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  • 2022/06/01公開

USCPA(米国公認会計士)の勉強法・勉強時間・難易度を解説

USCPA(米国公認会計士)の勉強法・勉強時間・難易度を解説

USCPA(米国公認会計士)の勉強は、確保できる時間を見積もり、会計の理解と英語での問題演習を組み合わせて進めます。アビタスが案内する全科目合格までの目安は、簿記2級や経理の実務経験がある方で約1,200時間、会計初学者で約1,500時間です。

現在の試験は、FAR・AUD・REGの必須3科目と、BAR・ISC・TCPから選ぶ1科目の計4科目。学習する内容と受験する科目を確認したうえで、MCQ(選択式問題)とTBS(総合問題)の両方を練習します。

この記事では、仕事と両立する週間計画、科目別の学び方、独学と予備校の選び方を解説します。必要な学習量は、会計・英語の経験や学習の進み方に応じて見積もりましょう。

監修者プロフィール

監修者のプロフィール写真

近江 千早紀

USCPAライセンス

四年生大学教育学部卒業後、2011年に政令指定都市へ入庁し、約三年半まちづくりに関する予算決算業務に従事する。
その後タイへ移住し、私立学校の運営に従事しながら2017年〜2019年までにアビタスのUSCPAプログラムを受講する。
2019年に帰国後は四大監査法人へ入所し、金融機関向けアドバイザリー部門にてGAAPコンバージョン業務や内部統制支援業務に従事。
2020年ワシントン州ライセンス取得。

目次
USCPAの勉強時間と仕事に合わせたスケジュール
USCPAの勉強を進める手順と学習環境の選び方
現行科目の勉強法と選択科目の選び方
USCPAの難易度と英語学習で押さえること
合格者の勉強法から自分の計画に取り入れる
学習計画と教材の使い方を相談する
USCPAの勉強法と勉強時間に関するよくある質問

USCPAの勉強時間と仕事に合わせたスケジュール

まずは、自分の会計経験と1週間に使える時間を確認しましょう。総時間だけを見て受験日を決めるより、平日・休日に継続できる学習枠を先に確保すると、無理のある予定に気づきやすくなります。

経験別の目安は約1200時間と約1500時間

学習を始める時点の経験全科目合格までの総学習時間の目安
簿記2級や経理の実務経験がある方約1,200時間
会計初学者約1,500時間

アビタスの学習プランに基づく目安です。講義・問題演習・復習を含めて計画を立てます。

アビタスの学習時間の目安 簿記2級や経理経験あり約1200時間 会計初学者約1500時間
会計・英語の経験や学習の進み方に応じて、必要な時間は変わります。

科目別の勉強時間と受験までの期間

科目別に確保する時間は、FARが420〜560時間、AUD・REG・選択科目が各240〜320時間を計画の出発点にできます。アビタスの標準的な受験プランを、1カ月4週・週15〜20時間で換算した計画例です。FARは英文会計入門を含み、選択科目は3科目から1科目を選びます。

アビタスの学習プランに基づく科目別の時間配分例
科目受験までの期間の目安確保する学習時間の例
FAR(英文会計入門を含む)
財務会計・財務報告
約7カ月420〜560時間
AUD
監査・証明業務
約4カ月240〜320時間
REG
米国税務・ビジネス法
約4カ月240〜320時間
BAR(選択)
ビジネス分析・報告
約4カ月240〜320時間
ISC(選択)
情報システム・統制
約4カ月240〜320時間
TCP(選択)
税務コンプライアンス・税務計画
約4カ月240〜320時間

必須3科目と選択1科目の合計は1,140〜1,520時間で、全体の目安である約1,200〜1,500時間とおおむね一致します。

講義を視聴する時間に加え、MCQ・TBSの演習と復習の時間も確保しましょう。学習開始後は、苦手な論点や英文資料の読み取りに時間を追加し、科目ごとの配分を見直します。

週15〜20時間を確保する場合の期間

1週間の学習時間1,200時間まで1,500時間まで
15時間80週100週
20時間60週75週

総時間を週の学習時間で割ると、約60〜100週、およそ1年2カ月〜1年11カ月です。出願手続きや受験日、繁忙期の休止も考慮して日程を決めましょう。

1週間の学習計画は平日と休日で分ける

アビタスは平日1.5〜2時間、土日祝に4〜5時間を目安として案内しています。例えば、次の配分なら週15.5時間です。

曜日確保する時間取り組む内容の例
月〜金1日1.5時間 × 5日=7.5時間出勤前30分で論点を確認、移動や休憩20分で復習、帰宅後40分でMCQと解説の確認
土曜4時間資料を読むTBS、計算手順の確認、苦手な論点の学び直し
日曜4時間既習範囲の演習、間違えた理由の確認、翌週の計画

繁忙期には最低限の復習枠を残し、予定を組み直します。例えば週20時間の予定が4週間だけ週10時間になると、差は40時間です。その後に週20時間へ戻すなら、単純計算で2週間分の調整が必要になります。

科目合格の期限は出願州ごとに確認する

科目合格の有効期間と起算日は出願州のルールを確認します。例えばモンタナ州では、スコア公表日から始まる30カ月の期間内に4科目へ合格する条件が示されています。学習開始からの総期間とは別の期限です。出願前に、自分の州の条件と各科目の受験・スコア公表予定を照合してください。

受験資格の詳しい条件は、州別の受験資格の解説をご覧ください。試験合格と、実務経験などを満たして申請するライセンス取得も分けて考えます。関連情報USCPA(米国公認会計士)の受験資格(各州別条件)州ごとの学位・単位要件と、受験からライセンス取得までの条件を確認できます。

近江さんからのアドバイス

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忙しい日常をこなしながら、1,200〜1,500時間もの勉強時間を確保することは容易ではありません。
アビタスでは、1トピックを約20分にまとめたスモールユニット方式®を採用しています。また、紙の教材だけではなくスマホやタブレットで学習可能なEラーニングを用意していますので、講義視聴も問題演習も場所を選ばず、スキマ時間を有効に活用することができます。

仕事と両立する学習計画を個別に相談したい方へ

USCPAの勉強を進める手順と学習環境の選び方

学習では、講義を見終えた量と、問題を解くために使える知識を分けて確認します。AICPAのBlueprintsは、試験で求められる知識・技能と代表的なタスクを示す資料です。理解と演習を往復し、知識を問題で使う練習を重ねましょう。

1 論点を理解して英語の会計用語と結び付ける

会計初学者は仕訳、財務諸表、損益とキャッシュ・フローの違いなどから確認します。日本語で内容を説明できるようになったら、英文の設問で使う用語と結び付けましょう。英文を逐語訳するだけでなく、「何を求める問題か」を短く言い換える練習も役立ちます。

2 MCQは正解の番号より判断理由を確認する

MCQを解いたら、正解の理由と他の選択肢が当てはまらない理由を確認します。誤答は「知識不足」「英文の条件の読み違い」「計算や転記のミス」に分けて記録すると、次に戻る教材や練習内容を選びやすくなります。回した周数だけで学習の完了を決めないことも大切です。

3 TBSは資料を読む手順と解答の根拠を練習する

TBSでは、複数の資料から条件や数値を拾い、計算や判断に使います。設問で求められる結果、参照する資料、根拠となる数値の順に確認しましょう。MCQの正答率が一定値へ達するまでTBSを全く解かずに待つのではなく、学んだ論点のTBSにも触れ、知識を使う場面を確かめます。

4 時間を計って解き直し本番の操作を確認する

仕上げでは、時間を決めてMCQとTBSを解き、読み取りや計算で時間がかかる箇所を見直します。AICPAの公式サンプルテストは、画面やツールの操作に慣れるために利用できます。出題範囲は、受験日に適用されるBlueprintsと照合しましょう。

独学と予備校は必要な支援で選ぶ

確認すること独学で準備する場合予備校を利用する場合
教材と改訂現行の科目・適用年に合う教材を選び、改訂を確認する対応する科目・年度と教材更新の方法を確認する
疑問と進捗解説で理解できない論点の調べ方や相談先を用意する質問対応と学習相談の範囲・利用条件を確認する
単位と出願出願州の条件を調べ、取得済み単位と照合する単位取得・出願支援で何を依頼できるか確認する

必要な単位と費用は、出願州と取得済み単位によって異なります。アビタスの単位取得プログラムなど、具体的な取得方法と条件を比べて準備しましょう。

独学を検討する方は、独学と予備校の違いの解説も参考にしてください。

近江さんからのアドバイス

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USCPAの試験を実際に勉強する時は英語ですが、日本語のテキストで勉強することでインプットにかかる時間を短縮することができます。
また、アビタスは試験対策上、重要な論点にフォーカスしたオリジナルの教材を用意していますので、試験対策に直結した知識を効率的に学習することができます。

教材と学習サポートを無料説明会で確認する

現行科目の勉強法と選択科目の選び方

必須科目はFAR・AUD・REGの3科目です。これにBAR・ISC・TCPのうち1科目を加え、計4科目に合格します。現在の出題形式はMCQとTBSで、旧BECの英文記述問題を前提にした対策とは異なります。

2026年の受験は2026年1月適用版、2027年の受験は2027年1月適用版のBlueprintsが基準です。AICPAは2027年版の改訂概要も公開しています。教材を選ぶときは、購入年だけでなく対応する試験年度と改訂案内を確認しましょう。

形式練習すること対象
MCQ 選択式問題知識・計算・判断の根拠を選択肢に当てはめる必須・選択の全科目
TBS 総合問題資料を読んで条件を整理し、計算・入力・判断を行う必須・選択の全科目

採点比率はISCがMCQ60%・TBS40%、その他の科目は50%ずつです。MCQだけに偏らず、TBSも学習計画に含めます。

FARは財務諸表と取引処理をつなげて理解する

FAR(財務会計・報告)は、財務報告、主要な貸借対照表項目、各種取引の会計処理を扱います。仕訳と数値の変化が財務諸表にどう表れるかを確認し、計算だけでなく処理の理由も説明できるようにしましょう。資料から必要な数値を拾うTBSにも取り組みます。

関連情報【2024年新試験制度対応】USCPA試験におけるFAR対策とは?FARの出題範囲と、財務会計の問題演習・復習の進め方を解説しています。

AUDは監査の目的から手続きと結論を考える

AUD(監査・証明業務)は、職業倫理、リスク評価、監査証拠、報告などを扱います。監査手続きの名称を覚えるだけでなく、何を確かめる手続きか、得た証拠からどこまで判断できるかを整理します。英文では、判断を変える条件や否定表現の読み落としも振り返りましょう。

関連情報【2024年版】USCPAのAUDの試験範囲・対策・勉強時間を紹介AUDの出題範囲、監査の考え方、学習の進め方を確認できます。

REGは適用する税法と計算の前提を確認する

REG(税法・法規)は、米国連邦税、ビジネス法、職業倫理などを扱います。課税対象、計算の基礎になる金額、個人と事業体の違いを区別して演習します。解答の数値を暗記するより、問題の条件が変わった場合に計算がどう変わるかを確認しましょう。

関連情報【2024年新試験制度対応】USCPA REGの対策を紹介!REGで学ぶ米国の税法やビジネス法、試験対策を解説しています。

BAR・ISC・TCPは学んだ内容と今後の仕事から選ぶ

選択科目学ぶ領域取り組み方の例
BAR ビジネス分析・報告ビジネス分析、応用的な会計・報告、州・地方政府会計FARで学んだ内容とのつながりを確認し、計算結果を分析・説明する
ISC 情報システム・統制情報システム、データ管理、セキュリティ、SOC業務などIT用語を、リスク・統制・保証業務の関係から理解する
TCP 税務コンプライアンス・プランニング個人・事業体の税務と税務計画などREGで学ぶ税務知識を使い、条件に応じた取扱いを確認する

関連情報選択科目BAR・ISC・TCPの学習内容を比べ、選択科目を検討できます。

これまでの会計・IT・税務の経験、興味のある仕事、教材の対応状況を比べて選びます。合格率に加え、自分の得意分野と学習内容の相性も確認しましょう。

USCPAの難易度と英語学習で押さえること

USCPAは英語で会計・監査・税務などを学び、設問の条件に応じて知識を使う試験です。英文を読むだけでなく、求められる計算や判断まで行う必要があります。会計知識と英文読解のどちらで止まっているかを分けて復習しましょう。

英語力を確かめるには、まず教材の英文と設問に触れ、会計用語、条件の読み取り、資料を処理する速さを具体的に確認します。現在はMCQ・TBSに対応する読解と解答の練習が中心です。

合格基準は各科目スコア75以上です。問題の難しさなどを考慮したスコアで、正答率75%とは異なります。

関連情報USCPA(米国公認会計士)の難易度、合格率や勉強時間などを解説!科目別の合格率や学習時間から、USCPAの難易度を詳しく確認できます。

合格者の勉強法から自分の計画に取り入れる

合格者が実践した工夫から、自分の課題に合う勉強法を探してみましょう。

現行科目を受験した合格者の例

公開体験談掲載された学習期間・合格時期参考にできる工夫
Y.Teradaさんの合格体験談学習期間1年6カ月。FAR・AUD・REG・ISCへ2025年2〜4月に合格暗記だけの勉強から、全体像と論点の理解を重視する方法へ。複数の合格者の方法を知り、自分に合う方法を試した
姚懿さんの合格体験談会計経験なし。TOEIC980点。学習期間1年1カ月。FAR・AUD・REG・TCPへ2025年7月〜2026年6月に合格平日は通勤時間や仕事後に学び、休日は復習・問題演習に取り組んだ。一つの教材を繰り返し使い、苦手分野を見直した

仕事と両立しながら復習を続けた学習方法

姚懿さんは、仕事を続けながら次のように学習時間を使い分け、教材の復習を続けました。

  • 平日は通勤時間や仕事後の時間を使い、毎日の学習を続ける。
  • 休日はまとまった時間を取り、復習や問題演習を重点的に行う。
  • 新しい教材を増やすより、一つの教材を理解できるまで繰り返す。
  • 模擬試験や問題演習の結果から苦手分野を見つけ、復習する。

学習の進め方は、姚懿さんの合格体験談で紹介しています。

近江さんからのアドバイス

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膨大な試験範囲をカバーするためには、重要な学習ポイントに絞って対策することが効率的です。
アビタスの試験対策に特化したオリジナルの教材なら、課題が明確で無駄なく学習できます。仕事と両立しながらの短期合格をサポートします。

教材と学習サポートを無料説明会で確認する

学習計画と教材の使い方を相談する

仕事と両立する計画を立てるときは、出願州、会計・英語の経験、平日と休日に使える時間を相談時に伝えると、具体的な準備を確認しやすくなります。苦手な科目が分かっている方は、教材のどこでつまずくかも整理しておきましょう。

アビタスでは、日本語教材とオンライン講義のほか、学習相談、質問対応、模擬試験、単位取得や出願手続きの支援を案内しています。5年間の受講・支援についても、質問対応の方法や各サービスの利用条件を確認してください。

講座の教材やサポート全体を知りたい方は無料説明会へ、自分の条件に合わせた計画を相談したい方は個別相談をご利用ください。

講座の概要を無料説明会で確認する

USCPAの勉強法と勉強時間に関するよくある質問

USCPAの勉強時間はどれくらいですか

アビタスの目安は、簿記2級や経理の実務経験がある方で約1,200時間、会計初学者で約1,500時間です。必要時間は経験や選択科目によって変わります。

仕事をしながら1週間に何時間勉強すればよいですか

学習プランでは週15〜20時間が一つの目安です。例えば平日1日1.5時間と土日各4時間なら週15.5時間です。繁忙期を含めて続けられる枠を決め、学習の進み方を見て予定を見直しましょう。

どの科目から勉強すればよいですか

財務会計の基礎から学びたい方はFARを起点に検討できます。自分の経験、選択科目とのつながり、受験可能時期、科目合格の期限を合わせて判断します。

出典・参考資料

制度・採点情報は2026年10月17日、学習プランと科目別資料は10月19日に確認しました。受験時には適用される年度と出願州の案内をご確認ください。

  1. AICPA:Uniform CPA Examination Blueprints(2026年1月適用):導入部、AUD・FAR・REG・BAR・ISC・TCPの各Section IntroductionとSummary Blueprint
  2. AICPA:Blueprintsと適用年の案内:2026年版・2027年版と2027年改訂概要の掲載を確認
  3. NASBA:モンタナ州の受験案内:Exam Creditの30カ月・スコア公表日起算。州の一例
  4. アビタス:学習プラン・スケジュール:経験別1,200/1,500時間、平日・休日の目安、約20分のユニット
  5. NASBA:採点とスコアの説明:75と正答率の違い、MCQとTBSの採点比率、スコア公表予定
  6. AICPA:公式サンプルテスト:ソフトウェア操作の練習用。合格可能性の判定には使わない
  7. アビタス合格者の声:Y.Teradaさん:学習期間1年6カ月、2025年4月までの合格時期、学習方法の本人談
  8. アビタス合格者の声:姚懿さん:会計経験なし、TOEIC980点、学習期間1年1カ月、FAR・AUD・REG・TCPの合格時期、本人の学習方法
  9. アビタス:安心のUSCPA学習サポート:5年間の支援、模擬試験、学習相談。各サービスの条件はリンク先
  10. アビタス:USCPAコース:日本語教材、学習の流れ、オンライン受講、カリキュラム
  11. アビタス:単位取得プログラム:不足単位の取得方法。出願州の条件との照合が必要
  12. 本記事の既存公開版:監修者プロフィール・アドバイスと合格者の回答
  13. アビタス:標準的な受験プランの図:英文会計入門を含むFARは受験まで約7カ月、選択科目・AUD・REGは各約4カ月。本文の週15〜20時間と組み合わせて計画例を算出
  14. アビタス:FAR対策:FARの出題範囲と学習方法
  15. アビタス:AUD対策:AUDの出題範囲と学習方法
  16. アビタス:REG対策:REGの出題範囲と学習方法
  17. アビタス:選択科目のカリキュラム:BAR・ISC・TCPの学習内容

合わせてお読みください