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日商簿記1級の過去問題を初めて目にした際に「受かる気がしない」と絶望してしまう人は少なくありません。
簿記1級は試験範囲が広く、2級よりも格段に難しくなります。テキストや問題集による知識だけでは歯が立たないともいわれているほどです。
また、本番の日が近づくにつれて強い不安や焦りを覚える受験者も多いことでしょう。
この記事では、簿記1級の受験学習におけるモチベーションの保ち方、効果的な学習方法について解説します。簿記1級の学習を継続して頑張りたい方は、参考にしてください。
目次
簿記1級合格のコツ①同じ状況の仲間を作る
簿記1級合格のコツ②試験本番までのスケジュールを策定する
簿記1級合格のコツ③過去問題をきちんと抑える
簿記1級合格のコツ④受験の動機を明確にする
簿記1級合格のコツ⑤独学なら資格専門校も検討
簿記1級は強い動機が重要|他資格の検討も視野に
仲間を作り共に学習する方法は「チームメイキング学習法」と呼ばれており、意欲向上が見込めます。 情報共有やモチベーション維持のためにも、可能な範囲で仲間を探してみるとよいでしょう。
簿記1級において学習仲間を作るメリットを解説します。
試験範囲の中で分からない箇所を教え合い、共有できるのが、仲間と学習する大きなメリットです。教える側もアウトプットにつながり、さらなる定着が見込めます。
簿記に限らず、どのような試験においても「情報」は重要です。仲間内で過去問題の傾向や効果的なテキスト等、有益な情報を交換できれば、わずかでも確実に合格へと近づけるでしょう。
1人で黙々と学習していると、疲労や孤独感により様々な種類のストレスが発生するため、モチベーション維持が困難になります。
仲間と共に学習し、互いに声を掛け励まし合えば心の支えとなります。 挫折しそうになった時にも相談できる仲間の存在があれば、「また頑張ろう」とモチベーションの維持や向上につながるでしょう。
半年で簿記1級取得を目指す場合においても、試験本番の日から逆算して3カ月前までには、受験科目のテキスト・問題集を一通り完了させておきましょう。
以下は試験日の3カ月前から行う具体的なスケジュール例です。
まず、過去問題から始め、実践・予想問題の順にひたすら問題集を解いていきます。その後、テキストに戻りミスした問題・苦手な問題を復習し、記憶に定着させていくといった流れで繰り返し学習することが大切です。
2カ月の間に問題集を1周終わらせるペースが目安 となります。
公開模試の受験問題・過去問題を解いていきます。自宅で受験できるWeb模試もあるため、独学で挑む方にもおすすめです。
得意科目よりも苦手科目を対策し、とにかくミスの削減に努めます。 3カ月前と同様、基礎に戻りつつ反復練習するとよいでしょう。
試験本番の直前では、応用問題よりも記憶が曖昧になりやすい基礎部分の復習が効果的 です。過去問題よりもテキストの問題を何度も解き、解説文をしっかりと読み直しましょう。
学習に使用する教材は、テキスト・問題集と3回以上ミスした苦手な問題・苦手分野をまとめたノート等に絞ると効率よく復習できます。
また、当然ですが体調管理も徹底しましょう。試験1週間前から午前6時に起床し、本番のリズムに慣れておくのがベストです。
進学受験対策に過去問題を何度も解いた経験のある方は多いのではないでしょうか。簿記1級の学習においても、過去問題の演習が非常に役立ちます。
過去問題を解く意味、簿記1級の過去問題の入手方法を解説します。
簿記1級の過去問題を解くことには、以下のような狙いがあります。
簿記1級試験の問題文は、不慣れな状態だと読解すら難しいといわれています。 過去問題を解く際は類似問題や苦手分野の対策も重要ですが、まずは問題文をよく読み、読解に慣れておきましょう。
また過去問題を解くことで、本試験の類似問題対策が可能になり、その中で苦手な部分も抽出することができます。
日本商工会議所の公式サイトにて、日商簿記検定試験1級の問題用紙が公開されています。
過去問題を探している方は、ぜひ下記サイトの「簿記1級過去問題」一覧から確認してください。
参照:日本商工会議所「商工会議所の検定試験 1級過去問題(第158回~)」
簿記1級の学習は過酷であるため、挑戦する動機が弱いと挫けやすくなります。
挫折しそうになった場合は一度初心に返り、「なぜ1級を受けようと思ったのか」という動機を思い出してみましょう。
「お金にまつわる仕事に就きたい」「昇格・昇給を目指したい」といった動機により、簿記1級取得の学習を始めた方は多いでしょう。中には「2級まで取得できたので、次は1級」となんとなく考えた方もいるかもしれません。
しかし、簿記1級の学習・取得に明確な理由がないまま挑むと、合格までの道のりは困難を極めます。そのため、強い動機を作ることが大切になります。
特に簿記2級を取得している場合、1級のほうが難しいと頭では分かっていても、つい油断してしまいがちです。学習のモチベーションを維持するためにも、しっかりとした動機づけを行いましょう。
資格の中には、簿記1級に比べれば難易度が低く、なおかつ金融関係の職にも就きやすいものが存在します。どうしても強い動機づけが難しいと感じる方は、他の資格の受験も検討してみましょう。
簿記1級以外のおすすめの資格を紹介します。
ファイナンシャルプランナー(FP)とは、個人や企業の資産設計を提案する職業です。資金計画や金融、税制などに関する知識を応用しなければならないため、簿記1級の対策に行った学習が活かせます。
FP1級の取得には、金融財政事情研究会(きんざい)での学科試験に合格したあと、金融財政事情研究会またはFP協会での実技試験を受けます。
ファイナンシャルプランナーを取得すると、銀行、証券会社等の金融関係のキャリア に活かすことができます。
参考:一般社団法人 金融財政事情研究会「複数指定試験機関方式について」
参考:日本FP協会「3級・2級FP技能検定 試験要綱」
DCプランナーは、金融機関や経営者等による年金制度についての相談を受ける職業です。「企業年金総合プランナー」とも呼ばれています。
DCプランナーの資格保有者は、年金制度や福利厚生についての知識があると見なされます。金融機関をはじめ、一般企業における人事・労務等の役職で活躍できるでしょう。
就職・転職に活かすのであれば、なるべく上級の資格取得を推奨します。しかし、1級を受験したい場合は事前に2級の取得が必要です。
ファイナンシャルプランナーの資格と併せて検討し、余裕があれば取得に臨みましょう。
USCPA(U.S. Certified Public Accountant)は、米国公認会計士の資格のことです。
受験場所はアメリカだけでなく、日本をはじめ様々な国で展開されているため、受験および資格取得のために渡米する必要はありません。
資格取得までに必要な学習時間については、簿記1級と比較した場合、USCPAのほうが約200〜500時間ほど多くなります。
しかし、英語が得意な場合は学習の負担がやや軽くなるため、簿記1級の受験より易しく感じられる可能性もあります。
USCPAの資格を取得する際、英語能力も同時に高められる点は大きなメリットです。外資系企業における経理やグローバル企業への就職といったキャリアアップにつながります。
独学でうまくいかない場合は、資格専門学校や通信講座を受けることも視野に入れましょう。
資格専門学校や通信講座では、常に最新の試験情報およびテキストが用意されています。何か変更があった場合でも最新情報が素早く得られるため、安心して学習できる点がメリットです。
独学の場合、テキスト選びや出題範囲の確認等、学習の準備段階から労力が必要となります。また、最新情報のリサーチにも時間がかかります。
簿記1級のように専門性の高い資格を取る場合、自力で全ての範囲を理解するのは難しいでしょう。
資格専門学校や通信講座では講師に質問できるため、分からない箇所に対しサポートが受けられます。つまずいた問題も効率的に対策可能です。
冒頭で学習仲間のメリットに触れましたが、資格専門学校に通学する場合は特に仲間を作りやすく、モチベーションを維持しやすい環境の下での学習が可能です。
自分と同様に頑張っている仲間が視界に入るだけで、独学よりも意欲が湧きやすいでしょう。
仲間として相談し合うだけでなく、ライバルとして切磋琢磨しつつ学習することも可能です。
簿記1級に受かる気がしないという方へ、5つのアドバイスを紹介しました。
学習に対する意欲がなかなか湧かない場合は一度初心に戻り、1級を取得する考えに至った動機を見直してみましょう。
強い動機が見つからないのであれば、他の資格に切り替えることも選択肢の1つではあります。会計知識に加え、近年需要の高い英語スキルも同時に得られるUSCPAの取得がおすすめです。
国際資格の専門校であるアビタスでは、5,000人以上のUSCPA合格者を輩出しています。
オリジナルの日本語教材で学習できるほか、サポート期間はUSCPAの標準学習期間の3倍以上の5年間あり、多くの方に安心して学んでいただいています。通学またはeラーニングをフレキシブルに選択でき、スキマ時間での学習も簡単に行えます。
合格後もエージェント機能を社内に持っているため、転職やキャリアアップをサポートしてくれます。USCPA取得を目指すなら、日本のUSCPA合格者の3人に2人が利用しているアビタスをぜひご検討ください。
アビタスでは、オンラインでUSCPAの概要や活かし方がつかめる「USCPA説明会」を行っています。USCPAに興味がある方は、まずは無料説明会にお申し込みください。
※記事に記載の内容は2022年10月時点のものを参照しています。
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