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CFOを目指すために、どのような資格を取ればよいのか気になっている人もいるでしょう。
CFOとは最高財務責任者(Chief Financial Officer)を指します。財務戦略の立案や執行を行う立場として、会計や財務の知識や経験が必要です。
CFOを目指している人の中では、USCPAという資格はCFOになるのに役立つのか考えている人もいるでしょう。本記事では、USCPAをはじめ、CFOを目指すために役立つ資格を紹介します。
CFOに興味がある、CFOを目指しているという方はぜひ参考にしてください。
目次
USCPA(米国公認会計士)とは
USCPAがCFOを目指すのに役立つ理由
USCPA取得で目指せるCFO以外のキャリア
USCPA以外でCFOになるために役立つ資格とは?
USCPAの取得はCFOを目指すのに役に立つ!
USCPAとはアメリカ各州が認定する公認会計士資格です。試験は英語で行われますが、日本でも受験できます。
USCPAを取得すると、アメリカだけでなくカナダ、オーストラリア、スコットランドなど、相互承認協定を結んでいる国々でも必要な研修などを受けることでその国の会計士と同じ業務が行えます。
そのため、取得すると「キャリアアップにつながる」「グローバルなキャリアにつながる」などのメリットがあります。
会計・監査などの仕事がしたい人やグローバルに働きたい人にとって魅力の高い資格です。
USCPAについて詳しく知りたい人は、下記の関連記事もご確認ください。
関連記事:アビタス「USCPAとは?魅力や取得後のキャリア・難易度・試験内容を詳しく解説」
USCPAを取得するということは、会計・財務などの専門知識が身についていることと、一定レベルのビジネス英語を身につけているという証明になります。
CFOは、ビジネス英語力、財務・会計の専門知識の両方が必要になる立場ですので、USCPA取得で得られることがそのまま役立つと言えるでしょう。
なぜUSCPAがCFOを目指すのに役に立つのか、さらに詳しく解説します。
USCPAを取得すると、会計や財務、税務、監査などの幅広い専門知識が身につきます。
事業拡大に関する予算配分、コスト削減の洗い出しなど、財務戦略の立案や遂行のために会計・財務の専門知識はCFOにとって必須といえるでしょう。
次でさらに詳しく、CFOとUSCPAで必要なスキルについて解説していきます。
CFOは主に企業の財務会計を担当する立場です。
企業会計においては、自社の資金の出入りを把握するだけでなく、グループ会社や取引先、ライバル企業などの会計状況も把握する必要があるでしょう。
そのため、日本の簿記だけでなく米国会計基準や国際会計基準(International Financial Reporting Standards:IFRS)で作成された財務諸表を読みこなすスキルが求められます。
ファイナンスにおいては、健全な経営遂行や収益性の分析などが求められます。必要に応じて予算配分やコスト削減業務などのスキルも必要です。
USCPAの試験では、財務会計や関連法規だけでなく、監査業務、証明業務、ITや経済学、ファイナンスなどの幅広い知識が問われます。
戦略立案やオペレーションについても学ぶ必要があり、ビジネス倫理や職業責任も試験問題の範囲です。
さらに、アメリカ連邦税法に関する知識も学ばなければなりません。アメリカの納税申告書の作成方法などについても学びます。
USCPAの出題範囲は幅が広いため、会計・財務で必要な専門性の高いスキルが学べます。
USCPAは全て英語で行われる試験です。そのため、取得すると一定レベルのビジネス英語を身につけている証明になります。
次にCFOに必要なビジネス英語のスキルと、USCPAで学べる英語のスキルを解説します。
CFOは、英語圏の企業とビジネスを行う機会が考えられます。
グローバル化が進んでいる今、海外の投資家からの資金調達が必要となる場面は大いに考えられます。海外の企業からM&Aを持ちかけられることもあるでしょう。
そのような場合には、ネイティブスピーカーを相手にビジネス上の取引ができるレベルの英語力が欠かせません。
また、英語の財務諸表を読み解く場合にもビジネス英語力は必要です。
USCPAの試験は全て英語で出題されます。受験者は限られた時間の中で、多くの英文を読み問題を解かなければなりません。
そのため、USCPAを取得することは、国際基準の英語スキルを身につけていることの証となります。
例えば、TOEIC®で高得点を所持している場合は、オフィス内などで日常に利用するビジネス英語が身についていることの証明となるでしょう。
一方、USCPAはオフィス内の日常会話ではなく、会計・監査・税務などの業務を遂行する際に必要となる専門英語を身につけていることが証明できます。
関連記事:アビタスについてはこちら
USCPAの取得で目指せるのはCFOだけではありません。ここでは、CFO以外のキャリアについて紹介します。
実際にUSCPAを取得した人の、主な就職・転職先は下記の通りです。
BIG4監査法人などの大手監査法人、国際税務部門のある税理士法人、国際的なビジネスコンサルティングを行っているコンサルティング会社など、幅広い就職先が挙がっています。
より詳しく知りたい方は、こちらの関連記事を参考にしてください。
関連記事:アビタス「転職市場のUSCPA(米国公認会計士)の価値は?主な就職・転職先」
CFOの主な仕事は、資金調達や財務戦略、上場に関する実務など、会社の時期や状況によりさまざまです。
多くの人を束ねる、交渉するなどの機会も多く、コミュニケーションスキルも求められる仕事といえるでしょう。
いずれの場合でも、経理や財務・監査に関する知識やスキルが欠かせません。
ここでは、CFOを目指す際に役立つ、USCPA以外の資格について見ていきましょう。
FASS検定は、日本CFO協会が実施・運営している経理・財務分野を試験範囲とした検定試験です。
FASS検定では、資産・決算・税務・資金の4つの分野ごとに、A~Eの5段階評価が設定されており、実務で身に付けた現在のスキルを客観的に見ることができます。
合否はなく、800点満点の総合点から自分がどのレベルか、得意分野はどこなのかを把握することができる検定試験です。
CFOは経理・財務分野に精通している必要があるため、FASS検定を受けることで自分の能力を見つめ直すことができるでしょう。
参照:経済産業省 経理・財務人材育成事業 公式サイト「FASS検定|検定の概要」
CFO資格とは、企業の経営・財務分野における専門知識を身につけていることを証明できる資格です。
CFOの資格認定試験は以下の4つのコースに分かれています。
資格 | 概要 |
---|---|
MBAコース ジェネラルCFO |
MBAファイナンスコースのコア知識を身につけていることを証明する |
国際コース グローバルCFO |
グローバル企業の財務に必要な知識を幅広く身につけていることを証明する |
上級コース プロフェッショナルCFO |
企業財務に関する多様な課題を解決できる専門知識を身につけていることを証明する |
基本コース スタンダードCFO |
経済産業省の「経理・財務サービス・スキルスタンダード」に完全に準拠している |
なお、CFO資格認定を受けるには、日本CFO協会に個人会員として入会しなければなりません。
CFO資格を取得することで、コーポレートファイナンスの基礎から経営計画の実施に至るまで、CFOに必要な知識があることを証明できるでしょう。
参照:一般社団法人日本CFO協会「JACFOの活動|CFO資格認定」
公認会計士は1948年以来、公認会計士・監査審査会が毎年実施している、日本の国家資格です。合格率はおよそ10%前後で、弁護士・医師と並び、難易度の高い試験といわれています。
資格を取得すると独占業務である「監査または証明」をはじめ、会計・税務(ただし税理士登録が必要)・コンサルティングなどに関する幅広い業務を行うことが可能です。
税務や会計・監査の知識があるため、CFOとして活躍できる資格といえます。公認会計士が企業の財務部長などを経てCFOになるというケースもあります。
参照:日本公認会計士協会「公認会計士とは|公認会計士試験について 」
CFOは資金調達・財務戦略などを行う役職です。場合によっては株式市場への上場準備やM&Aに関する業務を行うこともあるでしょう。
海外の人と英語で商談することも少なくありません。
CFOを目指すのに、会計・監査・財務・経済学・IT・税務などの幅広い知識だけでなく、ビジネス英語のスキルが身につくUSCPAの資格取得が役に立ちます。
特に、海外関連のビジネスが多いグローバル企業でCFOを目指す方は、USCPAの取得を検討してみてはいかがでしょうか。
USCPAの取得を目指すなら、アビタスを検討してみましょう。
オリジナルテキストの日本語教材で勉強できるため、英語力に自信がなくても勉強を進めることができます。
プログラムには英文会計入門の講義が含まれており、これまで全く簿記や会計の知識がない方でも安心して学習に取り組めます。
USCPAの日本在住合格者の約3人に2人はアビタス卒業生です。無料の説明会を行っていますので、USCPAに興味のある方はぜひお気軽にご参加ください。
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