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  • 2023/04/17公開
  • 2024/08/06更新

銀行員のスキルアップにUSCPAが役立つ?その他のおすすめ資格も紹介

銀行員のスキルアップにUSCPAが役立つ?その他のおすすめ資格も紹介

「銀行員はスキルアップするべきだろうか」

「USCPAについてよく聞くが、銀行員に役に立つ資格だろうか」

そのような悩みを抱えている銀行員の方も多いのではないでしょうか。

銀行員として働き続ける場合はもちろん、銀行を辞めて転職を検討している方にとっても、資格取得によるスキルアップは有効です。

本記事ではUSCPAをはじめとした、銀行員がスキルアップするために有効な資格を紹介しますのでぜひ参考にしてください。

目次
銀行員にスキルアップが必要といわれる理由
銀行員のスキルアップにおすすめの資格
銀行員にUSCPAが特におすすめな3つの理由
銀行員でUSCPAを取得した人の声
銀行員として働きながらUSCPA取得を目指すなら予備校がおすすめ

銀行員にスキルアップが必要といわれる理由

銀行員にスキルアップが必要といわれている理由について解説します。

現在は、電子化によりキャッシュレス決済や取引のデジタル化が進んでおり、銀行の店舗への来店客が減少しています。

加えて、長引く低金利の影響で金融機関の収益は減少傾向にあります。そのため、店舗の削減や地方銀行の統廃合が進んでいます。

こうした銀行の人員削減が続く中で、銀行員として働き続けるためだけでなく、転職してキャリアチェンジするといった時のためにもスキルアップは欠かせません。

銀行員として昇進や年収アップを狙っていくためには、専門知識を身に着け様々な商材を提案・販売できる人材になる必要があります。また、昇進していく上で業務上身につけなければならない知識もあるため、銀行員として働き続けていく場合にも、スキルアップが必要といえるでしょう。

また、2022年に厚生労働省が発表した「雇用動向調査」によると、2021年度の金融業・保険業の離職率は9.3%です。

同じく厚生労働省の「新規学卒就職者の離職状況」によると、2019年に卒業、金融業・保険業に就職し、3年以内に離職した人の割合は次の通りです。

  • 新規高卒就職者:29.5%
  • 新規大卒就職者:25.1%

このように、銀行員を含む金融業・保険業の新卒離職率は20%を超えています。約4人に1人が3年以内に離職しており、第二新卒として新たな仕事を見つけるためにも、スキルアップが必要といえるでしょう。

参照:厚生労働省「-令和3年雇用動向調査結果の概況-」
参照:厚生労働省「プレスリリース|新規学卒就職者の離職状況を公表します」

銀行員のスキルアップにおすすめの資格

銀行員のスキルアップにおすすめの資格は以下です。

資格 概要
宅地建物取引士 不動産取引時の重要事項説明など、独占業務が行える国家資格
中小企業診断士 中小企業に対して経営コンサルタントなどを行える国家資格
証券アナリスト 証券分析、財務分析などが専門。証券会社などの金融機関などで高く評価される民間資格
税理士 税務代理や税務書類の作成などの独占業務が行える国家資格
公認会計士 監査業務が行える唯一の国家資格
USCPA(米国公認会計士) グローバルなキャリアにつながる。アメリカ各州が認定する公認会計士資格

資格により方向性や難易度は異なります。自分が身につけたい分野や転職先の職業、将来独立したいかどうかなど、総合的に検討した上で自分に合った資格を取得するとよいでしょう。

それぞれの資格を詳しく見ていきましょう。

宅地建物取引士

宅地建物取引士(宅建)とは、不動産取引の際に欠かせない次の3つの業務を独占で行える国家資格です。

  • 契約前の重要事項説明
  • 重要事項説明書(35条書面)への記名押印
  • 契約書(37条書面)への記名押印

銀行員は住宅ローンの融資業務を担当する際、担保動産の評価などを行うため、宅建で得た知識が役立ちます。

また、不動産業を営む会社は5人に1人(事務所ごとに判定)は専任の宅地建物取引士を置かなければなりません。そのため、不動産業界に転職を考えている方にとっても、役立つ資格です。

中小企業診断士

中小企業診断士は、資格を取る過程で、企業経営やコンサルティングに関する知識が身につく国家資格です。

銀行員として中小企業への融資担当となることもあるでしょう。その際に、財務会計だけでなく、企業経営に関する理論や企業の問題点・改善点などを把握・診断するという中小企業診断士としての知識が利用できます。

さらに、中小企業診断士として独立・開業できるのはもちろん、コンサルティング会社などへ転職したい場合にも役立ちます。

銀行員として働き続けたい方だけでなく、独立や転職を検討している方にとっても役立つ資格の1つです。

証券アナリスト

証券分析・財務分析・経済に関する高度な知識を持つのが証券アナリストです。財務諸表分析、投資リスク分析、経済の概念の把握をはじめとして、実務で役立つ知識が身につきます。

証券会社や投資銀行などでは高く評価される資格です。そのため、今後も銀行あるいは金融関係の仕事を続けたいと考えている方におすすめの資格といえます。

なお、それ以外の業界ではあまり高い評価は見込めません。近い将来、金融業界以外への転職を考えている方は別の資格を検討するのがよいでしょう。

税理士

税理士は税務のプロフェッショナルであり、税務代理や税務書類の作成などの独占業務が行える国家資格です。

銀行員の業務の中では、特に法人への融資業務を担当した場合に、税理士の資格取得で身につけた財務諸表や決算処理に関する知識が役立ちます。

資格を活かし、顧客の税務相談に応じられる点も他の銀行員との差別化や自身の強みに繋がります。

また、将来的には独立したい、税理士として独立・開業したいと考えている方は早めに取得を検討したい資格です。

公認会計士

会計分野の最高峰といわれている資格が公認会計士です。監査業務が行える唯一の国家資格です。

公認会計士になると財務情報の正確性がチェックできるようになるため、銀行員として法人融資業務を行う際に役立ちます。

なお、公認会計士登録をする際は監査等の実務経験が2年間以上必要ですが、銀行員としての経験は登録要件を満たす場合が多い点でも有利な資格といえるでしょう。

公認会計士として独立・開業したい方にとってはもちろん、大手監査法人などへの転職を検討している方にもおすすめの資格です。

USCPA(米国公認会計士)

USCPAはアメリカの公認会計士資格です。試験は全て英語で行われますが、日本でも受験が可能です。

USCPAの知識を身につけると、外資系企業の決算書が読めるようになります。また、米国債を扱う際も、USCPAで得た知識が役立ちます。

転職を検討している方にとってもUSCPAは有用です。投資銀行や監査法人、外資系企業など、さまざまな業界への転職が有利になるためです。

グローバルなキャリア形成を考えている銀行員におすすめの資格といえます。

銀行員にUSCPAが特におすすめな3つの理由

銀行員におすすめの資格はいろいろとあるため、どれを選択すればよいか頭を悩ませる方もいるでしょう。

既に将来の目標が決まっている方は、それに沿った資格を選択しましょう。

今後グローバルに活躍したい方や、資格取得の際に銀行で学んだ知識を活かしたいと考えている方には、USCPAを取得することをおすすめします。

数ある資格の中でも特にUSCPAを銀行員におすすめする理由を3つ解説します。

銀行で学んだ知識をUSCPAの学習に活かせる

USCPAの取得のためには、会計学、ファイナンス、IT、法規、監査など多くの知識を身につけなければなりません。

銀行員であれば、日々の業務で会計やファイナンスなど、USCPAの取得に欠かせない知識に触れていることもあるでしょう。

そのため、会計の知識が必要なUSCPAの学習にスムーズに取りかかれることが予想されます。

現在身につけている知識を活かせる点で、USCPAはおすすめの資格です。

海外駐在のチャンスができる

銀行員は海外支店がある銀行で働いている場合、海外駐在のチャンスがある職業です。

一般に銀行員の海外駐在は長いキャリアがないとチャンスがなかなか巡ってこないといわれています。

しかし、USCPAを持っていれば、会計や財務、監査などに関する知識と一定程度のビジネス英語力を兼ね備えていることの証明となります。そのため、若いうちから海外駐在員を任される可能性が高まります。

また、銀行を辞めた後、海外で働きたい方にもUSCPAは有利に働きます。USCPAはアメリカだけでなく世界で広く知られている資格です。

USCPAを取得していると就労ビザの申請にもプラスに働く傾向にある点でも有利な資格といえるでしょう。

銀行員経験+USCPAという市場価値ができる

先述したように、低金利の長期化や電子化の促進などで銀行の店舗は縮小傾向にあります。そのため、将来的に早期退職や配置転換をすすめられる可能性が考えられます。

銀行員を辞めるにせよ続けるにせよ、今後のキャリアのために自分自身の市場価値を高めておくことが大切です。

転職する場合、銀行員の経験とUSCPAとをかけあわせることで、より年収の高い業界へ転職できる可能性が高まります。

  • 金融業界(投資銀行、M&A仲介業など)
  • コンサルティング業界(監査法人など)
  • 外資系企業

上記の業界では求人の際の必要な経験・スキルとして「金融業界での経験」「USCPA」を掲げているところが少なくありません。

銀行員時代にUSCPAを取得しておくと、銀行退職直後からUSCPAを活かした転職が可能になります。

関連記事:アビタスについてはこちら

銀行員でUSCPAを取得した人の声

USCPA予備校のアビタスでは、銀行員時代にUSCPAを取得し、その後の転職に活かした方や、業務が多忙になっていた時期に資格取得を始め、無事合格したという方もいます。

2名の方の、資格取得を目指した理由や学習と通じて得たメリットなどを紹介しますので、参考にしてください。

地方銀行から、大手監査法人に転職できた

SHINJOさんは、地方銀行で働いていた時にキャリア変更を決意してUSCPA取得を目指しました。

銀行員の業務にはやりがいを感じていたものの、一般的な業務しかしてこなかったため、キャリア変更の際に不利になるのではないかとも感じていました。他の人から「先生」と敬われている会計士を目の当たりにし、自分も尊敬される存在になりたいと考え、USCPAを選択されました。

資格取得後は、地方銀行から大手監査法人へと転職されました。監査法人で働く中で、さらに新たな資格を取得するという目的もできたそうです。

銀行員として働きながらのUSCPA取得に挑むのは苦労したが、諦めずに粘り強く取り組んだことで合格を勝ち取ったとのことです。

SHINJOさんのように、「今の仕事に満足していない」「専門性の高い資格を取ってキャリアアップしたい」と考えている方にとって、USCPAは適した資格といえるでしょう。

参照:アビタス「SHINJOさん|合格者の声」

転職面接においてUSCPAを取得していることが評価された

大古哲さんは、仕事をしながら難易度の高い英語資格を取得することが自身の成功体験になると考えてUSCPA取得を目指されました。

日系メガバンクの本部部署で勤務されていた時に、プロフェッショナルとして体系的な知識を身につけたいと考えたことも資格の取得目的の1つでした。

当初は転職を意識しての資格取得ではなかったのですが、資格取得後の転職活動では資格が評価されたとのことです。

転職の面接時には、単にUSCPAの資格名だけを伝えるのではなく、「なぜUSCPAを取得しようと思ったのか」「資格をどのように今後の実務に活かしていくか」といった観点で話をされ、結果的に採用されたようです。

このように、現時点では転職を考えていなくても、USCPAを取得しておけば、いざという時に役に立つでしょう。

参照:アビタス「大古哲さん|合格者の声」

銀行員として働きながらUSCPA取得を目指すなら予備校がおすすめ

本記事では、銀行員がスキルアップするためにおすすめの資格を6つ紹介しました。

  • 宅地建物取引士
  • 中小企業診断士
  • 証券アナリスト
  • 税理士
  • 公認会計士
  • USCPA(米国公認会計士)

なかでもUSCPAは「銀行員で培った知識を活かせる」「グローバル時代に活用できる資格」「銀行員の経歴と組み合わせることで転職時に強みとなる」などの理由で、おすすめの資格といえます。

転職しようと思い立った際に、既に資格を取っている場合と、銀行を辞めた後に資格取得の勉強を始める場合では、心理面・金銭面での余裕がまるで違います。

しかし、銀行員の仕事は忙しく「なかなか勉強時間を捻出できない」「独学だとつい勉強をサボってしまう」と頭を悩ませる方も大勢見られます。

銀行員として働きながらUSCPAの取得を目指すのであれば、効率よく計画的に勉強を進めることができる、予備校の利用を検討してみましょう。

USCPA(米国公認会計士)合格を目指すならアビタスで!

USCPAの合格を目指すなら、専門予備校のアビタスがおすすめです。USCPA日本在住合格者の約3人に2人はアビタスの卒業生です。

アビタスのオリジナル教材は日本のビジネスパーソンの短期合格を目的として作成されています。教材は日本語で作られているので、英語で勉強するよりも速く正確に理解できます。

英語で行われる本試験に備え、各トピックに日本語に英語を併記する形で詳細な解説を加えているのも特徴です。

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アビタスでは無料の説明会を実施しています。USCPAの取得に興味のある方は、ぜひお気軽にご参加ください。

まずは無料の説明会にご参加ください。

※記事に記載の内容は2023年4月時点のものを参照しています。

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