBAスクールで学びたいことと、自身の専門分野に密接な関係がある場合は、これまでの学歴や研究成果についてポリシーなどを交えながらアピールするとよいでしょう。

これまでの学歴とキャリア目標や志向にブレがなく一貫性があることを明示できます。

また、記載事項は簡潔かつ具体的に記述するよう努めましょう。

応募プログラムとのマッチングを明確にする

応募するMBAスクールのプログラムに対して、自分の経歴やビジョンがどれほど適しているかを明確にすることが重要です。

また、CVがエッセイ、推薦状とも生合成が取れていることを意識する必要があります。

なぜこのプログラムを選んだのかを具体的に示すようにするとよいでしょう。その上で、自分の過去の経験やスキルがプログラムの内容や求められる能力と一致していることを明確にします。

将来のキャリア目標に対して、プログラムがどのように役立つのかを具体的に述べることも大切です。

MBAスクールのプログラムに対する十分なリサーチを反映させながら、応募するプログラムに沿った個人的な動機や背景、ビジョンなどを具体的に述べるようにしましょう。

説得力のある表現で言語能力を示す

多くの応募者がいる中で存在感を示すためには、説得力のある表現で記載することが重要です。

例えば、過去にプロジェクトを主導して達成した成果や、具体的な数値で示された実績を記載すると効果的です。数字やデータを含め、定量的に示すことを意識しましょう。

説得力のある表現で記述することは、学業やビジネスに支障のないコミュニケーションができる言語能力があることをアピールする機会にもなります。

構成にストーリーを持たせる

CVを書く際は、構成にストーリーを持たせることも意識してみましょう。

志望動機やビジョンを明確に示すためには、単に経歴を羅列するだけでは伝わりません。

「なぜこのビジネススクールを目指すのか」「MBA修了後にどのようなキャリアを描いているのか」などを具体的に記述することで、志望の熱意が伝わります。

ストーリー仕立てにすることで、人物像や個性が自然と伝わり、経歴に一貫性や説得力が生まれるのもメリットです。さらに、ストーリーは感情に訴えるため、読み手の理解が深まり、記憶に残りやすくなります。

将来性に期待を持たせるような余白を残し、心に残るストーリー性のあるCVを書き上げましょう。

MBAのCVに必要な記載項目の書き方

CVには固定のレイアウトはなく、自由に記載できます。

しかし、自由に記載できるとなると、何を書いてよいかわからないと困る人もいるでしょう。ここでは、必要な記載項目の書き方について説明します。

ページ数にも指定はありませんが、要点を強調し担当者に印象付けるためには、基本的には長くとも3ページまでに収めることを意識しましょう。

個人情報(Personal Details)

最初に、氏名、住所、連絡先、電子メールアドレスなどの基本情報を記載します。

それ以外の個人情報、例えば、日本の履歴書で記載が求められることの多い年齢や性別、家族構成、健康状態、趣味、通学時間などに関する記載は不要です。

また、宗教や配偶者の有無といった不要な個人情報も記載しないよう、注意しましょう。

「日本出身だがニューヨーク在住」など、現住所と国籍や出身地が異なる場合は、国籍や出身地などを記載するとよいでしょう。

学歴(Education)

学歴のセクションには、学位、学校名、専攻、卒業年などを記載しましょう。

学位論文のタイトル、受賞歴のほか、長期間の留学経験などがあればそのことも記載します。

過去から順番に書くのではなく、現在に近いものから記載します。日本の一般的な履歴書とは逆になるので注意しましょう。

CVは通常1枚、長くても3ページまでで収める必要があるため、学業成績や学位の詳細は省略するのが一般的です。

アピール材料となる点は積極的に盛り込みつつ、ポイントを押さえて要点のみを記しましょう。

技術的な専門スキル(Technical Competencies)

入学を希望するプログラムと関連する経歴をリストアップしましょう。

例えば、プログラミング言語、統計ソフト、データ分析ツールなど、得意とする専門的なスキルについて具体的に記載します。

プログラミング言語などについては、年数やレベルなどの習熟度を示すことがポイントです。

スキルを証明する資格を取得している場合は、その旨を記載しましょう。

学術研究および就業経験(Academic and Professional Experience)

大学時代の研究、インターンシップやプロジェクト、社会人になってからのビジネス経験まで、全ての経歴を年月順に時系列で記載しましょう。新しい経験から順番に記すのがポイントです。

ビジネス経験は、単に役職名や期間を列記するのではなく、具体的な役割や職務内容、主要な成果や貢献を簡潔に説明します。実績は、数値化することで説得力が増します。

また、入学を希望するプログラムに関連する経験については、テーマの背景や新規性、方法論、発見などを分かりやすく要約することも重要です。

限られたスペースでインパクトのある記述を心がけましょう。

奨学金(Grants Awarded)

在学中に受けた奨学金の名称、支給元、支給時期と金額を記載します。

奨学金選考基準や、受給のためにどのような学業成績やリーダーシップ能力が育まれたかなどの背景や成果についても簡潔に記載しましょう。

MBAのCVの書き方でよくあるミス

ノンネイティブがCVを書く場合、文法などのミスをすることがあります。

どんなにキャリアやスキルが素晴らしくても、文法のミスで読んでもらえないと合格につながりません。

特に、冠詞(a, an, the)や前置詞の使い方を間違えるケースが多く見られます。

文体や言葉遣い、表現方法などにも留意が必要です。簡潔で分かりやすい文章表現も意識しなければなりません。

不安な場合は、ネイティブチェックやアドバイザーの添削指導を検討してみましょう。

MBAのCVのチェックは繰り返し行おう

MBAのCVは合否を左右する大切な書類の1つです。フォーマットがないため、書き方に悩む人もいるでしょう。

必要事項を書き漏らさないのはもちろんのこと、簡潔で分かりやすい文章表現であることが必要です。

また、アピールポイントを盛り込むこと、ストーリーを持たせることを意識しましょう。学歴など、時系列順に書く際は新しいものから順番に書く必要があります。

内容に気を配っても、文法や文体、言葉選びなどでミスがあると、記載内容が正確に伝わらないため注意が必要です。CVを提出する際は繰り返しチェックし、ミスのないように心がけましょう。

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仕事や家事と両立しながら環境を変えずにMBAを取得できます。

応募の際に、CVの提出は必要ありません。志望動機エッセイ(Personal Statement)と職務経歴書(Resume)の提出となります。

プログラムは世界のビジネススクールの5%にしか与えられていないAACSB国際認証を受けており、高い教育品質が保証されています。

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