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観光MBAとは観光産業をリードする経営人材を育成するための経営大学院(ビジネススクール)のプログラムです。
経営学の基本科目に加え、観光ビジネスに関する科目で構成されているのが特徴です。
すでに観光業界で働いている人がキャリアアップのために目指すのはもちろん、他業界からの転職希望者や起業志望者、留学生など、幅広い層から人気があります。
本記事では、観光MBAのプログラム内容や取得できる日本の経営大学院について紹介します。
目次
観光MBAとは
観光MBAで学べること
観光MBAでの人材育成
観光MBAが学べる大学院・ビジネススクール
観光MBAが学べるその他教育機関
観光MBAを取得して観光産業で活躍しよう
観光MBAが取得できる経営大学院では、観光業界で活躍する経営人材の育成を目的としたプログラムを提供しています。
経営学の基本科目に加え、観光ビジネスに特化した科目で構成されており、観光経営を体系的に習得できます。
日本においては、観光庁が観光産業をリードする経営人材育成政策の1つとして、2019年に一橋大学と京都大学でスタートしました。
背景として、観光庁のページにある観光立国というテーマがあります。
インバウンド需要に見られるように、日本経済に大きなインパクトを与えると同時に、オーバーツーリズムなど、行政と一体となって取り組むべき課題もあります。こうした事情をビジネスの観点から理解することが観光MBAに求められているといえます。
参考:観光庁「観光人材育成事業|その他の人材政策|観光MBA」
観光MBAが取得できる経営大学院では、観光ビジネスに特化した専門知識とマネジメントスキルが学べます。主な例を紹介します。
科目 | カリキュラム例 |
経営学の基本科目 | ・マーケティング ・財務会計 ・人的資源管理 ・経営戦略 ・組織行動論 |
観光産業特化科目 | ・観光経営論 ・ホスピタリティマネジメント ・サービスマネジメント ・観光システム論 |
グローバル視点の科目 | ・国際観光マーケティング ・国際ホスピタリティ経営 |
その他、観光産業の発展と観光保護の両立を目指すサステナブルツーリズムや、観光行政の視点を身につけることができる観光政策などが学べるスクールもあります。
座学だけでなく、ケーススタディやフィールドワーク、インターンシップなどを通じて実践的な学びを得られるのも特徴です。
観光MBAが取得できる経営大学院では、特に次の3つの目的に重点が置かれています。
1つ目は、観光産業をリードする経営人材の育成です。経営の基礎と観光産業特有の経営手法を体系的に教えているのが特徴です。
また、グローバルな視野で観光客を受け入れるためにも、国内だけでなく国際競争力のある観光ビジネスを創出できる人材育成に力を入れています。
2つ目は、観光の中核を担う人材の育成です。ホテルや旅館の支配人や旅行会社の企画担当者をはじめとした観光の中核を担う人材は、観光サービスの品質や収益性を左右する重要な役割を担っています。
そのため、観光MBAが取得できる経営大学院では、これらの人材に必要な専門知識やマネジメントスキル、リーダーシップの育成に力を入れています。
3つ目は、地域観光産業の即戦力になる実践的人材の育成です。地域の観光資源や文化に対し深い知識を持ち、観光まちづくりや観光政策に深い理解を持つ人材を指します。
地域の観光関連企業や自治体と連携し、実践的なプロジェクトに取り組むことで、このような人材の育成に努めています。
参考:観光庁「観光産業における人材育成をはじめとした課題と今後の対応について」
日本で観光MBAが取得できる主な大学院には次のものがあります。
詳しく見ていきましょう。
一橋大学大学院経営管理プログラム内の『ホスピタリティ・マネジメント・プログラム』を修了すると、観光MBAを取得できます。
ホスピタリティ産業や観光産業に精通した実務家が講義を行うのが特徴です。
2年間を通じ、少人数で構成されたワークショップと呼ばれるゼミ形式の専用クラスに所属します。
2025年の定員は1期、2期合わせて10人、出願資格として3年以上の実務経験が必要です。入学金として282,000円、授業料として年間642,960円がかかります。
※2024年11月現在、アビタス調べ。
参考:一橋大学大学院経営管理プログラム「プログラム|ホスピタリティ・マネジメント・プログラムの特徴」
京都大学経営管理大学院観光経営科学コースは、観光都市である京都に開講されているプログラムです。修了すると、観光MBAを取得できます。
観光経営学、サービスビジネスモデル、おもてなし経営論やサービス経営論などを総合的に学ぶカリキュラムです。
標準修業年限は2年間で、基礎科目、専門科目、実務科目、発展科目で構成されています。
なお、このプログラムは現在募集を停止しています。
※2024年11月現在、アビタス調べ
京都大学経営管理大学院では、2025年度入学者より、現在のプログラムを発展・再編させた新プログラムを適用予定ですが、詳細は大学院Webページをご確認ください。
参考:京都大学経営管理大学院「京都大学経営管理大学院観光経営科学コース(略称観光MBA)」
立命館大学大学院経営管理研究科観光マネジメント専攻は、マネジメントと観光産業の知識やスキルを習得できる専攻です。修了すると、観光MBAを取得できます。
標準修業年限は2年間です。経営戦略などのコア科目の他、観光企業経営などの専門性を深める選択科目、課題解決型のプロジェクトを展開する演習科目、現場で問題発見力を磨く実習科目があります。
定員は40人、2025年度入学者の入学金は200,000円、授業料は年間1,349,800円です。
※2024年11月現在、アビタス調べ
この他にも、観光について学べてMBAを取得できる教育機関があります。
京都情報大学院大学応用情報技術研究科では、専門分野の科目に観光ITがあります。例えば、観光IT概論、観光ビジネス概論、観光デザイン、観光ITインターンシップなどの科目があり、観光について様々な角度から学ぶことが可能です。
※2024年11月現在、アビタス調べ
立教大学大学院ビジネスデザイン研究科では、科目の中に観光に関するものが複数あります。例えば、観光地域経済論、観光経営研究などの科目があり、観光についての学びを深めることが可能です。
※2024年11月現在、アビタス調べ
両校とも、観光MBAのみに特化しているわけではありませんが、MBAを取得する際に観光についても学びたいと考えている人は検討してみてもよいでしょう。
参考:京都情報大学院大学「カリキュラム|専門分野|観光IT」
参考:立教大学「立教大学大学院ビジネスデザイン研究科」
日本には、世界に誇る観光資源が数多くあります。
観光産業をリードする人材になりたいと考えている人にとって、観光MBAが取得できる経営大学院は有効な選択肢の1つです。経営に欠かせない知識やスキルの習得に加え、観光についての深い学びが得られます。
教授や学生、卒業生、インターンシップ先などで観光産業に携わる人と交流する機会が数多く得られるのもメリットです。
自分の将来の目的を明確にした上で、最も合った経営大学院を選択しましょう。
観光MBAの取得を考えている方の中には、「海外のMBAプログラムにも興味があるけど海外留学は難しい」と考えている方もいるでしょう。
国際資格の専門校であるアビタス(東京)が提供している「マサチューセッツ大学(UMass)MBAプログラム」は、日本の自宅からオンラインでMBA学位の取得が可能です。
仕事や家庭と両立しながらMBAを取得したいと考えている方におすすめのプログラムです。
観光業界でのキャリアアップを目指す方にとって、グローバルなマネジメントの知識やスキル、ビジネスレベルの語学力は大きな武器となるでしょう。国際的な環境で学ぶことで、グローバルな人脈形成も期待できます。
アビタスでは無料のオンライン説明会と体験講義を実施しています。興味のある人はお気軽にお問い合わせください。
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