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フレームワークとは「枠組み」や「構造」を意味する言葉です。ビジネスにおいては、問題を解決する方法や思考法としてよく使われます。
フレームワークといっても多様な種類があり、それぞれ利用シーンや目的が異なるため、適切なものを活用することが大切です。
本記事ではビジネスでフレームワークが必要な理由に触れながら、ビジネスで使える16のフレームワークについて解説します。
目次
ビジネスでフレームワークが必要な理由
ビジネスで使えるフレームワーク16選
フレームワークの注意点
ビジネスで使えるフレームワークを学ぼう
ビジネスにおいてフレームワークは、課題や現状を俯瞰的な視点から見つめるために必要です。加えて、漏れや重複をなくすために、MECEの視点が必須です。
フレームワークは思考の筋道が決まっているため、結論に至るまでに個人的な感情に流されません。そのため、誰でも論理的思考で課題や現状を考えることが可能です。
個人の感覚に頼るのではなく、フレームワークの形に当てはめるように課題やゴールを共有できます。問題解決までのスピードが速くなり、生産性向上にも寄与するでしょう。
ビジネスで使えるフレームワークにはさまざまな種類があり、利用シーンや目的によって適切なものが異なります。
フレームワークは日々、経営コンサルタントや経営学者たちによって新たなものが生み出され、修正・改善されています。
ここでは、ビジネスで使えるもっともベーシックな16のフレームワークを以下の目的別に分けて紹介します。
適切なフレームワークを選び、最大限の効果を引き出しましょう。
経営戦略立案の際によく使うフレームワークは以下の5つです。
フレームワーク | 主な利用シーン |
SWOT分析 | 組織の内部と外部の現状把握 |
STP分析 | 参入すべき市場の明確化 |
5F分析 | 競合他社や新規参入企業など外部分析 |
PPM分析 | 事業に対する投資の決定 |
PEST分析 | 外部環境の分析 |
ここでは、5つのフレームワークについて詳しく見ていきます。
SWOT分析とは以下4つの頭文字からなる言葉です。
SWOTとは、企業の内部環境および外部環境(競合他社や市場)の要素を意味します。
組織の「強み」「弱み」「機会」「脅威」の4つの項目を検討し、組織の置かれている状況を正確に把握するために利用するものです。
STP分析では、以下3つの項目を検討します。
組織が参入する市場を明確にし、市場での立ち位置を最適化するために利用するフレームワークです。
フレームワークの活用により、市場で求められているニーズやターゲットへの効果的なアプローチ方法などを把握できます。
5F(Five Forces)分析とは、新規事業を企画する際に利用するフレームワークです。
1980年にアメリカ・ハーバード大学の教授のマイケル・ポーター氏が発表した『競争の戦略』で提唱されました。
著書には、市場は以下5つの力で構成されていると説かれています。
5つの力を検討することにより、市場の魅力度を判断できるという考え方です。
5つの力を徹底的に評価すると、市場はどの程度の収益を上げられる環境なのかを判断できるようになります。
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)分析とは、経営戦略立案の際に利用するフレームワークです。
特に複数の事業を運営する企業が、各事業にかける投資を決定する際に利用します。具体的には以下の4つの分類に分けて検討します。
分類 | 成長率 | 相対的 マーケットシェア |
今後の動き |
Star(花形) | 高 | 高 | 投資増 |
Cash Cow(金のなる木) | 低 | 高 | 利益増 |
Problem Child(問題児) | 高 | 低 | 投資増 |
Dog(負け犬) | 低 | 低 | 撤退 |
Cash Cowの事業で利益を得て、StarとProblem Childの事業に投資をする、Dogの事業は撤退を検討するという評価になります。
PEST分析とは組織内部ではなく、外部の状況を分析するために利用するフレームワークです。
以下の4つの要因を検討します。
要因 | 具体例 |
Politics(政治的要因) | ・法律、法改正、条例 ・税制 ・政権交代 など |
Economy(経済的要因) | ・経済成長 ・為替、原油、株価 など |
Society(社会的要因) | ・少子高齢化 ・宗教、教育 ・世論、流行 など |
Technology(技術的要因) | ・イノベーション ・インフラ ・特許 |
外部環境の現状はもちろん、今後のトレンドや変化も評価対象となります。
マーケティングで利用される代表的なフレームワークは以下の3つです。
フレームワーク | 主な利用シーン |
4P分析 | 包括的な市場ニーズの把握 |
3C分析 | 自社の優位性の確立 |
AIDMA | 顧客の購買工程の引き上げ |
それぞれのフレームワークの特徴や検討内容を詳しく見ていきましょう。
4P分析とは以下4つの事項を分析し、市場ニーズを包括的に把握するフレームワークです。
商品のマーケティング戦略作成に役に立ちます。
3C分析とは以下3つの視点から分析を行い、マーケティング戦略立案に利用するフレームワークです。成功要因の導き出しにも活用されます。
視点 | 分析内容 |
自社(Company) | ・組織の強みと弱み ・自社の商品およびサービスに対する評価 |
顧客(Customer) | ・ターゲットとなる顧客のイメージ ・顧客ニーズ |
競合(Competitor) | ・競合他社の強みと弱み ・競合他社の状況 ・競合他社の市場シェア ・競合他社の評価 |
競合他社と比較した場合に、自社の優位性を確立するための戦略立案にも役に立ちます。
AIDMA(アイドマ)とは、消費者の購買決定プロセスをモデル化したフレームワークです。具体的には以下5つの工程を指します。
段階 | 分類 |
認知 | Attention(認知) |
感情 | Interest(関心) |
Desire(欲求) | |
Memory(記憶) | |
行動 | Action(行動) |
各段階を分析・把握し、それぞれに対し適切な施策を打ち、顧客を次の段階へ引き上げることが可能です。
企画立案では以下2つのフレームワークを活用します。
フレームワーク | 主な利用シーン |
5W1H | 自社と顧客が対象となる場合 |
6W2H | 自社と顧客を切り離す場合 |
5W1Hでは以下の観点に沿って業務計画を考えることで、抜けのない企画を立てることが可能になります。
企画する内容によっては不要な要素があるものの、自社と顧客を対象とした実務のさまざまなシーンで活用できるフレームワークです。
6W2Hは5W1HにWhom(だれに)とHow much(いくらで)を足したフレームワークです。
5W1Hは自社と顧客を対象とするフレームワークですが、6W2Hは自社と顧客を切り離し、多角的に検討したい場合に活用します。
目標設定や達成など体制構築の際に活用される代表的なフレームワークは以下の2つです。
フレームワーク | 主な利用シーン |
PDCA | 目標の進捗確認や継続的な品質管理 |
OODA | スピード感のある意思決定 |
2つのフレームワークについて詳しく見ていきましょう。
PDCAは、Plan・Do・Check・Actionのサイクルを回すことでマネジメントの品質を高めようとするフレームワークです。
4つのサイクルの繰り返しにより、施策の精度向上を図ります。
具体的には目標の進捗確認、対応策の考案、継続的な品質管理などに活用します。
OODAとは、以下の4つのサイクルを繰り返すことを目的としたフレームワークです。
PDCAは計画を立てて行動に移します。一方で、OODAは現状が変化しないうちに実行に移すため、スピード感のある意思決定を行いたい場合に活用します。
経営・組織構築に活用する代表的なフレームワークは、OKRとMVVの2種類です。
フレームワーク | 主な利用シーン |
OKR | 企業全体と個人の目標を結びつけたいとき |
MVV | 企業と社員、社会のつながりを強化したいとき |
OKRとは、Objectives and Key Resultsの略称で、目標設定および管理に活用されるフレームワークです。
OKRでは以下2つの要素を設定します。
定期的に評価を行い効率的に目標を達成できるようになることを目的としています。目標に対する達成率は60〜70%が理想とされています。
また、設定する達成目標は個々のものではなく、企業や部署、個人と連携した内容になる点が特徴です。
そのため、OKRの実施により、企業全体で重要な課題に取り組めるようになるでしょう。
MVVとは、Mission・Vision・Valueの3つの要素で構成されるフレームワークです。
3つの要素はそれぞれ以下のような目的で策定されます。
要素 | 目的 |
Mission | 企業が社会に対し、そのような価値を与えるのか(企業の存在意義・使命) |
Vision | 企業が目指す姿、中長期的な目標 |
Value | 社員の具体的な行動指針・基準 |
MVVのMissionは企業理念、Visionは経営理念、Valueは行動指針を示す場合もあり、企業理念や経営理念と同じように使う企業も多くあります。
しかし、明確には定義されておらず、各企業によってMVVの活用方法は異なります。
OKRは企業内のつながりを、MVVは企業および社員と社会のつながりを強化する点が特徴といえるでしょう。
問題や課題解決には以下2つのフレームワークを利用します。
フレームワーク | 主な利用シーン |
MECE | 問題となる要素を把握したいとき |
ロジックツリー | 問題や解決策を可視化し、メンバーと共有したいとき |
MECEとは要素を細分化し、問題となる要素を把握するために利用するフレームワークです。
MECEは以下4つの言葉の頭文字です。
「各要素が重複せず、明確に区別されており」「全ての要素を含み、抜け漏れがない」状態を意味します。
物事を捉える際に「モレなく、ダブりなく」考えるというフレームワークです。
現在は問題・課題解決のフレームワークとして利用されているものの、もともとはマッキンゼー&カンパニーの社内用語として使われていました。
MECEを活用するための方法として以下2つが挙げられます。
方法 | 内容 |
トップダウンアプローチ | 物事の全体像を把握し、段階的に分解して考える |
ボトムアップアプローチ | 物事を構成する要素を洗い出し、グループ化して全体像を捉える |
MECEは問題・課題解決だけではなく、戦略立案や市場調査、業務改善などさまざまなビジネスシーンで活用できます。
ロジックツリーとは、問題や原因を構成している要素をツリー状に書き出し、解決方法を見つけ出すフレームワークです。
問題の可視化により、問題を構成している複雑な要素を捉えることが可能です。大きな問題から小さな問題へとより細分化しながら要素を整理していきます。
問題となる要素を整理することで、対策の必要性や問題解決方法に対するチーム内での認識を共有しやすい点が特徴です。
問題の要素を可視化できるため、チームメンバーが納得して解決方法を実行できるようになるでしょう。
ロジックツリーには4つの種類があり、それぞれ目的が異なります。
種類 | 目的 |
要素分解ツリー | 問題の要素を包括的に把握・共有する |
原因追及ツリー | 問題の根本となる原因を追及する |
問題解決ツリー | 問題を解決するための策を洗い出す |
KPIツリー | 問題解決ツリーに対し、目標を設定する (具体的な数字や日々のアクションを結びつける) |
目的に応じたツリーを使用することで、問題要素の究明から具体的な解決策の実施までを一連の流れとして把握できるようになります。
フレームワークを用いることで、戦略策定や思考の整理、問題の洗い出し、解決策の発見などが可能になります。しかし、それだけでは、企業や個人にとって利益はもたらしません。
フレームワークによって分析した結果を、実際に実行することが大切です。
実行後に新しい課題が見つかるケースも珍しくありません。
実行と見直し・改善を繰り返し行い、施策の最適化に取り組むことが必要です。
また、定期的にフレームワークの結果を分析することで現状を把握できるため、市場の変化にも柔軟に対応できるようになるでしょう。
本記事ではビジネスで使える16のフレームワークについて解説しました。
ビジネスシーンでフレームワークを活用することで、論理的思考を実践しやすくなったり、チームとしての方向性がブレることなく課題解決に取り組めます。
フレームワークにはさまざまな種類があり、分析したい内容に応じたフレームワークを活用することが大切です。
経営戦略立案やマーケティング、企画立案、体制構築など、分析したい内容や問題によって適切なフレームワークを使用しましょう。
ビジネスで使えるフレームワークを学び、効果的に実践しましょう。
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