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  • 2024/10/30公開
  • 2024/10/30更新

日商ビジネス英語検定とは?英検との違いや取得のメリットまで解説

日商ビジネス英語検定とは?英検との違いや取得のメリットまで解説

日商ビジネス英語検定とは、日本商工会議所・各地商工会議所が主催しているビジネス英語の検定試験です。

2023年度に大幅にリニューアルされ、スピーキングやリスニングといった実践的なコミュニケーションスキルも評価対象となりました。

本記事では、日商ビジネス英語検定の概要や特徴、英検との違い、取得のメリットについて分かりやすく解説します。

目次
日商ビジネス英語検定とは
日商ビジネス英語検定の難易度
日商ビジネス英語検定の特徴
日商ビジネス英語検定と英検の違い
日商ビジネス英語検定のメリット
合わせて取りたいおすすめの資格
グローバル時代に向けて日商ビジネス英語検定を取得しよう

日商ビジネス英語検定とは

日商ビジネス検定とはビジネス英語の検定試験で、日本商工会議所が主催しています。英語によるビジネスコミュニケーション能力の評価を目的としています。

従来は1級~3級の級制度が導入されていましたが、2023年度に大幅にリニューアルされ、スコア形式の試験に変更されています。

項目 概要
受験者 受験資格なし
出題範囲・出題数 ビジネスコミュニケーションに必要な英語力
出題数60問(試験時間30分)
出題形式 スピーキング
リスニング(択一式)
リーディング(択一式)
判定方法 300点満点:得点に応じて3段階で評価
試験日(2024年度) 2024年7月7日(日)
2024年11月10日(日)
2025年3月2日(日)
受験料・試験会場 受験料:6,600円(税込)
試験会場:自宅等(IBT方式)

各項目について、詳しく紹介します。

参照:日本商工会議所・各地商工会議所「商工会議所の検定試験|日商ビジネス英語」

受験者

日商ビジネス英語検定を受けるために特別な資格は必要ありません。

受験者の傾向としては、就職前に英語を使ったビジネスコミュニケーションスキルを習得したい学生や高度な英語力を身につけたいビジネスパーソンが多く見られます。

また、外資系企業への就職や転職を目指し、ビジネス英語コミュニケーション能力を客観的に証明したいと考える人も利用しています。

出題範囲・出題数

日商ビジネス英語検定では、実際のビジネスの場面で求められる「即答力」を重視しています。試験時間は30分、出題数は60問です。

試験では、ビジネスシーンでの的確な応答力、スモールトーク(世間話や気軽なジョークなど)のスキル、文化・哲学・歴史などの背景を理解し引用する力、交渉力、時事問題の活用力などが問われます。

どれもビジネスを円滑に進めていくために欠かせない能力です。スピーキング、リスニング、リーディング問題が出題されます。

参照:日本商工会議所・各地商工会議所「日商ビジネス英語検定を「知る」(試験概要)」

出題形式

出題形式は次の3つです。

  • スピーキング(発話)
  • リスニング(択一式)
  • リーディング(択一式)

スピーキング問題では、英文が書かれており出題者は語りかけるように発話することが求められます。リスニングとリーディングの問題は、択一式で出題されます。

公式サイトで各サンプル問題が公開されていますので、確認してみましょう。

参照:日本商工会議所・各地商工会議所「日商ビジネス英語検定サンプル問題 2023年5月」

判定方法

以前は1~3級と級別に区分されていましたが、2023年度のリニューアル以降は、合格・不合格ではなくスコア制が導入されました。

試験は300点満点で、得点に応じて3段階でレベルが判定されます。

点数 評価
240~300点 ビジネスにおける洗練されたコミュニケーション力がある
150~235点 ビジネスにおける実践的なコミュニケーション力がある
80~145点 ビジネスにおける基本的なコミュニケーション力がある

受験者は、自分の英語レベルにかかわらず同一の試験を受け、スコアによって判定を受けることとなります。

試験日

試験は年に3度行われており、今年度の試験日は次の3日です。

試験日 申込受付期間(予定)
2024年7月7日(日) 終了
2024年11月10日(日) 9月20日正午~10月21日(予定)
2025年3月2日(日) 1月10日正午~2月10日(予定)

大幅な変更がなければ、来年度以降も年3回、7月、11月、3月に実施されると考えられます。申込受付期間は1カ月ほどに設定されているので、忘れないように申し込みましょう。

詳細は、公式サイトで確認してください。

参照:日本商工会議所・各地商工会議所「商工会議所の検定試験|日商ビジネス英語」

受験料・試験会場

受験料は税込6,600円です。支払方法はクレジットカード払いまたはコンビニ決済のいずれかから選択できます。

リニューアル後の日商ビジネス英語検定を初めて受験する場合は、初回登録が必要です。日商ビジネス英語検定の公式サイトから、「日商ビジネス英語検定専用サイト」へアクセスし、登録、申込み、支払方法の選択を行います。

試験はインターネットを利用したIBT方式です。そのため、試験会場は自宅や職場、あるいは学校などとなり、パソコンやタブレットを使って受験します。

日商ビジネス英語検定の難易度

リニューアル以降の日商ビジネス英語検定の難易度は公表されていません。そこで、参考までに以前の難易度を紹介します。

なお、旧試験の際も合格率は非公開のため、あくまでも参考値として見てください。

TOIEC®スコア 英検
3級 600~630点 準2級~2級
2級 650~700点 2級
1級 750~800点 準1級~1級

日商ビジネス英語検定では、ビジネスシーンで使える英語に特化した内容が出題されます。

これには、一般企業で日常的に使用される会話や交渉、プレゼンテーションを想定した問題が含まれます。また、企画書、契約書、報告書などのビジネス文書を読解する力も必要です。

さらに、スピーキングでは、なめらかで分かりやすい発話が求められます。

日商ビジネス英語検定の特徴

日商ビジネス英語検定は、ビジネスシーンに特化し、実践的な英語力を評価する点が特徴です。2023年度に大幅にリニューアルされ、IBT方式が導入されました。

それぞれの特徴について、詳しく解説します。

実践的な英語力の評価

ビジネスシーンでは、上司や同僚、顧客、取引先との英語のやりとりなどで即答力が求められることは少なくありません。

プレゼン資料を英語で作成する際は時間をかけることができますが、実際のプレゼンテーションで相手の質問を理解して即答できなければ、商談を成功につなげるのは難しいでしょう。

また、日常会話で英語圏の文化や歴史的背景に基づいた話題が出た際は、内容を適切に理解する力が必要です。

日商ビジネス英語検定では、交渉力、スモールトーク、時事問題に基づいたビジネストークなど、幅広い知識を必要とする実践的な英語力がスコア形式で評価されます。

IBT方式の導入

日商ビジネス英語検定は、インターネットで受験できるIBT方式を導入しています。受験者はパソコンやタブレットと通信環境を整えることで、自宅や職場、学校などからの受験が可能です。

試験会場が遠いなどの問題を気にせず、慣れた環境で受験できるのが特徴です。

ただし、受験者はブラウザやOS、通信環境、カメラ、スピーカー、マイクなどの基本スペックを自分で整えなければなりません。

公式サイトには受験環境を確認するページが設けられています。受験予定の人は申込み前に、当日利用する端末で確認しておきましょう。

参照:日本商工会議所・各地商工会議所「日商ビジネス英語|日商ビジネス英語検定を『受験する』(受験方法)」
参照:日本商工会議所・各地商工会議所「日商ビジネス英語検定試験「受験環境の確認」ガイダンス」

日商ビジネス英語検定と英検の違い

日商ビジネス英語検定と英検(実用英語技能検定)、どちらを受けるか迷っている人もいるでしょう。

日商ビジネス英語検定はビジネスシーンに特化した検定です。一方で、英検は一般的な英語力を幅広く評価する試験です。

2つの検定試験の違いについて、詳しく見ていきましょう。

目的と評価の観点の違い

日商ビジネス英語検定は、ビジネスシーンでの英語力を評価する試験です。

実務的なコミュニケーション能力に重点を置いており、国際的なビジネスシーンでの即答力や状況対応力を重視しています。迅速かつ正確なコミュニケーション能力が評価ポイントとなります。

一方で、英検は一般的な英語力を総合的に評価する試験です。

日常生活や公共の場面でのやりとりを想定しています。総合的な言語スキルが重視され、幅広いテーマに対応する力が求められます。

試験内容の違い

どちらの検定試験でも、リーディング、リスニング、スピーキングの4つのスキルを測定する問題が出題されます。

日商ビジネス英語検定では、ビジネス文書や海外取引実務に関する問題が多く出題され、試験時間30分に対し60問が出題される形式です。全ての受験者が同一の試験を受けます。

英検の試験内容は級ごとに異なり、3級以上では面接形式のスピーキング試験が導入されているのが特徴です。日商ビジネス英語検定には、面接試験はありません。

参照:英検「3級の過去問・試験内容」

等級設定の違い

日商ビジネス英語検定は、300点満点のスコア制を採用しており、得点に応じて3段階の評価が行われます。一方、英検は7つのレベルで等級が設定されています。

日商ビジネス英語検定 英検
  • 240~300点

  • 150~235点

  • 80~145点
  • 1級
  • 準1級
  • 2級
  • 準2級
  • 3級
  • 4級
  • 5級

英検では、受験者が自身の英語力に適したレベルを選択して受験します。

受験者層の違い

日商ビジネス英語検定は、外資系企業での活躍を考える学生や社会人が主な受験者層です。

国際的なビジネス環境での英語力の評価と客観的な証明を目的としており、昇進や転職、キャリアアップを目指す人も多く利用しています。

一方、英検は認知度が高く、学生から社会人まで幅広い層の人が受験しているのが特徴です。

小学生から高校生まで成績向上や進学のために受験するケースも多く見られます。学習の進捗を測る指標として、多くの英語学習者から支持されています。

日商ビジネス英語検定のメリット

日商ビジネス英語検定は、ビジネスシーンで必要な英語力を評価するための試験です。特に、ビジネス文書作成や海外取引実務に関する英語力が重視されています。

そのため、実務に直結した能力を客観的に証明できる点がメリットです。

リーディング、リスニング、スピーキングの4つのスキルを総合的に評価します。グローバル化が進む中、使えるビジネス英語力を持つ人として評価されるため、就職や転職に有利に働きます。

また、2023年度からは等級ではなくスコア形式の評価が導入されており、より詳細な能力評価が可能となった点もメリットです。

合わせて取りたいおすすめの資格

日商ビジネス英語検定は、ビジネスの場で使える英語力を持つ人として評価される資格です。ビジネスパーソンとして、様々な角度から自分の持つ能力を客観的に証明したいと考えている人は少なくありません。

ここでは、日商ビジネス英語検定とともに合わせて取りたいおすすめの資格を3つ紹介します。

日商簿記検定

日商簿記検定は、日商ビジネス英語検定と同様に、日本商工会議所・各地商工会議所が主催している検定試験です。

簿記の知識は経理部門の人に限らず、ビジネスパーソンにとっても重要です。損益計算書や貸借対照表の読み解き方を学ぶと、企業の経営成績や財務状態を把握するためのスキルが身につきます。

簿記の知識のない人でも3級から始めることで、無理なく簿記の知識を学ぶことができるでしょう。

日商ビジネス英語検定とあわせて取得することで、英語力と簿記の知識があることを証明できます。

TOEIC®

TOEIC®は国際的に広く認知されている試験です。社会的な信頼性が高く、グローバルな評価基準として評価されています。

日商ビジネス英語検定はビジネスシーンに特化した内容であるのに対し、TOEIC®はビジネス関連以外にも日常生活や一般的な社会生活に関する問題が含まれるのが特徴です。

日商ビジネス英語検定とあわせてTOEIC®で高得点を取ることで、ビジネスシーンに加えてさらに幅広い英語力があることを客観的に証明できます。

USCPA(米国公認会計士)

USCPAはアメリカの各州が認定する公認会計士資格です。日本をはじめ、世界の様々な国で受験できます。国際的な認知度が高く、グローバルに活躍したい人に人気の高い資格です。

財務会計、監査、企業経営、税務などの幅広い専門知識が習得できます。試験は全て英語で行われるため、会計・財務・監査に特化した専門的な英語力が身につくのも特徴です。

日商ビジネス英語検定とあわせて取得することで、ビジネス英語力と専門的な会計知識を兼ね備えていることを証明できます。

関連記事:アビタス「USCPA(米国公認会計士)とは?魅力や取得後のキャリア・難易度・試験内容を詳しく解説」

グローバル時代に向けて日商ビジネス英語検定を取得しよう

日商ビジネス英語検定は、ビジネスシーンに特化した英語力を客観的に証明できる検定試験です。

受験資格は不問で誰でも受験できます。特に、グローバルな企業で働きたいと考えている学生や社会人に人気です。

リーディング、リスニング、スピーキングと4つのスキルを測定する試験です。2023年度からはIBT方式を導入しており、自宅での受験が可能になりました。

300点満点のスコア形式となっており、自分のスキルが3段階で評価されます。

グローバルに活躍したいと考えている人は、日商ビジネス英語検定の受験を検討してみましょう。

USCPAの合格を目指すならアビタスで

グローバルに活躍したいと考えている方に人気の資格として、USCPAも挙げられます。

ビジネスで通用する英語力に加え、会計や財務についての高度な専門知識を習得していることを証明できる資格だからです。

国際資格の専門校であるアビタスでは、6,700人以上のUSCPA合格者を輩出しています。

会計初学者や英語力に不安な方も安心して取り組めるよう、オリジナルの日本語テキストを使用しています。

日本在住合格者の約3人に2人はアビタス卒業生です。USCPAの合格を目指すならアビタスの利用を検討してみましょう。

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