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  • 2024/10/04公開

MBA受講者、入学希望者必見!キャリア戦略にも有効なSWOT分析を解説

MBA受講者、入学希望者必見!キャリア戦略にも有効なSWOT分析を解説

今回は、経営に役立つさまざまな分析ツールの中でも、特に有名な「SWOT分析」について解説します。

SWOT分析が広く知られている理由としては、その分かりやすさや有用性が挙げられます。MBA受講者や入学希望者にとっても役立つ内容を、一般的な解説からさらに一歩踏み込んでお届けします。

目次
SWOT分析とは?基本概念と重要性
SWOT分析を学ぶシーン
SWOT分析のステップ
具体的な戦略、施策、アクションプランへの落とし込み
SWOT分析の活用例
様々なシーンで使えるSWOT分析

SWOT分析とは?基本概念と重要性

SWOT分析は、「強み (Strengths)」「弱み (Weaknesses)」「機会 (Opportunities)」「脅威 (Threats)」を体系的に分析するフレームワークです。企業や個人が直面する内部および外部環境を包括的に捉え、戦略的な意思決定を支援するための有効な手法です。

まず、内部環境の「強み」と「弱み」を明確化し、次に、外部環境における「機会」と「脅威」を把握することで、限られた経営資源の最適な活用方法や潜在的なリスクへの対応策を検討できます。これにより、企業や個人は、競争優位の基盤を構築し、持続的な成長を実現することが可能となります。

SWOT分析を学ぶシーン

前述の通り、SWOT分析は、その分かりやすさと有用性から、経営に役立つツールとして広く活用されています。経営関連の書籍でも頻繁に登場し、MBAプログラムでも必須のテーマと言えるでしょう。

アビタスのUMass MBAプログラムでも、マーケティング科目(基礎課程:Marketing Fundamentals)でSWOT分析が取り上げられ、受講者はこの手法を深く理解し、実務で活用するためのスキルを習得することができます。

SWOT分析のステップ

SWOT分析を行うための具体的な手順を紹介します。まず、外部環境を分析し、「機会」と「脅威」を特定します。このプロセスでは、政治・経済的、業界トレンド、競合の動向など、企業の外部に影響を与える要因を考慮します。

次に、内部環境を評価し、企業や個人の「強み」と「弱み」を洗い出します。このプロセスでは、経営資源、ブランド力、顧客基盤、技術的な優位性などの内的要因に焦点を当てます。最終的に、これらの要素を統合して分析することで、効果的な自社の戦略を策定することができます。

外部環境の分析

SWOT分析の外部環境分析は、企業や個人が置かれている外的要因を幅広く評価するプロセスです。まず、政治的動向や法律・規制の変化は、企業活動に直接影響を与える重要な要素です。次に、人口動態や社会不安の広がりといった社会的トレンドも、ビジネスの機会やリスクを形成します。さらに、経済状況の変化、例えば為替や金利の動向、技術革新の進展、競合他社の戦略的動きなど、業界全体の変化も分析に含まれます。

これら外部要因を総合的に理解することで、企業や個人は、市場の機会を活かしつつ、脅威に対して効果的な対応策を講じることができ、持続可能な成長を支える戦略立案が可能となります。

内部環境の分析

SWOT分析の内部環境分析は、企業や個人の内部資源や能力を評価することで、競争優位性を理解し、適切な戦略を策定するための基盤を築きます。例えば、ブランドイメージや強固な顧客基盤、営業部隊の能力は、企業の強みとなり得ます。また、技術力やノウハウ、特許の保有、人材のスキルと多様性も重要な資源です。これらに加え、経営資源としての人材、設備、資金や、販売チャネル、物流体制など、企業のバリューチェーン全体を評価し、強みや弱みを明確にします。

外部環境分析と内部環境分析の例を参考に記載しておきます。

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具体的な戦略、施策、アクションプランへの落とし込み

SWOT分析で現状の分析が出来たら、次は、クロスSWOT分析へ進みます。これまでの分析結果を元に、今後の具体的な戦略およびアクションプランへの落とし込みを行っていきます。

クロスSWOT分析とは

クロスSWOT分析は、SWOT分析をさらに発展させた分析手法になります。内部要因(強み・弱み)と外部要因(機会・脅威)を組み合わせて具体的な戦略やアクションプランを導き出す手法です。ポイントは、以下の4つの戦略を明確化するところにあります。

・強みを活かしてチャンスをしっかりと掴む(SO戦略)

・抱えている弱みを改善、克服して新たなチャンスを広げる(WO戦略)

・想定されるリスク、脅威を、強みを活かして最小化する(ST戦略)

・リスク、脅威の最大化を避けるための方策を行う(WT戦略)

クロスSWOT分析をマトリクスで表現すると以下のようになります。

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SWOT分析の活用例

様々なシーン、ケースにおいて活用できるSWOT分析ですが、今回は、MBA受講者、入学希望者が自身のキャリア戦略やアクションプランを立てる際の有効な例として、SWOT分析、クロスSWOT分析を適用してみます。

MBA受講者、入学希望者のSWOT分析

強み (Strengths)

・MBAプログラムを卒業までやり切る気持ちは固まっている(高いモチベーションがある)

・家族の理解があり、仕事、プライベートとの両立が可能

・自身の専門領域(例:会計、IT、マーケティング)に関連する科目は取り組みやすい

・MBAプログラムの受講費用の準備は目途が立っている

弱み (Weaknesses)

・会計領域の知識がないため、授業の理解や課題の提出に時間がかかる可能性がある

・新しい分野の学習は時間がかかる傾向がある

・一人で黙々と学習するスタイルは向いていない

機会 (Opportunities)

・海外MBA取得により転職や昇進のチャンスが増加(AACSB認証プログラムへの参加)

・在校生、卒業生との交流会を通じて、国内外のビジネスネットワークを広げられる

・オンラインでの受講が可能なプログラムがある

・プレ講座を利用できる(英文会計、英語ライティング、ファイナンス、など)

・学費の支払いは柔軟な選択肢(一括納入、分割納入)が準備されている

脅威 (Threats)

・為替レートの変動により、学費がさらに高騰するリスク

・会社、家庭の環境が変化し、学習を継続できなくなるリスク

・経済状況や業界の変化により、MBA取得後のキャリアアップが予想通りに進まないリスク

MBA受講者、入学希望者のクロスSWOT分析

強み × 機会(SO戦略)

※強みを活かしてチャンスをしっかりと掴む

・高いモチベーションと家族の理解を活かし、オンライン受講の柔軟性を最大限に利用することで、仕事やプライベートとの両立を図りながらMBAを取得する

・プレ講座を活用して新しい分野の理解を事前に深め、専門領域に関連する科目は効率的にこなし、全体の学習をスムーズに進める

・柔軟な支払い方法を活用し、為替リスクに対して備える

強み × 脅威(WO戦略)

※抱えている弱みを改善、克服して新たなチャンスを広げる

・高いモチベーションと家族の理解を利用して、会社や家庭環境の変化に備え、学習時間を計画的に確保することで、学習の中断を防ぐ

・専門領域に関連するスキルを強化することで、経済状況や業界の変化に対応し、MBA取得後のキャリアアップを確実にする

弱み × 機会(ST戦略)

※想定されるリスク、脅威を、強みを活かして最小化する

・会計領域の知識不足に対して、英文会計やファイナンスのプレ講座を活用し、学習を補強する

・在校生との交流を活用して、一人学習の苦手さを補う(ディスカッションの場を設けるなど)

・新しい分野の学習に時間がかかる点を補うため、プレ講座を早めに受講し理解を深めておく

弱み × 脅威(WT戦略)

※想定されるリスク、脅威を、強みを活かして最小化する

・新しい分野の学習に時間がかかることに備えて、学習スケジュールを早めに立て、家族の協力を得て計画的に学習を進める

・為替リスクや経済状況の変化に対応するため、費用対効果を意識した学費管理や、割引プログラムの活用を検討し、予測外の負担に備える

様々なシーンで使えるSWOT分析

今回は「MBA受講者・入学希望者必見!キャリア戦略にも有効なSWOT分析を解説」というテーマでお話ししましたが、いかがでしたでしょうか?SWOT分析の基本からクロスSWOT分析への応用、さらにMBA受講者や入学希望者向けのキャリア戦略における具体的な事例まで紹介しました。

ぜひ、ご自身の業務にSWOT分析を取り入れ、またMBA取得に向けた戦略を、クロスSWOT分析を活用して立案してみてください。きっと今後のキャリアに大きな一歩を踏み出す助けになるでしょう。

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