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金融業務のプロフェッショナルとして、「証券アナリスト」という資格について聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。名前は聞いたことがあるものの、具体的な資格の内容等について詳しい方は少ないかもしれません。また、「証券アナリスト資格は取っても意味がない」といったネガティブな声も耳にします。それは果たして事実なのでしょうか。
当記事では証券アナリスト資格とは何か、資格取得のメリット等もあわせて解説をします。
目次
証券アナリストとは?
証券アナリスト資格試験について
証券アナリスト資格取得のメリット
証券アナリストは取っても意味がない?意味がないと言われる理由と実情について
証券アナリスト資格を有効活用できるキャリアは?
証券アナリストからの次のキャリアアップはどうすれば良い?
証券アナリストは金融のプロフェッショナルの証。更なるキャリアアップにはUSCPAがおすすめ!
証券アナリストとは、主に証券会社や運用会社等の金融機関で、企業や産業の経済状況を調査・分析し、投資判断のための情報を提供する職種です。主な業務としては以下のようなものがあります。
・企業や産業の業績や動向、決算情報を収集・分析する
・分析結果に基づき、投資に置ける将来のリスクとリターンを予測し、投資対象として価値があるか判断をする
・分析結果を調査レポートとしてまとめて対外的に公表をする
職業情報提供サイトのjobtagによると、証券アナリストの平均年収は947.6万円(平均年齢40.7歳)となっており、非常に高い年収となっています。
関連リンク:職業情報提供サイト jobtag
一証券アナリストには資格試験が存在しており、概要は以下の通りとなっています。
証券アナリスト資格試験は、1次試験と2次試験があり、それぞれ以下の通りとなっています。
1次試験では6つの分野が3つの科目に分けられており、全ての科目での合格が必須です。全科目の合格が必要であるため、得意科目を作るというより、満遍なく学習を行い苦手科目を作らないことが合格のポイントです。
試験科目 | 出題分野 |
---|---|
Ⅰ | 証券分析とポートフォリオ・マネジメント |
Ⅱ | 財務分析、コーポレート・ファイナンス |
Ⅲ | 市場と経済の分析、数量分析と確率・統計、職業倫理・行為基準 |
2次試験では1次試験と異なり、設問ごとの配点に差があるため配点の高い分野の対策をより多く行うといったように、戦略的に学習を進める必要があります。また、1次試験と比較して応用的な内容が問われます。
試験科目 | 出題分野 |
---|---|
午前試験(180点)9:30~12:30 | ・証券分析とポートフォリオ・マネジメント ・財務分析 ・コーポレート・ファイナンス ・市場と経済の分析 ・数量分析と確率・統計 ・職業倫理・行為基準 |
午後試験(180点)13:45~16:45 | ・証券分析とポートフォリオ・マネジメント ・財務分析 ・コーポレート・ファイナンス ・市場と経済の分析 ・市場と経済の分析 ・数量分析と確率・統計 |
1次試験、2次試験あわせて400~600時間の学習時間が必要と言われています。公認会計士や弁護士といった最難関資格よりは大きく難易度が下がりますが、必要な学習時間は簿記2級程度であるため、比較的難易度の高い資格であると言えるでしょう。また、1次試験は春(4月)と秋(9月)の年2回、2次試験は6月の年1回の開催となっています。
証券アナリスト資格取得によるメリットはどのようなものがあるでしょうか。
まず、実務に直結するファイナンス関連の知識を身につけることができます。前述の通り、証券アナリスト試験においては、財務分析やコーポレート・ファイナンス、証券分析といったファイナンスに関する基礎的な知識を幅広く学習します。これらの知識は実務に直結するもので、金融業界だけでなく、事業会社の経理や財務、IR部門といったように幅広い業界で活かすことができます。
また、証券アナリスト資格取得により、ファイナンス分野の専門性を一定程度証明することができるため、就職や転職で有利に働くケースもあります。結果的に、年収アップの可能性も期待できます。
ここまで、証券アナリストの概要や資格取得のメリットを解説しました。証券アナリスト資格には大きなメリットがあるように思える一方、「証券アナリスト資格は取っても意味がない」というような声も耳にすることがあります。それはなぜでしょうか。
理由の1つとしてまず、公認会計士や弁護士等と違って、独占業務がない点が挙げられると思います。確かに、証券アナリストの業務は証券アナリスト資格がなくとも行えるため、証券アナリストの業務は独占業務ではありません。そのため、資格を取っても取っていなくてもどの道同じ仕事ができるので意味がない、と言われているようです。
しかし、前述した通り、証券アナリストにはファイナンスに関する専門的な知識が必要であり、その土台となる基本的な知識を証券アナリスト資格取得により学習することができます。もちろん、資格取得することなしに業務経験から知識を得ることも出来ますが、まずは資格で土台となる知識があった方が、効率的に業務経験を自身の血肉とすることができるでしょう。
また、他の理由として、難易度がそこまで高くないため資格取得によるアピールとしては弱い、という点も考えられます。しかしながら、上述の通り証券アナリスト業務を行う上でのメリットは非常に大きく、難易度が低くアピールするには弱いという理由だけで、証券アナリスト資格の価値が軽んじられる理由にはならないでしょう。
証券アナリスト資格は、ファイナンスに関連する知識を幅広く得ることができ、必ずしも金融機関のみで有効活用できるわけではなく、幅広い業界・職種で活用が見込まれます。主に、以下の業界・職種で有効活用できることが見込まれます。
・銀行をはじめとした金融機関
・事業会社のファイナンス部門(特に経理・財務)や経営企画
・金融コンサルティング、M&Aコンサルティング等
証券アナリストとして資格を取得し、着実に業務経験を積んだ方の中には、更なるキャリアアップをどうすれば良いか、気になる方も多いことでしょう。
キャリアアップの1つとして、外資系企業等、さらに年収を上げることができる企業への転職も有効であると言えるでしょう。特に外資系企業ではジョブ型採用(職種別採用)であるため、専門性の明確なアピールが有効になります。外資系企業は日系企業と比較して給与水準も高いため、大幅な年収アップも期待できます。
外資系企業についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:外資系企業とは?給与や勤務体系等、日系企業との相違点やどのような人に向いているかを解説
また、証券アナリスト資格を取得する人は、金融機関勤務や事業会社のファイナンス部門勤務の方が多いため、さらにファイナンス分野の専門性を高めるためにUSCPA(米国公認会計士)の取得もおすすめです。別の資格を追加で取得することで、更なるキャリアパスの広がりを実現することができます。
米国公認会計士についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
関連記事:USCPAとは?魅力や取得後のキャリア・難易度・試験内容を詳しく解説
ここまで、証券アナリスト資格のメリット等について、解説をしました。「取っても意味がない」といった声も耳にしますが、そもそも業界によっては取得がほぼ必須であるケースも多く、ファイナンスに関する基礎的な知識の習得や一定の専門性のアピールに繋がるため、メリットが多いことは明白でしょう。また、証券アナリストで得た知識等を活かして、更なる資格取得を目指し、専門性に広がりを持たせることも可能で、キャリアの自由度が広がります。
証券アナリストから次につなげる資格としては、USCPAがおすすめです。USCPAであれば無理のない範囲での学習で合格が可能です。税理士や日本の公認会計士といった最難関資格の取得は困難を極めますが、USCPAは多忙な社会人でも無理なく学習・取得が可能です。また、会計だけでなく英語力も身につくため、会計だけでなく英語もできる人材としてアピールすることができ、自身の市場価値をより高めることができます。
日系企業と比較して、外資系企業ではUSCPAのニーズが非常に高く、証券アナリスト資格取得を皮切りに、将来外資系企業への転職を考えている方には特におすすめの資格です。
国際資格の専門校であるアビタスでは、6,800人以上のUSCPA合格者を輩出しています。日本在住合格者の78.5%はアビタス卒業生です。
さらに会計初学者や英語力に不安な方でも学習できるように、オリジナルの日本語教材を使用しています。
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