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FP&A(Financial Planning & Analysis)は、企業の財務管理と経営戦略の要となる「財務計画・分析」を意味します。
経営陣の意思決定を支える重要な役割を担い、企業の将来を左右する戦略的アドバイスを行います。
欧米では、CFO(最高財務責任者)直下の重要なポジションとして広く認知されています。近年、グローバル化が進み経済の不確実性が増す中、日本でも大手企業を中心に導入が進みつつあるセクションです。
本記事ではFP&Aの業務内容や必要なスキル、役立つ資格について分かりやすく解説します。
目次
FP&Aとは
FP&Aの主な業務
FP&Aを行うために求められる3つのスキル
FP&Aに役立つ資格・学位
FP&Aの業務を理解し、必要なスキルを知ろう
FP&A(Financial Planning & Analysis)とは、財務計画・分析を行う部門を指します。財務状況の分析や予測、経営戦略の立案などを行います。
欧米では、CFO(最高財務責任者)の下にFP&Aを置くのが一般的です。そのため、外資系企業では需要の高い業務といえます。
近年、日本でもグローバル化やデジタル化などの影響を受け、大手企業を中心にFP&Aを導入する企業が増えてきました。
例えば、NECや(株)リクルート、味の素社などではFP&Aを導入しています。人材の採用方法は企業によって異なりますが、新規募集のほか社内公募を行っている企業も見られます。
経営に対する影響力が強く、高い専門性が求められる魅力的な仕事です。今後日本でFP&Aの導入が進んだ場合、キャリアパスが広がる可能性があります。
FP&Aは企業の経営戦略を支える重要な役割を担います。財務状況の分析や予測を行い、経営方針に対する適切なアドバイスを行います。
企業の持続可能な成長と健全な財務管理確保のためには不可欠なポジションです。
具体的には、予算編成と予算管理、経営陣に対する業績報告、財務モデリングなど様々な業務があります。
ここでは、主な3つの業務内容を詳しく解説します。
FP&Aの業務として重要なのが、財務状況の分析です。企業の財務データを収集し、過去および現在の業績を詳細に分析します。
企業の財務健全性を理解し、経営陣に対して社内の現状を理解してもらうために必要です。
自社の財務諸表データや業務データだけでなく、市場動向や人口統計などの外部データを合わせることで、より詳細な分析を行います。
外部データを取り入れることで、業界トレンドや経済環境の変化が自社に与える影響を予測し、より戦略的な意思決定が見込めます。
現在の分析だけでなく、将来の財務予測もFP&Aの主な業務です。事業の方向性が正しいかどうかの判断を行い、必要に応じて軌道修正を提案します。
詳細な予測を基に、資金調達計画やリスク管理、投資判断などの経営判断を行います。
FP&Aの重要な役割の1つに、経営陣への経営方針のアドバイスがあります。財務状況の分析や予測を基に、データに基づいた意思決定をサポートします。
例えば、コスト分析を通じて効率化につながるアドバイスを行い、収益性向上を目指します。企業戦略に沿ったKPIの設定と確認を行うのもFP&Aの業務です。
経営陣はFP&Aの提案やアドバイスを基に、場合によっては経営方針の軌道修正を行います。
企業のリスクや機会を評価し、それに基づいた戦略的アドバイスを行うのもFP&Aの役割です。
また、必要に応じて新規事業への投資、M&A、事業撤退などの戦略的決定に対して財務的影響を評価し、最適な選択を導き出せるよう提案や助言を行うこともあります。
収益モデルや価格設定モデルの構築も、FP&A業務の1つです。
収益モデルでは、過去の財務データやコスト分析、市場動向を分析し売上予想を行うもので、収益予測には欠かせません。
価格設定モデルの構築では、製品やサービスの需要予測を立て、適切な価格設定を導き出します。新製品の価格設定はもちろん、既存製品の価格変更を検討する際も、シミュレーションを通じて調整を行います。
収益モデルと価格設定モデルを相互に調整しながら、最適な価格設定と収益予想を導き出すのです。
適切な価格設定は企業の収益性と競争力や長期的な事業戦略に大きな影響を与えます。市場や競合他社の動向には不確実性がつきまとうため、FP&Aの専門知識が重要な役割を果たします。
FP&Aは経営陣に対して経営方針を左右するアドバイスを与えるという重要な役割を担います。高度な専門知識と多様なスキルが求められる、やりがいのある仕事です。
FP&Aとして活躍するためには、財務の専門知識だけでなく、分析結果を効果的に伝える力や、グローバルな環境で働く能力も必要です。
ここでは、FP&Aに不可欠な3つの主要スキルについて解説します。
FP&Aに最も必要なスキルは管理会計の知見です。予算管理、原価計算、業績評価、投資判断、価格設定など、経営者の意思決定に必要な情報を提供します。
なお、管理会計の知見を活かすためには、データ分析スキルも不可欠です。
予算編成や予算管理、コスト管理と効率化向上、パフォーマンス評価、リスク分析などを行うためには双方のスキルが欠かせません。
FP&Aでは、高度なコミュニケーションスキルが不可欠です。チーム内での連携だけでなく、他部門との協力や経営陣へのアドバイスなど、様々な場面で役立ちます。
特に経営陣に対し、複雑な財務データを分かりやすく説明するためには、コミュニケーションスキルを活かしたプレゼンテーション能力も必要です。
他部門のニーズや問題点を的確に引き出す傾聴力、レポートやメールで明確に情報を伝える文章作成能力などもコミュニケーションスキルに含まれることから、重要度の高いスキルであることが分かります。
FP&Aは現在、特に外資系企業に多いこともあり、英語力が求められるケースも少なくありません。
日本企業であっても、経営層に外国籍の人がいる場合、ビジネスレベルの英語力が求められます。
また、海外の同僚や取引先とのコミュニケーションを取る時も英語力は重要です。海外企業の財務報告書の読み込みやグローバルな市場調査を行う際などにも、英語力は欠かせません。
企業によっては、読解力だけでなく、英語でのプレゼンテーションや文書作成などのスキルも必要です。
先述したように、FP&Aで働くには様々なスキルが求められます。事前に資格や学位を取得することで、必要なスキルを習得したいと考える人も多いのではないでしょうか。
資格や学位を取得することで、自分の力を客観的に証明することが可能になるため、採用面接で有利に働くことも多く見られます。
FP&Aで役立つ資格や学位について紹介します。
FP&A(経営企画スキル検定)は、米国AFPが認定しているFP&Aの国際的な資格「FPAC」の取得に向けた入門プログラムで、日本CFO協会が提供しています。
受験対象者はFP&Aの従事者のほか、FP&Aの仕事を目指す人や関連知識やスキルを学びたい人などとなります。FP&Aの経験年数については不問です。
試験では、戦略・組織・業界、予算管理、財務モデリング、財務予測、投資決定のプロセスについて出題されます。
合否判定ではなく、5段階方式で評価されます。
分野ごとの達成度合いの把握もできるため、スキルを客観的に評価できる検定試験です。キャリアアップの足掛かりや専門性の証明にも役立ちます。
参照:日本CFO協会「FP&A(経営企画スキル検定)公式サイト|FP&Aとは」
MBAは経営学の大学院修士課程を修了した人に与えられる学位のことです。
MBAプログラムでは、経営管理に役立つ多くの知識を体系的に学ぶことが可能です。
経営戦略、財務管理、マーケティング、オペレーションなどの幅広い経営知識を学ぶことで、FP&Aに欠かせない財務計画や分析能力の強化につながります。
多くのMBAプログラムでは、数多くのケーススタディを行います。実践的な問題解決能力や意思決定能力、プレゼンテーション力の向上が期待できるのも魅力です。
また、海外でMBAを取得すると語学力や異なる文化、ビジネス慣行などを理解できるため、グローバルに展開する企業でFP&A業務に就きたい人に有利に働くでしょう。
関連記事:アビタスUMassMBA「MBA(経営学修士)とは? MBAの種類やメリット・難易度を解説」
公認会計士は監査と会計の専門家です。試験範囲が広く、難易度の高い国家試験としても知られています。
公認会計士の主な業務は、財務諸表の監査、会計コンサルティング、M&Aアドバイザリーなどです。また、企業のリスク管理や内部統制強化にも精通しています。
これらの専門知識はFP&Aの業務として、財務データの分析や報告書作成を行う際に大いに役立ちます。さらに、FP&A業務として企業のリスクを評価し対応策を提案する際にも有効です。
また、公認会計士の学習で身につけた会計基準や原価計算の知識は、財務モデリングや予算策定の際にも役立ちます。
参照:日本公認会計士協会「公認会計士とは」
関連記事:アビタスUSCPA「公認会計士とはどんな仕事? 魅力や年収、他の資格との比較」
USCPAはアメリカの各州が認定する公認会計士資格です。アメリカだけにとどまらず、国際的なビジネス資格として知られています。
会計、監査、税務、法律などの分野で深い知識を持つことを証明する資格です。FP&Aの業務として欠かせない財務報告や分析において役立ちます。
また、USCPA試験は全て英語で行われる資格試験です。そのため、資格を取得することで、ビジネスレベルの英語を身につけていることを証明できます。
米国会計基準に精通していることの証明にもなるため、外資系企業でFP&Aの仕事をしたいと考えている人にとっても、有利に働くでしょう。
関連記事:アビタスUSCPA「USCPA(米国公認会計士)とは?魅力や取得後のキャリア・難易度・試験内容を詳しく解説」
FP&Aは企業の財務計画・分析を行い経営陣にアドバイスを行うのが主な業務です。経営を左右するような決断に使う資料を作成することも多く、やりがいのある仕事といえます。
外資系企業で主に導入されていましたが、日本企業においても導入する企業が増加傾向にあります。
管理会計の知見だけでなく、コミュニケーションスキルや英語力など、幅広いスキルが要求される仕事です。
FP&A(経営企画スキル検定)やUSCPAなど、必要や資格を取得することで客観的に自分のスキルを証明できます。
FP&Aへの転職・就職を考えている人は、必要なスキルを身につけるために、資格や学位の取得を検討してみましょう。
FP&Aに役立つ資格としてUSCPAを検討している方もいるでしょう。USCPAは国際的な認知度の高い資格です。グローバル企業で働きたいと考えている方にとっても有利に働きます。
アビタスでは6,700人以上のUSCPA合格者を輩出しています。日本語を用いたオリジナル教材を利用しており、英語に自信がない方でも安心して学べます。
カリキュラムの中に、英文会計入門が織り込まれている点も魅力の1つといえるでしょう。
日本在住合格者の約3人に2人はアビタス卒業生です。アビタスでは無料の説明会を実施しています。ぜひ、お気軽に説明会へご参加ください。
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